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【村の行事】2026年
祝日8月15日(土) 、壁のないフェスティバル 8月14日(金) &15日(土)、夏のフェリア8月20日(木) 〜23日(日)

2026/10/23

10月16日(金) ロバを連れた旅人との再会、バルコニーには巨大な蜂

朝はとても良い天気でした。雨が降るという予報も出ていましたが、空を見ている限りでは、すぐに崩れそうな気配はありません。

この日は久しぶりに友人のリンダと会い、バルで朝食を食べました。

リンダは最近、飼っていた愛犬を亡くしたばかりです。本当はその話もしたかったのですが、朝から触れたら、彼女だけでなく私まで泣いてしまいそうな気がして、あえて口にはしませんでした。

代わりに、最近どうしているのか、どこかへ出かける予定はあるのか、そんな話をしていました。

私自身も、本当なら今頃どこかへ出かけていたかったのです。先月の半ばは仕事がほとんどなく、「それなら旅行に行けばよかった」と後から思いました。それで今月は、もし同じように仕事が少なければどこかへ行こうかと考えていたのですが、今度は風邪をひいてしまいました。

ようやく治ってきた頃には天気が崩れそうです。せっかく晴れている間に出かけたかったのですが、今回は仕方ありません。

朝食に頼んだのは、モジェテというパンにトマトとオリーブオイルをのせたものです。パンの焼き加減がちょうど良く、表面はパリパリ。かなり私好みでした。

そんな朝食の途中、バルの前を通りかかったスペイン人男性が、こちらをじっと見ています。

向こうは私のことを覚えているようなのですが、私はすぐには思い出せません。話しているうちに、セビリアにいる共通の友人たちの名前が次々と出てきました。

そこで、ようやく記憶がつながりました。

ロバを連れてスピリチュアルな感じで各地を旅している男性です。

「ああ、あの人ですね」

ようやく思い出して話していると、隣にいたリンダも「昨日見たよ。ロバを連れていた人でしょ」と言います。どうやら前日から村に来ていたようです。

この時、ロバは誰かに預けて食事をさせているとのことでした。この後はロバを村に置き、自分はロンダへ行くような話をしていました。

そこで、彼と特に仲の良いセビリアの友人に、二人でセルフィーを撮って送ってみました。

すると、すぐに彼女から電話がかかってきました。

私の電話だったのですが、彼がそのまま話すことになり、そこからが大変でした。

彼女には話したいことがたくさんあったのでしょう。とにかく話が止まりません。

彼が「イクコはもう行かないといけないから」と電話を切ろうとしても、次から次へと言葉が続きます。「また後で話すから」と言っても、まだ続きます。

私は隣で聞きながら、とうとう笑いが止まらなくなってしまいました。

もちろん日本人にもよく話す人はいますが、スペイン語は言葉の勢いも声の強さもあるので、こういう時はさらに迫力があります。

「まだ終わらない」

そう思うたびに、また次の話が始まるので、最後には彼も私も笑っていました。

思いがけない再会のおかげで、静かに始まった朝が、ずいぶん賑やかなものになりました。

その後は、セビリアの友人の村の家へ寄りました。私はその家の鍵を預かっていて、「冷凍庫にシチューがあるから持っていって」と言われていたのです。

シチューを受け取り、自宅へ戻りました。

昼頃までは相変わらずよく晴れていました。

この日は雨の黄色警報が出ていたので、本当に降るのだろうかと思っていましたが、夕方になると空の様子が一気に変わりました。

ロンダ方面に黒い雲が広がり、遠くはすっかり暗くなっています。あちらではかなり雨が降っているようでした。

その雲が少しずつこちらへ流れてきて、ヒメラ村の方角にも雨が降っているように見えました。

ところがコルテスでは、降ってもほんの少しです。

「またここだけ降らないのかな」

そんなことを考えながら空を眺めていました。

夕方、黒い雲が近づいた頃に、ぱらぱらと雨が落ちてきました。その時になって、バルコニーに洗濯物を出したままだったことを思い出しました。

外を見てみると、そこで別のものが目に入りました。

大きな蜂です。

スズメバチ級というより、私にはそれ以上に大きく見えました。

しかも、ひっくり返って手足をばたばたさせています。

しばらくすると何とか起き上がり、少し飛ぶのですが、すぐどこかにぶつかって、またひっくり返ります。そして再び、ばたばたともがき始めます。

これは困りました。

小さな虫ならまだしも、あの大きさではどうすることもできません。まだ生きていますし、近づく気にもなれません。

しかも洗濯物はすぐ近くです。

もし服に止まったらどうしよう。

しばらく様子を見ていると、蜂が少し離れた場所へ移動しました。

今しかないと思い、急いでバルコニーのドアを開け、洗濯物を全部取り込みました。蜂がまだ外にいることを確認して、すぐにドアを閉めました。

夜になって雲が減った頃、もう一度外を見ましたが、蜂の姿はどこにもありませんでした。

どこへ行ったのかは分かりません。

ただ、飛び方を見る限り、羽を傷めていたのかもしれません。体が重そうで、うまく飛べない様子でした。

そういえば洗濯物を干していた時、どこからか「ブーン」という大きな羽音がしていました。あの時すでに、近くでもがいていたのかもしれません。

スペインにはもともと大型の蜂がいますし、近年は外来種の話も耳にします。ただ、あの蜂が実際に何の種類だったのかは分かりません。

それにしても、とにかく大きかった。

朝はロバを連れて旅する男性と偶然再会し、夕方はバルコニーで巨大な蜂に驚かされました。

雨は思ったほど降りませんでしたが、予報どおり空は大きく変わりました。

一日の始まりと終わりで、まるで違う景色を見た金曜日でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。