今朝は久しぶりに散歩に出かけました。
向かったのは、昔、犬とよく歩いた家の近くの道です。
数週間前、その道の一部にコンクリートが敷かれたので、どこまで舗装されたのか見てみようと思ったのです。歩いて下ってみると、舗装されていたのは150メートルほどでしょうか。思っていたほど長くはありませんでした。
ただ、そのコンクリートは表面が少しガタガタしています。人が歩く分には問題ありませんが、犬にはどうだろうと思いました。肉球を傷めそうで、昔のように犬と歩くなら、少し気になる道です。
その辺りには住宅はなく、小さな畑や土地が点在しています。それぞれ個人の所有地で、フェンスで囲われている場所もあります。
昔から、そうした土地の一角に鎖につながれた犬がいることがありました。今回も一匹いました。ボーダー・コリーが混じっているような犬で、まだ若そうです。歯もとてもきれいでした。
フェンスに近づくと、こちらへ寄ってきました。触っても嫌がることはなく、人懐こくて、とてもかわいい犬でした。
おそらく土地の持ち主が一日に一度くらい来て、餌を与えているのだと思います。番犬なのか、仕事のための犬なのかは分かりません。それでも、こんなに人懐こい若い犬が一日中鎖につながれているのを見ると、心が痛みます。
そこから村へ戻り、アンドレスのバルへ朝食を食べに行きました。
久しぶりに頼んだのは、モジェテのカタランです。パンに砕いたトマトとオリーブオイルを塗り、その上にハモン・セラーノを添えたものです。イベリコではなく、ごく普通の生ハムですが、こういう朝食が時々とても食べたくなります。
コーヒーと一緒に出てきたモジェテは相変わらず量が多めでしたが、しっかり食べました。
家に戻ってからは、車の部品を探したりして過ごしました。必要なものをいくつか調べているのですが、なかなかこれというものが見つかりません。
午後はカルメンの家へ。2週間ほど間が空きましたが、以前から手伝っている、家族に残された古い手紙のデジタル化を再開しました。
カルメンの家にも犬がいます。少し大きめで、ゴールデン・レトリーバーと何かを掛け合わせたような犬です。とても愛嬌があって、人を見る表情もかわいらしく、ここでもまた犬に癒やされました。
作業を終えた後、ガソリンスタンドの横にあるバルへ行くと、友人たちがいました。
もっとも、バル自体はすでに閉店した後。すぐ横の店で飲み物を買い、みんなでそのままバルのテラスに座って話をしました。
夜はとても過ごしやすい気温でした。半袖の上に薄いカーディガンを一枚羽織れば十分です。暑くもなく、寒くもない。外で長く話していたくなるような夜でした。
家へ戻ってからも、すぐには部屋に入らず、バルコニーでのんびりしていました。
すると、遠くから一度だけ鹿の声が聞こえました。
この時期になると、鹿が繁殖期を迎えます。山の中から、雌を求める雄鹿の鳴き声が聞こえてくる季節です。
牛の鳴き声にも少し似ていますが、もっと低く、遠くまで響くような独特の声です。山の静けさの中で聞くと、かなり遠い場所からでも届いてきます。
この鳴き声を聞くために、わざわざ山へ出かける人も少なくありません。こちらでは秋の始まりを感じさせる、季節の音の一つです。
ただ、今年はまだ雨がほとんど降っていません。
山も野原もすっかり乾燥していて、見ているだけでも水が足りていないのが分かります。鹿たちにとっても、もう少し雨が降ったほうがよいのでしょう。
朝は昔犬と歩いた道を歩き、途中で若い犬に出会い、午後もカルメンの家の犬に迎えられました。そして一日の終わりには、山から鹿の声。
まだ昼間には夏の名残がありますが、夜の涼しさと山から聞こえる声に、少しずつ季節が動いているのを感じた一日でした。







