こんにちは、ご訪問ありがとうございます。
今週に入ってあまり暑くなく、過ごしやすい日が続いています。今日は長袖に薄いカーデガンなんて羽織ったりしています。
先週の今日は「灼熱の夏」というような暑さで、夜8時を過ぎても30度を超えていました。
今朝は11時過ぎに闘牛場の横を通ったら、小学生の子供たちが集まっているのが見えました。何をしているのだろうか覗いてみると、コルクの皮をどうやって剥がすのかの説明が始まるところでした。
講師の方は、村の引退した職人さん二人です。コルクの皮を剥がす仕事に40年以上携わったベテランです。
コルテス村はコルクの森を所有しています。今丁度コルクの皮を剥く作業が始まったばかりです。9〜10年に1度皮を剥がすので、毎年場所が変わります。近い場所だと車で5分行けば剥がした後の木が見られますが、遠い時は車で45分は行かないと見られません。
コルクの森があっても、皮を剥がすところを身近に気軽に見られるわけではないんです。
子供たちもきっと初めて見る子が多かったんではないでしょうか。講師の二人の話も皆んな静かに聞いていました。スペインは私語が多く、静かになるのが結構難しので、静かに聞いていたということは、子供たちの興味をひいたんでしょうね。
この木は1990年にここに植林されたそうです。なので樹齢32年+、多分35年くらいでしょう。
樹齢が30年くらいになったら剥がしても良いそうなので、この木は初めての1回目かと思ったんですが、講師の先生の奥さんが私に話しかけてきて、今回が2回目だと行っていました。
なので、この木の樹齢はもう少しあるのかもしれません。
子供たちに説明が終わるといよいよコルクの皮を剥がします。
引退されているとはいえ、斧さばきはさすがです。子供たちに見せるのでゆっくりやっているとはいえ、約3分ほどで剥がしてしまいました。
剥がした後は、日焼けしたような明るい茶色の木肌が現れます。アリが巣を作っていたようで、可哀想に沢山のアリが右往左往していました。
木肌を触るとひんやりとしていて湿っています。これが乾き、年月とともに皮が濃い茶色になり、またコルクの皮ができ、ここにいる子供たちが大学生になったころ、またこのコルクの木の皮がはがされるんですね。
下の写真の真ん中辺りで、少し木の地肌が違うのがお分かりになりますか、上が成長して初めて剥がされた部分で、下が2回目剥がされた木肌です。
こちらが剥がされたコルクの皮です。
左が2回目、右が1回目 |
初めて剥がされた皮と、2回目では名前が違うというのを講師の一人の奥さんが教えてくれたんですが、家に戻る間にその単語を忘れてしまいました。😅
コルクを剥がす作業はたしか1ヶ月半くらいだと思います。まだ涼しい早朝から始まって一日山に入ります。お給料は良いらしいですが、短期の仕事で、重労働のため、若い人があまり入ってこないそうです。今回見学ている小学生の少年達の中にこの仕事に従事する人がでるのでしょうか。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
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