朝の空は一面の青というより、うっすらと霧がかかり、白くやわらかくかすんでいました。少し風もありましたが、外に出て日差しに当たると、ほんのりとした暖かさを感じます。
家の中はまだひんやりとしているのに、外気はもう春に近づいている、そんな季節の移ろいを感じる一日でした。
夕方、いつものようにワンちゃんのココと散歩へ。道が崩れている場所があり、今日はその様子を写真に収めました。自然の力の大きさを目の当たりにすると、日々の風景も少し違って見えてきます。
ところがココは、昨日よりも手前でぴたりと足を止め、「今日はここまででいいのでは?」と言わんばかりの様子。しばらく待ってから、やさしくリードを引くと、気持ちを切り替えたように歩き出してくれました。
結局、橋を渡って川の反対側へ。
その橋は、大人が二人すれ違えるほどの幅。下をのぞくと、雨の影響で増水した川が茶色く濁り、勢いよく流れています。高い場所が少し苦手な私にとっては緊張する瞬間ですが、足元を確かめながら、一歩ずつ進みました。
対岸の道は川に近く、水位がどこまで上がったのかがよく分かります。「ここまで水が来たのだ」と思うと、自然のエネルギーの強さを改めて感じます。
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| フェイスに草が絡んでいますが水がここまできました |
ぐるりと一周すると、思った以上にいい運動になりました。以前は何でもなかった距離も、今はほどよい達成感に変わっています。体の変化も含めて、これもまた今の自分なのだと思います。
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| これ食べられます |
ココは15キロほどのワンちゃん。ときどきぐいぐい引っ張りますが、坂道ではその勢いがちょっとした助けにもなります。
昔一緒に暮らしていた愛犬は35キロあり、その子と比べるとずいぶん軽やかです。あの頃は腰を入れてしっかり構えて歩いていたなあ、と懐かしく思い出しました。
ココは少しふっくら気味。食事はドライフードのみで、きちんと量が決められています。どんなに愛らしい目で見つめられても、私の食べているものはあげられません。「君は大切に預かっている子だからね」とココに話してきまりを守ります。
とはいえ、計量カップの線よりほんの少し多めに入れているのは私かもしれません。数日のこととはいえ、責任重大ですね。
ボール遊びでは全力疾走。急な方向転換も見事で、その元気さに思わず笑ってしまいます。足腰に負担がかからないよう気を配りながら、一緒に楽しみました。
家に戻るころには体がぽかぽかと温まり、汗がにじむほど。すぐにシャワーを浴び、心も体もさっぱりしました。
夜は、配信サービスのNetflixで何を観ようかと迷った末、また『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を再視聴。これまで何度も観ている作品です。
物語は繊細で美しく、映像も音楽も本当に素晴らしい。ただ、14歳の王女と24歳の王子の婚約という設定については、改めて考えさせられる部分もあります。物語の時代背景を踏まえつつも、今の価値観と照らし合わせてみると、感じ方は人それぞれでしょう。
日本の作品では、女性が守られる存在として描かれることもあります。一方で、スペイン人とイギリス人のハーフの友人の娘さんは韓国ドラマが好きで、恋愛物だけど「女性が強く描かれているところが魅力」と話していました。文化や時代によって、理想のヒロイン像も少しずつ違うのだと感じます。
それでも私は、単純明快で、できれば少しコメディタッチで、観終わったあとに穏やかな気持ちになれる物語が好きです。以前、元夫と『Hostel』を観たことがありますが、とても怖い映画で今でも思い出すほどトラウマのようになっています。そういう怖くて重い作品は選びたくないです。
霧がかかった空、勢いよく流れる川、ココのぬくもり、そして物語の余韻。さまざまなものが静かに重なった、今日も楽しい一日になりました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。






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