本日はセマナサンタ（聖週間）の聖金曜日です。通常だと、この日は一日中宗教行列が行われます。今年は残念ながらコロナのパンデミックの為、スペイン全土で中止です。
村の人達は老若男女みな綺麗な格好をします。若い女性は少なくとも7センチはあるハイヒールを履きます。ハイヒールを履き、痛みを感じ、イエス・キリストの苦難を共に味わうため、なんてことを言われますが、実際はお洒落をしているだけではないかとも思います。
普段着でいるのは、観光客や私達のようなここでいういわゆる外国人です。😁
午前11時頃から宗教行列は始まります。この時は神輿が5基出ます。軽めの神輿が一基があるので、ここ数年前から女性だけで担ぐ神輿が登場しました。
この神輿は教会で保管されていますが、教会が所有しているわけではなく、持ち主がいるんです。どこにも由緒ある家というのがあり、コルテス村でもそうで、そういう家が所有しているんです。
神輿は一基20人位で担ぎ、先導する人が一人、そして補助で数人、その前後に60人位、そして楽団が40人位、神輿が５基出るので、コルテス村の聖金曜日午前の宗教行列は200人位で執り行われます。
そして帰省客や近隣の村から沢山の人がコルテス村に集まり、静かな村がとても賑やかになります。
こちらの動画は2015年に撮影したものです。雰囲気を味わっていただけたら嬉しいです。
そして昼食をはさみ、夕方から次のプロセシオン（宗教行列）が出ます。
十字架にかけられた後、イエスキリスト像は柩に入ります。午後6時に教会でミサが行われた後プロセシオンが始まります。
女性は美しく喪服姿に身を包みミサに参加します。いわゆるお葬式です。
この時期は雨が降ることも多く、折角綺麗な姿になっても、雨天のため中止になることもしばしばです。
この宗教行列は、イエスキリスト像が横たわった柩を担ぎ、その後ろから黒い喪服に身を包んだ美しい村の女性達が続き、涙を流すマリア像も喪服に身を包み、楽団の奏でる悲しい音楽に合わせて村を行進します。
私はカメラを持って行列の近くをうろうろするので、普段着というのはとても失礼だと思い、黒っぽいスーツを着、黒いロングコートを着て、ヒールを履き、撮影しました。
そして次のプロセシオンは夜中の12時です。
イエス・キリストの死を悲しみ涙を流し、黒い喪服に身を包んだマリア像だけの宗教行列です。小太鼓の音だけで物静かに、悲しみを味わいながら村を巡ります。
これが南スペインの白い村、コルテス村の聖金曜日の一日です。
来年はコロナが終息して、またこのように盛大に宗教行列が執り行われるよう祈るばかりです。
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🇪🇸『スペイン語入門』
🎬 第１回 男性名詞 女性名詞
http://youtu.be/srp5fcflX0E
第２回 主語の省略
http://youtu.be/7gU76JUcMbI
第３回 動詞の活用
http://youtu.be/isUBdwPfNbo
第４回 発音について
http://youtu.be/XILdMQf67uE
規則動詞、不規則動詞
http://youtu.be/lwaTc2Xv1g8
使えるスペイン語、４２のフレーズを生徒さんに解説した動画
https://youtu.be/RcTQjork5YI
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🎬 Youtube ⇒『脱カタカナ英語』チャンネル
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