昨日は一日中、雨が降っていました。ときどき強い風も吹き、雨脚が少し強くなる時間もありましたが、前の嵐のような激しさではありませんでした。
そして今朝。
天気予報では今日も雨と言われていたのですが、窓の外には太陽が出ています。時計を見ると、まだ朝の9時前。空気はひんやりしていますが、散歩をするには丁度いい気持ちの良さです。
今日もどこかの時間で雨が降るようですが、どうやらそれは夜になりそうです。今週末は村のカーニバルがあるので、出来ればそれまで天気がもってくれたらいいのですが。
散歩の途中、大きなキャンピングカーが停まっているのに気づきました。フォルクスワーゲンの大きなバンのようです。後ろには何かを牽引していて、さらにその後ろにも設備のようなものが見えます。おそらくカーニバルの屋台か、移動式のお店でしょう。
カーニバルが近づくと、こうして外から人が集まって来るのです。
実は今日は、友人に誘われて山へ行く予定がありました。
その友人はキノコ採りが大好きで、この村にセカンドハウスを持っている人です。先日バルで会った時、「今度キノコを採りに行くけど来る?」と誘われていました。
私はキノコを本格的に採るわけではないのですが、森を歩きながら色々な種類のキノコを見つけて写真を撮るのが好きなので、面白そうだと思っていたのです。
ところが昨日の雨のあと、連絡が来て「キノコは見つからなかった」との事。それなら来週にしようか、という話になりました。
ところがそのあとまたメッセージが届き、「キノコはないけれど、野生のアスパラガスを採りに行く」と言うのです。
けれど、アスパラガス採りには正直あまり興味がありません。キノコなら種類も色々あって、それを見つける楽しさがありますが、アスパラガスは基本的にそれだけです。結局、「今回はやめておく」と返事をしました。
しかも連絡が来たのは夜遅く。出発は朝8時だというのに、メッセージが届いたのは10時半頃でした。もう少し早く言ってくれたら予定も立てやすいのですが、これもスペインらしいところかもしれません。
もし行くとしたら、コルク樫の森の方へ向かったはずです。晴れた朝の森はきっと気持ちがいいだろうと思います。
ただ、あの山歩きには少し事情があります。
案内してくれる友人は、自分のペースでどんどん歩いてしまう人なので、「何時にここへ戻って来てね」と言われて、それぞれ別々に森を歩く事になるのです。そうなると、ほとんど一人で山の中を歩く事になります。
朝の森で少し気になるのは、やはりイノシシです。
もし声の大きい友人が一緒なら安心なのですが、夜遅かったこともあり、メッセージの返事は返って来ませんでした。おそらくもう寝てしまっていたのでしょう。そんなわけで、今日は結局山には行きませんでした。
けれど、こんな晴れた朝は、村の中を歩くだけでも十分です。
今日は雲がまだ低く、山の上まで完全には上がりきっていません。柔らかな雲が下に広がる景色がとてもきれいです。家から少し歩くだけで、こんな景色を見る事が出来るのは本当に贅沢だと思います。
こういう穏やかな日が続くとありがたいのですが。
この辺りの山には熊はいません。日本の山はとても美しいですが、熊の事を考えると少し怖いですよね。ここで気をつけるとしたら、せいぜいイノシシくらいでしょうか。とはいえ、村の中まで降りて来る事は、私がここ行きてから一度もありません。
以前、コスタ・デル・ソルのマルベーリャの近くで、イノシシ用の大きな罠を見た事があります。あの辺りはゴルフ場や住宅地が森と隣り合っているため、動物が出やすいそうです。ビーチにも出てくると聞きました。
それに比べると、この村は山と暮らしの場所の間に少し距離があります。そのため野生動物が村の中まで降りて来る事はほとんどありません。
とはいえ、村の外に住んでいる人たちはまた別です。畑を鹿に食べられる事もあるそうです。鹿は驚くほど高く跳ぶので、柵を越えて畑に入ってしまうのだとか。
最近はキツネも多いそうで、鶏を飼っている人たちは大変だと言っていました。キツネは一羽だけ持っていくのではなく、まとめて襲う事があるからです。
それでも村の中は静かで、野生動物が入り込む事はほとんどありません。山と村の間に、程よい距離があるのです。
そんな事を考えながら歩いていたら、いつの間にか散歩も終わりに近づいていました。雨のあとの空気は澄んでいて、景色もいつもより少しだけ鮮やかに見えます。
こんな朝の時間があるだけで、一日が少し豊かになる気がします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。





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