この日は強風への注意が出ていて、「気をつけてください」という知らせが回ってきました。
夜中から明け方にかけては、確かに風が強く吹いているように感じましたが、日中になると、それほどでもありませんでした。
朝、少し買い物をしようと思い、近所の八百屋さんまで出かけました。ところが、中を覗くと、あまり親切ではない店員さんが働いているのが見えました。
彼女がいる時は、どうも入る気になれません。そのまま店には入らず、銀行へ向かいました。
その後、村をぐるりと歩いてから家に戻りました。注意報が出ていたわりには穏やかで、いつもと大きく変わらない午前中でした。
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| 小さなオリーブの実がなってます。 |
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| 今にも飛びそう |
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| カラコレス |
夕方には、ガソリンスタンドの隣にあるバルへ出かけました。友人のマリが、この日だけそこで働くと聞いていたからです。
店に着くと、一組の男女が少し揉めていました。女性は目に涙を浮かべています。その様子を見ながら、私にも、男性のことで悲しんだり、涙を流したりしていた時代があったのだと思い出しました。
今となっては、ずいぶん遠い昔のことです。もちろん当時は、それどころではなかったのでしょう。それでも時間がたつと、あれほど心を占めていたことさえ、いつの間にか遠くへ離れていきます。
彼女の姿を眺めながら、かつての自分を少し懐かしく思いました。
初めのうちはスペイン人の村人ばかりでしたが、しばらくすると、イギリス人の友人たちがやってきました。
ビールを片手に、みんなと楽しく話をしました。最後はトムに「もう一杯飲もう」と誘われ、村に戻って、いつものバルに入りました。
そこで飲んだのは、ビールを二本。最後の一本が思いのほか回り、帰る頃には少しふらついてしまいました。これはまずいと思い、気を引き締めて歩いて家へ戻りました。
そんな時は、そのまますぐ寝ればよいのですが、酔っているわりに、かえって目が冴えることがあります。
この夜もなかなか眠る気になれず、家に残っていたワインを少しだけ飲んでから、ようやくベッドに入りました。



