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クリストファー・コロンブス銅像 |
パンデミックが起こる前の2019年のクリスマス、セビリアで過ごしていました。スペインではクリスマスは家族親戚が集まる行事です。セビリアの友人家族がマヨルカ島で親戚と過ごすので愛猫ちゃんを連れていけないということで、私が猫ちゃんの面倒を見ることになったんです。
セビリアからバスで1時間15分のところにウエルバという町があります。ここはコロンブスが新大陸を目指して大西洋航海に出た場所でもあります。正確にはウエルバ県のパロス・デ・ラ・フロンテーラから出航したそうです。
そのウエルバには友人のスサナが住んでいるので、今年も会い行きたかったのですが、雨が降っているので断念しました。なので2019年のウエルバ日帰り旅行を投稿します。
実はその時撮影した動画をなかなか編集せず寝かしていたのですが、ようやくYoutubeにアップすることができました。スサナが色々案内してくれたんですが、その時はぼ〜っと聞いていたのですが、編集するのに地図を見て位置を確認したり、どんなものかを調べたりしていたら、このことを備忘録として書いておこうと思いました。
動画の内容は、
04:25 ウエルバ・バスステーション到着
07:16 エル・ロシオの聖母を教会から担ぎ出す姿の像
07:41 Casa Colón
09:45 クリストファー・コロンブス銅像
修道女広場 Plaza de las Monjas
10:23 リオティント桟橋 Muelle de Riotinto
10:54 コロンブスの記念碑
14:31 フアン・ラモン・ヒメネス記念碑
16:22 イギリス人居住区 El Barrio Inglés
です。
ウエルバに到着してから先ずはショッピング街を散策です。
その後、エル・ロシオの聖母を教会から担ぎ出す姿の像を見ます。エル・ロシオの聖母のことを "Virgen del Rocío" と言います。教会から聖母を担ぎ出すのですが、その様子が凄まじいんです。数年前から規制されたようでバリケードとかできているようですが、以前の様子を Youtube で見ると怪我人がそこらじゅうで出ても不思議ではないほどの人、人、人でごった返しています。
ウエルバのこの像の担ぎ手の顔は、像の建造に高額寄付をした人たちの顔だそうです。担ぐことは誇りなんですね。
8年半前、エル・ロシオの聖母が祀られている教会に行きました。その時のブログ記事はこちらです。
この像の近くに、Casa Colón(コロンブスの家)があります。19世紀後半、"Gran Hotel Colón" として建設され、現在はコンベンションセンター、市の公文書保管所として利用されています。
その後は、ウエルバ市庁舎の通りを歩き、修道女広場に出ます。そこには最初の写真にある、アメリア大陸を指しているコロンブスの記念碑があります。
街散策を終えた後は、車で30分ほどのところにあるリゾート地のマサゴンに連れて行ってもらいました。その途中にリオティント桟橋(銅をここまで鉄道で運び、直接船積みするためにリオ・ティント銅鉱山会社作った桟橋で、現在は重要文化財に指定されています。)があり、全長37mのコロンブスの記念碑があります。
マサゴンではバルで昼食です。ウエルバはチョコ(コウイカ)が有名で、ウエルバ人のことをチョコと言ったりもします。そのチョコと魚のフライです。
チョコ "choco" が、「コウイカ」
チピロネス "chipirones" が、「ホタルイカ」
カラマレス "calamares" が、「ヤリイカ」
です。
スペインにいらした時はメニューの参考にしてください。
昼食後はウエルバの街に戻ります。ウエルバの高台に行く前に、フアン・ラモン・ヒメネス記念碑がありました。
フアン・ラモン・ヒメネスは、1881年ウエルバ県モゲール生まれの詩人、スペイン内乱とともに、プエルトリコ、キューバ、アメリカと各地に移り住み、1956年、ノーベル文学賞を授与されました。
フアン・ラモン・ヒメネス著 「プラテーロとわたし」
ウエルバで一番高い場所にあるバルで休憩です。このバルはインドネシアのバリ島を感じさせる作りになっていました。
その後、El Barrio Inglés または、El Barrio Reina Victoria と呼ばれる地域に行きました。
18世紀から19世紀にかけリオ・ティント銅鉱山会社で働くイギリス人労働者のために作られた居住地区です。1954年に鉱山権利をスペインに返却された為、イギリス人労働者はこの地区を離れました。
イギリス式の家が並んでいいるので、まるでイギリスに来たような気分になりますが、何か違うんですね。車窓から眺めていた時は気づかなかったんですが、動画を編集していて気が付きました。空が青いんです。イギリスに住んでいたことがあるんですが、イギリスの空はいつもグレー色なんです。青い空ではイギリスにいる雰囲気はでないです、やっぱりグレーの空が必要なんですね。
丸一日たっぷりとスサナに案内してもらいとっても楽しい時間をすごしました。そしてまたショッピング街をプラプラと歩いた後、バスに乗ってセビリアに戻りました。
パンデミック前ということでマスクを付ける人は誰もいず、クリスマスのイルミネーションも綺麗で、街も賑やかで、まさか3ヶ月もしないうちにロックダウンがされるなんて誰が想像できたでしょうか。
こちらがパンデミック前のウエルバの様子の動画です。雰囲気を味わっていただけたら嬉しいです。
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