夜中に雨が降ったようで、朝起きると山にはきれいに雲がかかっていました。低いところまで雲が降りてきて、いつもとは少し違う景色です。
今日はウォーキンググループの人たちが、ガウシン村の辺りから2、3時間ほど歩く予定になっていました。私も参加しようかと思っていたのですが、朝起きると仕事が入っていたため、今回はやめることにしました。
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| ガウシンは右側 |
それに、雨は上がる予報とはいえ、山道は足元が悪そうです。風邪もほぼ治ったものの、まだ少し鼻声が残っています。
先週も皆さんは良いコースを歩いたそうですが、その時は風邪でまったく参加できませんでした。二週続けて見送るのは残念ですが、せっかく治ってきたところで、また体調を崩したくありません。
そこで、いつもの村の散歩コースを歩くことにしました。
目的の一つは、山まで降りてきた雲を見ることです。雨上がりの山は、晴れた日とはまったく違った姿を見せます。
道沿いの落ち葉も、雨に濡れたせいでしょうか。茶色がいつもより濃く、しっとりとしてきれいでした。
オリーブの実にも、ようやく少し色がついてきています。
オリーブの木をたくさん持っている友人がいるのですが、以前、今年の出来を聞いたところ、
「雨が少ないから、実が大きくならないのよ」
と言っていました。
雨が降れば、これからどこまで実が膨らむのでしょう。そんな話もしました。
この数日は黄色警報が出ていましたが、幸い私の住む村では激しい雨にはなりませんでした。短時間に一気に降るような雨ではなく、ゆっくり地面へ染み込んでいくような雨でした。
乾いていた土地にとっては、こういう雨の方がありがたいのでしょう。
そんな雨上がりの景色を眺めながら歩いた日でしたが、その一方で、近くでは雨とは別の怖さを感じる事故が起きていました。
私はこの周辺で山火事や道路、断水など何か大きな出来事があると情報が入るようにしているのですが、そこで初めて知りました。
前日の19日、ベナオハン付近の道路で岩が落下し、走行中の車を直撃する事故があったというのです。
ベナオハンは、私の村から車で25分ほどのところにあります。
村から川沿いにあるベナオハン駅の方へ下っていく道路があり、そこを通ってロンダ方面へ向かいます。岩壁が迫る山道で、ロッククライミングをしている人を見かけることもある場所です。
その道路で崖から岩が落ち、車に当たったそうです。残念ながら運転していた方が亡くなり、同乗者も負傷したとのことでした。
この辺りに住んでいると、道路への落石そのものはまったく珍しい出来事ではありません。
山肌には大きな岩が露出している場所が多く、ときどき道路に大きな岩が落ちている写真が地元の人たちの間で回ってくることがあります。
私の村からベナオハンへ向かう道にも、同じような場所が何か所もあります。
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| 散歩道にも岩があります。 |
とはいえ、これまで私が知る限りでは、落ちてきた岩が走行中の車を直撃し、命にかかわる事故になるという話はほとんど聞いたことがありませんでした。
今回事故が起きた道路は、ベナオハンだけでなく、近くのモンテハケや私の住むコルテス・デ・ラ・フロンテラからロンダ方面へ向かう人たちも利用します。
山に囲まれたこの地域では、目的地まで行く道を自由に何本も選べるわけではありません。結局、皆が同じような山道を利用することになります。
私自身も最近、
「そろそろロンダへ行かなければ」
と思っていたところでした。
急ぎではないものの、ロンダへ行った時に済ませたい用事がいくつかあります。「行こう、行こう」と思いながら、ずっと先延ばしにしていました。
ところが、こういう事故を聞いてしまうと、今度は少し怖くなります。
では列車で行けばいいかというと、現在は以前のように列車が走っておらず、代替バスを利用することになります。そして、そのバスも結局は同じ山道を走ります。
車でもバスでも、通る道は同じです。
普段は見慣れてしまっている山道ですが、こうした事故が起こると、岩壁のすぐ横を走っていることを改めて意識します。
雨上がりの山は美しく、雲のかかった景色を眺めながら歩く時間は好きです。その一方で、山の中で暮らすということは、こうした自然の厳しさとも隣り合わせなのだと感じた一日でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。









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