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2026/07/18

7月9日(木) 車検の予約と、夜によみがえったモロッコの旅

この日は朝から厳しい暑さでした。

少しだけ入っていた仕事を終えたあとは、先日のフランス旅行について、ブログの記事や写真を整理して過ごしました。旅から戻ってまだ数日しかたっていませんが、写真を見返していると、すでに少し前の出来事のようにも感じます。

そんな作業をしている途中、毎年恒例の車検、スペインでいうITVの案内がショートメッセージで届きました。

いつもなら、メッセージにあるリンクを押すと、そのまま予約画面へ進めます。ところが今年は、リンクを開こうとしたところ、「個人情報を抜き取られる可能性がある」という警告が表示されました。

本当に正規のリンクなのかもしれませんが、さすがにそのまま進む気にはなれません。いったん閉じて、パソコンから公式サイトを探し、改めて予約することにしました。

オンラインで手続きをするには、車のナンバーのほか、車両登録証に記載された番号が必要です。そこで、いつも書類を入れている場所を確認したのですが、登録証が見つかりません。

何度見てもありません。

あの紙をなくしたら、再発行のためにどのような手続きが必要になるのだろう。そう考えると、急に不安になりました。

しばらく探したあと、以前コピーを取ったことを思い出しました。もしやと思ってコピー機を開けてみると、登録証がそのまま中に残っていました。

見つかった瞬間は、本当にほっとしました。

必要な番号を入力して予約画面へ進むと、早ければ翌日にも空きがありました。しかし、さすがに急すぎます。期限までにはまだ余裕があったので、二週間ほど先の日を選びました。

車検は、できれば一度で通ってほしいものです。何か問題が見つかって再検査になると、修理を済ませて再び車検場へ行かなければなりません。その間の車の使用についても、人によって言うことが違います。

以前は「再検査まで普通に乗っても大丈夫」と聞いたこともありましたが、修理工場では「車検場や修理工場へ行く場合を除き、乗ってはいけない」と言われました。どちらにしても、面倒なことにならないよう、一度で合格するのが一番です。

昨年の車検には、友人の夫であるアンドレスが付き添ってくれました。

私は一人でも大丈夫だと思っていたのですが、本人は心配だったらしく、「一緒に行ってあげる」と言ってくれました。

車検の前には、別の修理工場で「ロンダまで三速のまま走ったほうがいい」と言われたことがあります。エンジンの中にたまったものを、ある程度外へ出しておくためだそうです。

ところがアンドレスは、三速で走ることよりも、回転数を示すメーターを一定の位置まで上げることが大切だと言います。

「そこまで上げないと駄目だ」

「この車は古いから、たぶん通らない」

隣でいろいろ言われるうちに、私はだんだん混乱してきました。ただでさえ暑い日で、車の冷房も十分には効きません。もう一人で静かに行きたかった、と途中で思ったほどです。

それでも結果は、一度で合格でした。

検査を通過したと分かった瞬間、思わず大きな声を出しそうになりました。ホッとした瞬間です。

ただ、車検そのものには毎年慣れません。

検査場では、「ボンネットを開けて」「右を点けて」「左を点けて」「今度はこれを押して」と、次々にスペイン語で指示されます。最初は何とかついていけても、途中から何を求められているのか分からなくなってしまいます。

結局、私が戸惑っている様子を見ると、検査員が運転席に座り、残りを操作してくれることになります。

今年も、できれば親切な検査員に当たってほしいものです。

予約を終え、ブログの整理などを続けているうちに夜になりました。夜10時からは、サッカーのフランス対モロッコ戦を見ました。

フランスとモロッコには、歴史的にも深い関係があります。モロッコ北部にはスペイン語が通じる地域もありますが、内陸へ入るとフランス語のほうが広く使われています。

試合を見ながら、以前、自分の車でモロッコを旅したときのことを思い出しました。スペインから海を渡り、サハラ砂漠の手前まで南下した旅です。

モロッコ

今となっては、いろいろな出来事を含めて楽しい思い出です。しかし、旅をしている最中は、「どうしてここまで来てしまったのだろう」と何度も思いました。

道路や宿、トイレなど、日本やヨーロッパの生活に慣れた私には厳しく感じることが多く、衛生面でも戸惑いました。ただ、夜の町を歩いていて、酔っ払いを見かけなかったことは印象に残っています。宗教上、表立ってはお酒を飲まないためです。

旅先では、その場にいるときには不便や疲れのほうが強く感じられても、時間がたつと、出来事の一つ一つが思い出に変わっていきます。

あれから年月がたち、モロッコの町や道路も随分変わっているはずです。次に訪れたら、以前とはまったく違う景色が見えるのかもしれません。

フランス旅行の記録を整理し、スペインの車検を予約し、夜にはサッカーから昔のモロッコ旅行を思い出す。外へ出ることのない暑い一日でしたが、頭の中ではいくつもの土地を行き来していました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。