こんにちは、ご訪問ありがとうございます。
4日の土曜日、隣村のヒメラ・デ・リバル駅のすぐ前にあるバルの閉店ミュージックフェスが開催されました。
バルの名前は Alioli(アリオリ)と言います。
イギリス人とデンマーク人のご夫婦が13年営業していたバルです。13年の間には、息子ちゃんと娘ちゃんが手伝っていた時期もありましたが、今は二人ともデンマークで働いています。
その二人も戻ってきてミュージックフェスの手伝いをしていました。
ご主人のボールが音楽好きなので、週末はライブミュージックがいつもありました。また年に2回大きなミュージックフェスを開催したりして、この界隈では有名なバルです。
惜しまれながらの閉店です。
理由はポールがパーキンソン病になり、これ以上営業ができなくなったんです。去年くらいまでは自分で運転してコルテス村にも来ていたんですが、それもできなくなったようです。
Tシャツを自分用に " I'm not drunk, I have Parkinson" っていうのをプリントして着ていたり、ユーモアのある人です。
ミュージックフェスの時も、杖をついて皆んなの所に行き、飲んだり話したり、楽しくされてました。奥さんも明るくて、ポールをとっても愛しているのが誰がみても分かるんです。とっても素敵なご夫婦です。
この日はお昼12時位から始まり、終わったのは夜中の12時です。私は2時ころに行き、終わりまでいました。
バンドは、最初はロック、次がスコティッシュとアイリッシュの音楽、そしてロカビリ、最後がロックバンドの The Equiz です。
南スペインのこんな田舎でキルトをはいたスコットランド人のバグパイプ演奏を聞けると思わなかったので、久しぶりに聞いた音に感激しました。
暗くなってから The Equiz の演奏が始まり、
そして、
12時の鐘がなりポールの挨拶で13年の歴史に幕が下りました。
まだ皆んな飲み足りないようですが、バルの明かりは消えたので、一人二人と家路に付きました。
と言いたいところですが、ここはスペイン、夜はこれからです。
私も結構飲んだので運転するわけには行かず、車は置いて友人と一緒にコルテスに戻りました。
その後は、アラモという夜遅くまで営業しているバルに行き、夜中の2時くらいまでいました。そして千鳥足で家路に付いていると、若い人たちのパーティーがあったんです。なんと赤ちゃんが生まれたお祝いです。
そして私は呼び止められたんです。
折角のお祝いなので、私も一杯いただくことにしました。ウイスキーのコーラ割です。隣にはちっちゃな可愛い赤ちゃんがいました。
酔いが一段と増してきて、はっきり覚えているのは1カップルだけで、あとは誰がいたのかも分からないくらいになってきました。
二杯飲んだら家にたどり着けるかどうか不安になってきたので、お礼を言い、パーティーを後にし、家に向かいました。そして家に入ろうとバックから鍵を出すと。。。いやどこを探しても鍵が無いんです。
夜中の3時近くです。顔面蒼白とはこのこと、頭がパニクって、さっきまで一緒に飲んでいた人たちのこともすっかり忘れ、右往左往です。
そして思いついたのが、アラモまで一緒にいた、友人のローラです。彼女に電話すると、ラッキーなことに、ちょうどアラモから家に戻ってきた所で、彼女の家に泊めてもらうことになりました。ローラが電話をとってくれなかったら、私は公園で寝るはめになったんです。昼間は暑いですが、夜は気温もぐっと下がるので、考えてもぞっとします。
鍵を失くすことなんて、海外生活長いですが、実は初めてのことなんです。鍵を失くしたら、鍵を全部変えないといけないので、気も滅入ります。
次の日目が醒めて一体どこにいるのかしばらく分かりませんでした。
だんだん記憶も戻ってきて、鍵を失くしたことを思い出しました。無いとは思いながら、カバンの中を隅々まで、ポケット中も探しました。車の鍵、スマホはあったのでホッとしました。カメラは不安だったので持っていかなくて正解でした。
いったい鍵はどこに。。。
呼び止められたパーティーのことを思い出しました。きっとそこに忘れたんだと思います。
家に入るときは、家の近くまで戻ってきたら、鍵をカバンから出すんです。ドアの前で鍵を出すと、近所の犬が吠えるんです。この時は特に夜中だったから前もって鍵をカバンから出して手に持って、鍵が音を出さないように注意してたんだと思います。
きっと鍵を出して歩いているときに声をかけられて、中に入って鍵をテーブルの上に置いたんだと思います。
その場所に戻って、中をのぞくと、散らかったままでした。ということは、誰かが掃除にくるはずなので、その時に聞いてみることにしました。でもそれはいつだろうか。。。
きっと皆んな昼頃まで寝てるだろとは思いましたが、念のため、朝食後の11時ころから何度となく見に行きました。
バルでコーヒーでも飲みながら待っていようかなとも思ったんですが、会えなかったら大変なので、村の中を行ったり来たり散歩して時間をつぶしては、掃除に誰か来ていないか見に行きました。
そして1時半ころ、歩いていたら、昨日のパーティーの主催者が車でやってきました。私の想像していた通り、鍵をテーブルに置いていったそうです。
今から片づけに行くので、その場所にあるから取りにおいでと言われ、ようやく私は鍵を手にすることができました。
日曜日の午後、とっても良いお天気、鍵も手にしホッとしたので、家に戻る前にいつものバルに。。。
とっても長い長い週末でした。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
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