こんにちは、ご訪問ありがとうございます。
お昼過ぎに WhatsAppグループに写真がアップされました。村の外側で火事が発生した写真でした。
バルコニーに出てどうなっているのか見ましたが、目の前に広がる景色は何も変わりません。でもヘリコプターの音がしています。後ろの空を見上げると、煙が立ち上っていました。
慌てて身支度をし、カメラを持ってでかけました。
Youtubeにもアップしている散歩動画の道順の方に煙が立っていたのでそちらに向かいました。
想像以上に近い所に火の手が回っていて、火の粉が飛んで村の中の枯れ草に引火すると村も火事になります。
村の家はレンガ作りなので、火には強いのですが、私のピソのバルコニーの下の方は、枯れた草で覆われていて、こんな所に引火したら、私のところも火事になってしまうかもしれません。
今は乾季で、5月半ばくらいから雨は降っていず、草花は枯れて、火をつけたら一気に広がるのが現状です。昔はそういう枯れた草花は刈られて整備されていましたが、村の財政難から現在は昔ほど整備されていません。
私が見ていた時は、ヘリコプター3機が散水して消火作業にあたっていました。
水は村営のプールから汲みます。コルテス村のプールは歴史があって、大きな木なども生えていて趣があり、この当たり一体の白い村の中では一番ステキなプールだと思います。
他の村のは比較的新しいので、大きな木などは植えられていません。というのもこういった山火事が起こった時にヘリコプターが水を汲みやすくするためです。
コルテス村のプールは昔にできたものなので、そういう基準をクリアしなくてよかったんです。ということは、ヘリコプターの操縦士にとっては水汲み作業がやり難いプールなんです。
水は約5000mlを汲むそうで、ということは約5トンの水です。またコルテスのプールは消毒剤ではなくマグネシウム塩を使っているんです。なので5トン以上になりますね。
この水汲みといい、低空飛行での散水といい、ヘリコプター操縦技術は素晴らしいです。
ただ音が大きいので、少々怖いですね。
それからヘリコプターで消防隊も到着していました。
最終的には、消防士81人、ヘリコプター6機、飛行機1機が消火活動にあたりました。危険な仕事で私達を守ってくれる消防隊の方々には感謝しかありません。
ただ、この火事は自然なものではなく、放火の可能性が強いんです。一体誰がこんなひどいことをするんでしょうか。
幸いに村には火が飛んできませんでしたが、周りには農地も多く、そこに馬や羊やヤギを飼っている人も多く、その家畜を移動させるのに苦労されている様子でした。
風の向きから、鎮火せずそのまま火の手が進んだら、その先には結構民家も多く、もっと大変なことになったと思います。
明日には焼け跡がどうなっているのか見に行きたいと思います。
熱波に乾季の今、スペイン各地で火事が起こっています。今はホリデーシーズンの時期で楽しいですが、雨が降り始める秋が待ち遠しいです。
今回の山火事の様子、ヘリコプターの散水の様子など動画にしましたので、よければご覧ください。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
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