お問い合わせは ⇒ shiroimura.cortes☆gmail.com 迄、ご連絡くださいませ。(お手数ですが、☆を@に変更下さいませ)
コルテス村の地図 ⇒ こちら
【村の行事】2026年
祝日2月28日(土) Dia Andalucia、3月6日(金夜)〜8日(日) カーニバル

2026/03/18

3月11日(水) 青空の朝と、3月11日の遠い記憶

今朝は雲一つない青空が広がっていました。

これから数日、天気予報には晴れのマークが並んでいます。昨日はかなり冷え込み、夕方にはみぞれのような雨も降りました。

朝起きたときには窓ガラスにびっしりと結露がついていて、まだ空気の冷たさが残っています。それでも今日は日差しが明るく、これから少し気温が上がりそうです。久しぶりに、穏やかな一日になりそうな気がしました。

週末もどうやら天気は良さそうです。ここから車で13分くらい下っていくとコルテス駅がありますが、そこにも村があり、今週末にカーニバルが開かれる予定です。本来はコルテス村よりも前の週に開催されるのですが、天候が悪く、日程が変更されたんです。

この辺りでは、村ごとに順番にカーニバルが行われます。例年はコルテス村が最後です。

本来カーニバルは、カディスの祭りが終わってから四十日ほどで聖週間へと続くものですが、周囲の村でもそれぞれに行事があるため、この地域では少し長く祭りが続いているように感じます。そして週末に終わった村のカーニバルから、三週間ほどで聖週間が始まります。

外では鳥が盛んに鳴いていました。そんな声を聞きながら、午前十時過ぎに家を出ました。この日は友人とバルで朝食をとる約束をしていたのです。

彼女の家は駅の村に近い場所にあります。そのすぐ横には、普段は水の流れていない川があります。乾いた川床のような場所ですが、山で雨が降ると一気に水が流れ込み、小川のようになる場所です。

去年の大雨のときには、その川があふれそうなほどの水量になり、かなり大変だったと聞きました。今回の嵐でも雨が多かったので、きっと似たようなことがあったのではないかと思い、その様子を聞いてみようと思っていました。

青空が広がっていると、つい先日の嵐のことなど忘れてしまいそうになります。それでも、人と話しているうちに自然とその時の出来事を思い出すものです。

この日、もう一つ思い出したことがありました。

3月11日という日は、日本にとって特別な日です。

あの頃、イギリスのTV番組を見られるよに衛星テレビを契約していました。朝起きてメールを開けると、沢山のジャンクメールがあり、その中に津波のニュースが目に飛び込んできました。

慌ててテレビのスイッチを押し、NHKワールドを見ると、衝撃的な映像が流れており、海の水が町へ押し寄せていく光景が映っていました。

その映像を見て呆然としたのを今でも忘れられません。

当時は今のようにインターネットで情報が次々と入ってくるわけでもなく、ただテレビの前で状況を見守るしかありませんでした。

その頃、母が亡くなってから10年ほどでしたが、亡くなったとき、「もう日本に帰る場所はなくなったのかな」と感じたことを思い出しました。

そしてあの津波の映像を見ながら、「日本という国が無くなるんだろうか、いよいよ帰る場所はなくなるのかな」と、ぼんやり考えていた記憶があります。

それから十五年が経ちました。時間の流れは本当に早いものです。

そんなことを思い出しながらバルに着きしばらくすると、友人のリンダとジョン、そしてスコットランド出身のクリスがやって来ました。二人で朝食かと思ってたら、四人でした。

私と友人は、トーストにオリーブオイルとトマトをのせたシンプルな朝食にコーヒーを二杯。これで4.5ユーロでした。一方、男性陣はベーコンや玉子が入った大きなサンドイッチのようなものを食べていて、朝からかなりのボリュームです。

食事をしながら、自然と話題はこの前の嵐のことになりました。

友人の話によると、屋根から流れ落ちた雨水が想像以上に多く、家の外にある排水用の溝に土砂が詰まってしまったそうです。そのため水が流れず、壁を伝って家の中へ入ってきたと言っていました。

幸い、家の横の川自体は大きな被害にはならなかったそうです。ただし雨水は川以外の場所にも流れ込み、警察から「必要なときはすぐ連絡してください。救助に向かいます」という案内があったそうです。

朝食を終えて席を立つ頃、太極拳のエクササイズするグループが集まってきました。一緒にコーヒーでも飲みたかったのですが、やっぱり切り上げて帰らないと、お天気が良いのでこのままずるずるバルで過ごしそうだったので、私は一足先に離れ、スーパーに寄ることにしました。

スーパーで少し買い物をした後歩いていると、もう一人、村の外れに住む知り合いのイギリス人女性にも出会いました。彼女の家はソーラーパネルで電気をまかなっているのですが、嵐の間はまったく電気が使えなかったそうです。

ある夜、突然「ドーン」という大きな音がして、家が揺れ、暗闇の中とても怖かったと言っていました。その後は海の近くに住む友人の家へ避難し、ようやく最近になって家へ戻ってきたとのことでした。

朝は太陽がよく当たり、バルの外の席では少し暑いくらいでした。しかし日陰に入ると、まだ空気はひんやりしています。

暖かくなったかと思えば、急に冷え込む。

そんな季節の変わり目は、どうしても体調を崩しやすいものです。春の気配を感じながらも、風邪をひかないよう気をつけて過ごしたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。


0 件のコメント:

コメントを投稿