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悲しみに涙するマリア像 |
14日木曜日の夜10時半前、夜の宗教行列(プロセシオン)がとり行われました。
教会から最初に運び出されるのは、十字架を背負ったイエスキリスト像です。
この神輿に乗っている像は、聖書の物語になっています。
昨日は手を縛られて連行される像で、今夜は十字架を背負って歩かされている像です。そして明日は十字架にかけられている像がでます。
次に聖人の像が2基続きます。一基は女性だけが背負った神輿です。昔は女性は背負わなかったのですが、現在では女性も背負うようになりました。
私がコルテス村のセマナサンタを直近で見たのは2018年です。2019年はセビリアの大規模で盛大な宗教行列を見に行っていました。20年と21年はスペイン全土中止になっています。
その2018年に初めて女性だけの神輿がコルテス村にもできたんです。
私も若かったら参加してみたいなって思いますが、それにはカトリック教徒にならないといけません。セマナサンタの宗教行列は厳かで、美しいし、心を揺さぶられます。ですが教徒になったらそれだけではないですから、簡単にはなれません。
そして最後に教会から担ぎ出されるのは、息子であるキリストの苦難を悲しみ涙するマリア像です。
ドラムと吹奏楽団の音に合わせて四基はゆっくりと村を練り歩きます。行列について村人も一緒に村を歩きます。
私はというと、バルで一休みです。^^
これができるのがスペインの良いところです。厳かな宗教行事とバルなどで楽しむ文化が一体化しています。
コルテス村などの小さい規模の宗教行列を見る良いところは、移動が楽なんです。バルの数も限られてるし、ある場所も知っているので、行列を見に行ったり、バルでビール飲んだりできます。
セビリアで見たときは、スペイン人の友人と一緒だったから効率よく見どころにたどり着くことができましたが、それでも人が多くて歩くは大変してた。バルも人で溢れていて、テーブルにつくことはほぼできませんでした。
人でごった返すセビリアでしたが、それはそれは素晴らしいプロセシオンでした。
でも、やっぱりコルテス村の方がのんびり楽しめて私には向いています。^^
そしてバルで飲んだ後、夜中の12時近くにまた行列を見に行きました。
夜中の12時に神輿の四基は、村役場前広場に集まります。
クライマックスは、マリア像と十字架を背負ったキリスト像が挨拶するんです。
もしかすると十字架にかけられる前の最後のお別れの挨拶なのかもしれません。
その挨拶のときはシーンと静まり返るんです。これってここでは珍しいんです。みな私語が結構多くて、静かになることってそんなにないんです。でもきっとこの挨拶は教徒にとってはとても大切なんだろうと思います。
そしてその挨拶が終わると、広場を出て教会に戻ります。戻るまでには少なくとも30分はかかるので、終わるのは午前1時前ってところでしょうか。私はそれには付き合わずに家にかえりました。
20分を超える長い動画ですが、白い村の夜の宗教行列がどんな雰囲気か味わって頂けたら嬉しいです。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
再開できる日が来ますように🙏
【コルテス村のコルクの森散策体験ツアーとバル巡り】
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