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【村の行事】2026年
祝日8月15日(土) 、ロメリア祭 6月6日(土)

2026/07/08

6月30日(火) パリを抜けてブルゴーニュへ、ロマネ・コンティの畑とボーヌの夜

この日から、フランスでのロードトリップが始まりました。

まずはパリを抜けます。ラッシュ時を避けて朝10時ごろに出発しましたが、それでも車は多く、さすが大きな町だと思いました。できるだけ混雑を避けるつもりでしたが、パリ周辺はやはり簡単には抜けられません。

最初は高速道路に乗る予定でした。ところが、思ったように案内が出ず、しばらく一般道を走ることになりました。けれども、それがかえって良かったのかもしれません。高速道路では見られない、のどかな風景の中を通ることができました。

道の両側には広い農地が続き、真っすぐな道の先に小さな村がぽつりぽつりと現れます。途中にはひまわり畑も見えました。天気も良く、窓の外に流れていく景色を見ているだけで気持ちのいいドライブでした。

フランスの田舎の家は、スペインの白い村とはまた違います。かわいらしい屋根や壁の色があり、どこか絵本の中の村のようにも見えました。国が変わると、農村の景色もこんなに違うのだと感じます。

この日の宿泊地はブルゴーニュ地方のボーヌです。その少し手前、ヴォーヌ・ロマネ村にあるロマネ・コンティのぶどう畑に立ち寄りました。

ロマネ・コンティといえば、世界でも有名な高級ワインです。けれども、実際に行ってみると、そこにあるのは本当にぶどう畑だけでした。派手な売店があるわけでもなく、観光地らしい大きな施設があるわけでもありません。ただ、静かな畑が広がっていました。

畑の案内板には、日本語でも注意書きがありました。中に入らないこと、石垣に登らないことなどが書かれていました。日本語で案内があるのは少し残念です。

そういう行儀の悪い旅行者ががいるのでしょうか。それとも東アジア人の見分けがつかないから、とりあえず日本語でも書いておこうということなのでしょうか。

ぶどうはまだ小さく、これから大きくなっていくところでした。収穫はおそらく8月の終わりか9月ごろなのでしょう。小さな実が並んでいる様子を見ながら、ここからあの高級ワインが生まれるのだと思うと、不思議な気持ちになりました。

印象的だったのは、ぶどうの木の上の部分がきれいに刈り込まれていたことです。なぜあんなふうに切るのだろうと思っていたら、ちょうど機械が畑に入り、上の伸びた部分を切っていました。

ぶどうの実は下の方にだけついています。上へ伸びすぎると、栄養がそちらに行ってしまうのでしょう。実にしっかり栄養が届くように、丁寧に手入れされているのだと思いました。高級ワインというと、完成したボトルの値段ばかりが目に入りますが、その前にはこうした地道な作業があります。

また、ブルゴーニュではワインの格付けが土地に対して行われるという話も聞きました。どの畑の土地がどれほど素晴らしいか。それがワインの価値につながっていくのです。スペインでもワインは身近ですが、ブルゴーニュのこの土地へのこだわりには、また違った深さがあるように感じました。

その後、宿泊地のボーヌへ向かいました。

ボーヌはワインの町ですが、ただ商業的にワインを売っている町という感じではありませんでした。町全体が、ワインを大切にしているように見えます。観光地ではありますが、落ち着きがあり、品のある町でした。

町には、かつて修道院のような場所であり、病院として使われていた建物があります。

中にはたくさんのベッドが並び、昔ここで病人や貧しい人たちを受け入れていたことが分かります。そのための資金を集めるためにワインが作られ、受け継がれてきたそうです。

ハーブの薬もあります。





病院を作ったご夫婦

ワインというと、つい食事や楽しみのためのものとして見てしまいます。けれども、ここでは人を助けるための仕組みの中にもワインがありました。そう考えると、ワインの町という言葉の意味が少し変わってきます。

夕方には、まずロゼワインを一杯飲みました。

そのあと食事に行き、友人は赤ワイン、私は白ワインを選びました。

料理はエスカルゴや前菜の盛り合わせです。いろいろなものが少しずつのっていて、それだけで十分お腹がいっぱいになりました。パンもおいしく、フランスに来たのだと改めて感じました。



スペインのバルで食べる料理とは違い、フランスの食事にはまた別の楽しさがあります。量や味つけだけではなく、ワインと一緒にゆっくり食べる空気があります。旅をしていると、こうした食事の違いからも、その土地の暮らしが見えてくる気がします。

夜は宿に戻り、ワールドカップのフランス戦を見ようとしました。けれども、一日移動して歩いた疲れもあり、試合を見ながらそのまま寝落ちしてしまいました。

前日には、友人の家に着いたちょうどその時、ブラジル対日本の試合が行われていました。試合は1対1で延長に入り、そこで日本が点を入れられる場面を見てしまいました。残念でしたが、それもまた旅の途中の記憶として残っています。

パリを出て、田園風景を走り、ロマネ・コンティの畑を見て、ボーヌでワインと食事を楽しむ。盛りだくさんの一日でしたが、派手な観光というより、土地の空気を少しずつ感じるような一日でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。