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2014/04/19

4月19日(土) セマナサンタ最後のミサそして再誕


こんにちは。
ご訪問本当にありがとうございます。

昨日は夏の様なお天気だったんですが、本日は曇り、そして気温も落ちてきました。


左の奥はロンダ方面


右の奥はジブラルタル方面





今夜はセマナサンタ最後の宗教行列です。というか、イエスキリストが復活して、その像を若者が担いで村を駆け巡るんです。

その前に教会でミサが夜の12時からありました。


村に来てから一度もセマナサンタのミサに行ったことがないので、今夜は行くことにしました。

12時前に教会に行き、席についていると、教会の照明が消され、少しのロウソクの火だけになりました。そして大きな教会の扉が開き、神父さんが、教会に響く声で歌いながら入って来て、祭壇に向かって歩き出しました。

そしてミサの始まりです。

私は照明が暗くなると、眠気が襲うんです。

家のテレビで映画を観る時など、明かりを消すと5分持ちません。

なので、暗くなった教会でなんとか寝ないように必死でした。

そして神父さんのお話やら歌やらあり、随分してから、いきなり教会の照明が点き、一瞬目の前が何も見えなくなりました。

その後も、歌があったり、お話があったり、また5月にある、コミュニオンという子供たちの宗教行事の説明があったりしました。

そしてミサが終わったのは、なんと午前2時です。

村の人に、セマナサンタのミサはいつもこんなに長いのか尋ねたら、普通は1時間くらいだそうです。

神父さんは、新任の神父さんで、気合が入っていたんでしょうか。

村の神父さんは、コルテス周辺の村の神父さんも兼任しているので、セマナサンタの間、ミサを沢山したそうで、喉がかれて、声がこれ以上出ない、なんてこともおっしゃっていました。

ちょっと冗談も言う、若い楽しい神父さんです。

ミサが終わってから、最後の御神輿がでました。

これは若い子たちが担ぎ、村中を駆け巡るんです。

イエスキリストが再誕した喜びを表すものです。

村を駆け巡った後は、教会の前で、ホッとチョコレートが配られました。これがイースターチョコの始まりなんでしょうか。

夜中の3時にホットチョコは太るな~なんて思いながら、縁起ものですので、美味しく頂かせていただきました。


これで、一連のセマナサンタの行事は終了です。

今年は数年ぶりに雨が降らず、全ての宗教行列が行われ、村人みんな喜んでいることでしょう。

私も全部見ることができ、また、ビデオも撮れて、とっても嬉しいです。(^^)/


最後までお読みいただきありがとうございます。


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2 件のコメント:

  1. 大団円ですね〜。
    御神輿は物語形式というか、キリストの受難から再誕までを町を劇場にして復元してるんですね……。それを何百年も繰り返してるんだ。なるほど、全世代にわたって同じ体験を共有できるわけで、しぜんと神様中心のコミュニティが出来ていくんですね〜。
    とくにキリストが十字架に架けられて、聖母マリアの嘆く御神輿のあとに喪服の女性がついて歩くのをみると、現実との混じり具合にびっくりしました。
    男の人が信じる道に従って死んでしまい、若くて美しい母親が泣くという場面はなんとも艶かしいと言うか、人生観に影響与えて当然だなあと思います。
    いままでイースターには興味なかったけれど、クリスマス以上に重要なお祭りなんだなあと解りました。
    動画、解説をありがとうございました☆

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    1. 森亘旦さん、

      コメントありがとうございます。

      私もスペインに来るまでイースターの意味をあまり知りませんでした。

      日本ではイースターの祝日というのはないですが、以前住んでいた香港では祝日で大型連休になる為、その時はどこに旅行に行こうか、ということをいつも考えていました。

      ですので、イースター=楽しい連休、でした。

      村に来て、この宗教行列の御神輿を見て初めて、イエスキリストの物語が実感でき、宗教行事だったんだって知りました。

      そしておっしゃる通り、こういう行事を通して、村人が、またこの村を故郷としている方々が戻ってきて、結束していくんですね。

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