嵐は過ぎ去ったものの、今日一日もどんよりとした曇り空が広がり、どこか重たい雰囲気に包まれていました。
今日は鍵のコピーを作りに行こうと思い立ち、鍵屋さんを訪ねたのですが、
「午後に来てください」
と言われてしまいました。
この村ではまだシエスタの文化が根強く残っています。昼寝を実際にとる人もいますが、しない人もいます。(夏はほぼ全員シエスタします)
それでも、個人経営のお店は午後2時から5時までしっかりと閉まります。村にある唯一のチェーン系スーパーは、最近ではシエスタの時間帯も営業するようになりましたが、その時間に買い物をする人はあまり多くありません。
私は静かに買い物ができるその時間帯を好んで狙うのですが、お肉屋さんはその時間は閉まっているので、スーパーのパックに入ったお肉で我慢することになります。
鍵屋さんに行ったのは午後1時15分ごろでした。日本ではこの時間はすでに午後ですが、ここではまだ昼食前の時間です。
鍵屋さんの言う「午後」とは、実際には午後5時以降のことを指しているのです。
午後5時過ぎにもう一度出かけるのは正直なところ少し面倒です。それに、その時間帯に出かけるとついついバルに立ち寄ってしまう癖があります。
そしてバルに立ち寄ると、ついビールを一杯、いや二杯と飲んでしまうのです。さらに友人が一人、また一人とやってくると、話が弾んでエンドレスな時間が続いてしまうのです。
なので、鍵のコピーは明日にすることにしました。明日なら、こちらの「午後」はお店が閉まってしまうので、きっと1時ごろに行けばスムーズに鍵のコピーを作れるでしょう。
今夜は友人の家に遊びに行く予定です。集まるのはイギリス人の女性たち。どこの国でも同じで、時々夫抜きで集まりたい時があるんでしょうね。女性同士の気軽な会話を楽しむ時間はとても大切です。
ということで、今夜は地元のワインを一本持参して友人たちとのひとときを楽しんでこようと思います。
空を見上げると、雲の間から綺麗な満月が顔をのぞかせています。その満月に照らされながら、なんだかいい夜になりそうな予感がしています。
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