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【村の行事】2026年
祝日2月28日(土) Dia Andalucia、3月6日(金夜)〜8日(日) カーニバル

2026/03/25

3月18日(水) 春の気配と、軽やかな一泊の支度

家の中にいると、少しずつ気温が上がってきたように感じます。春が近づいているのかもしれません。

それでも外へ出るとなると、まだ油断はできません。冬用のジャケットを羽織りつつ、一枚減らして出てみたのですが、やはり風に当たると少しひんやりします。

ここ数日、朝の散歩に出ていなかったこともあり、今日は久しぶりに外の空気を吸おうと思い立ちました。

髪を洗ったばかりで、完全に乾かないまま外へ出てしまったせいか、風の冷たさがいつも以上に身にしみます。

空は曇りがちで、また天気が崩れる気配もあります。それでも、この季節特有の清々しさがあり、心地よく感じられます。

今週末は、少しだけ特別な予定があります。

車で15分ほどの場所に住む友人夫婦が、カディス方面へ一泊で出かけるため、その間、家に滞在してワンちゃんと猫ちゃんの世話を頼まれているのです。

これまでは数日から一週間ほどペットシッティングをすることが多く、そのたびにちょっとした「引っ越し」のような準備をしていました。

仕事用のパソコンに加え、外付けハードディスクやキーボード、さらにはポータブルモニターまで持参します。普段から画面が二つないと落ち着かないため、どうしても荷物が増えてしまうのです。

さらに、キッチンペーパーやトイレットペーパーなど、日常的に使うものも自分のものを持っていくことがあります。気兼ねなく使える安心感があるからです。

こうして振り返ると、自分の生活そのものを一式持ち運んでいるような感覚になります。

けれど今回は一泊だけ。

思い切って荷物を減らし、iPadひとつで過ごしてみることにしました。テレビに接続すれば大きな画面で動画も見られますし、何より天気が良ければ、犬と一緒に散歩したり、ゆったりとした時間を過ごすことのほうが中心になるはずです。

小さなヒーターだけは持参する予定です。春が近いとはいえ、朝晩の足元はまだ冷えますから。

散歩を続けていると、日陰ではまだ空気がひやりとしていますが、村の外れの道に出た途端、太陽の光が直接降り注ぎ、一気に暖かさを感じます。

こうした温度差も、この時期ならではのものです。

ふと道端に目を向けると、つい先日まで白い花を咲かせていた木が、今は青々とした葉を広げています。季節は確実に、次の段階へと進んでいるようです。

そのとき、携帯にメッセージが届きました。

どうやら誰かの50歳の誕生日サプライズパーティーの誘いのようです。ただ、送り主の名前だけでは誰のことなのか分かりません。おそらくあの人だろうと思いながらも、返事は保留のままにします。

週末の予定と重なりそうで、少し迷います。金曜日からペットシッティングの予定ですが、土曜日の時間帯によっては顔を出せるかもしれません。スペインではこうした集まりも大切な時間なので、うまく調整したいところです。

道を歩いていると、誰かの忘れ物らしきものが目に入りました。

そういえば以前、自分も帽子を落としたことがあります。雨の日に犬の散歩へ出かけ、途中で脱いだままどこかに置き忘れてしまったのです。翌日見つけたときには、すっかり汚れてしまっていました。

ここでは、落とし物が必ずしも元に戻ってくるとは限りません。誰かが持ち去ることもあるし、そのままどこかへ消えてしまう場合もあります。

友人の話では、道で拾った財布をポストに入れたことがあるそうです。「郵便局の人が何とかしてくれるだろう」、という考え方です。

日本のように交番へ届けるという習慣とは異なり、土地ごとの文化の違いを感じる場面でもあります。

散歩の終わりに立ち寄ったのは、いつもの八百屋さんでした。

今日は野菜をいっぱい買って帰ろうと思ったのですが、不運なことに、いつも不機嫌そうに接客する店員さんが私の担当になったんです。

誰に対しもそうなのか、それとも私だけなのかは分かりません。もしかすると外国人が嫌いなのか、アジア人の私が嫌いなのか。

5ユーロ分の野菜を注文したところで、私はもう買うのをやめました。そして、もう二度と彼女からは買わないと、と強く思ったんです。

折角気持ちよく歩いてきたのに、少しだけ気分が沈んでしまいました。

そこで、気分を切り替えるようにパン屋さんに寄り、セマナ・サンタの時期に見かける甘いお菓子を購入。

家に戻り、コーヒーと一緒にゆっくり味わうと、気持ちもほどけてきます。

小さな出来事に心が揺れるのも、また日常の一部。

そんな一日を重ねながら、春は少しずつ近づいてきています。

最後までお読みいただきありがとうございました。