前日は友人たちが借りているホリデーハウスに泊まり、
翌朝は皆で海の方へ出掛けました。
最初の目的は、日曜日に開かれているというカーブート・マーケットです。ところが着いてみると、会場ではフェリアの準備が進められていて、肝心のマーケットは見当たりません。Googleで調べると開催されていることになっていたそうですが、この日は休みだったようです。
イギリス人の友人たちは、こういうマーケットが本当に好きです。私は特に買いたい物がなければわざわざ行こうとは思わないのですが、友人たちは機会があれば覗きたがります。そのあたりにも、ちょっとした文化の違いを感じます。
せっかく海まで来たので、そこからエステポーナの港へ向かいました。ここでも日曜日にはマーケットが開かれていて、洋服や鞄、雑貨などを売る店が並びます。
歩いていて驚いたのは、有名ブランドのコピーと思われる商品が堂々と並んでいることでした。鞄だけでなく、エルメス風のブランケットのような物まであります。
中でも目についたのが、サッカーのユニフォームです。スペイン代表のものもたくさん売られていました。私の村でも子供たちがよく着ているので、「こんなに皆が買えるほど手頃なのだろうか」と以前から不思議に思っていましたが、なるほど、こういう場所で売られているのかもしれません。
スペインももちろんヨーロッパですが、こういうところは思いのほか緩いです。長く暮らしていても、時々驚かされます。
マーケットを見た後は、近くのビーチへ行きました。着いてみると、以前にも来たことがある場所だと思い出しました。
湾のように丸く囲まれた海岸で、浅瀬がかなり遠くまで続いています。小さな子供を連れた家族にも過ごしやすそうなビーチで、そのせいか大勢の人で賑わっていました。
そこで昼食を取るつもりでしたが、何となく私たちが考えていた雰囲気とは違い、もう少し気軽な場所へ移動することになりました。向かったのはサビニージャスです。
ところが、ちょうど昼時。海岸周辺は車でいっぱいで、駐車する場所がありません。結局ビーチへ行くのは諦め、スーパーに寄ってホリデーハウスへ戻ることにしました。
そのスーパーの駐車場まで満車です。車を停めるだけでも一苦労で、夏の日曜日に海沿いへ出掛ける人の多さを改めて実感しました。
買い物を済ませてホリデーハウスへ戻ると、ようやく少しのんびりできました。
その後、私は村まで送ってもらい、楽しかった週末もこれで終わりかなと思っていました。
ところが夜になって、友人たちが別のバルで夕食を取っているので、その後いつものバルで会おうということになりました。
人数が多いため、「大きなテーブルを取っておいて」と頼まれました。そこで私が先に店へ行き、何とか二つのテーブルを確保しました。
ただ、こういう時は少し困ります。人数が多い上に、皆がすぐ来るわけではありません。店としても、誰も座っていないテーブルを長い間押さえられるのは困るのでしょう。案の定、しばらくすると店の人から色々と言われ始めました。
こちらとしては、友人たちに頼まれたから席を取っているだけです。それなのに、なぜか私が店との間に挟まれることになります。
しかも友人たちは別の場所でまだ食事をしていて、なかなかやって来ません。
「そんなにすぐ来ないのなら、私にテーブルを取っておいてなんて言わないでよ」
だんだん、そんな気分になってきました。結局、押さえていた二つのテーブルのうち一つは店に戻し、一つだけ残すことにしました。
今そのバルを仕切っている女性は、なぜか私には色々と言ってきます。他の人にはそれほど言わないのに、私には細かなことまで注意してくるのです。この日はウェイトレスも、以前とは違ってあまり感じが良くなく、余計に気疲れしてしまいました。
もちろん、店側にも事情はあります。混んでいる夜に、大きなテーブルをいつまでも空けておきたくないのは十分理解しています。それだけに、皆が来るまで席を確保する役目を引き受けたこと自体が間違いだったのでしょう。
次から「席を取っておいて」と頼まれても、皆が店の近くまで来てからにしようと思います。
海へ行き、マーケットを歩き、友人たちと過ごした週末そのものは楽しいものでした。最後に少し気分を害することはありましたが、そんなことも含めて、夏のスペインで過ごす日常です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。





