この日は昼食に誘われたのですが、結局行きませんでした。せっかくの日曜日ですし、誰かと会って楽しく過ごすのも悪くありません。
けれど、前日の夜に少し遅くまで起きていたこともあり、朝はゆっくりめの始まりでした。そのうえ、遅めの朝食をしっかり食べてしまったので、昼になってもあまりお腹が空いていなかったのです。
外は曇り空でした。春のアンダルシアらしい明るさはあるものの、空全体に薄い雲がかかっていて、気分もどこかぼんやりします。
昨日までに少し動き回っていた反動もあったのか、この日は何かをきちんと進める気力がなかなか出てきませんでした。
本当は、仕事も少し進めたかったですし、家のことも片づけたいと思っていました。けれど、気づけば何気なくゲームを始め、そのまま止まらなくなっていました。
横では、YouTubeの動画をラジオ代わりに流していました。特に集中して見るわけでもなく、ただ音だけが部屋に流れているような感じです。
ゲームをしながら、なんとなく耳に入ってくる声を聞いている。生産的とはまったく言えませんが、この日はそういう時間を求めていたのかもしれません。
頭を空っぽにしたかったのだと思います。
スペインにいると、日曜日は特に時間の流れがゆっくりになります。バルとキオスク、つまりタバコやビール、駄菓子などを売っている小さな店以外は閉まっているので、村全体もどこか静かです。
家族や友人と昼食をとり、昼からワインやビールを飲みながら長い午後を過ごす人も少なくありません。友人からも「バルに行こう」と誘われましたが、この日は外で飲む気分にはなれませんでした。
行けばきっと楽しい時間になったと思います。けれど、昼から飲んでしまうと、私の場合はその日がそこで終わってしまいます。何かをする気力もなくなり、夕方にはただだらだらと過ごすだけになってしまうのが目に見えていました。
せっかく誘ってもらったのに少し申し訳ない気持ちもありましたが、無理に出かけるよりは、家でぼんやり過ごすほうが今の自分には合っている気がしました。
午後になると、朝の曇り空が少しずつ晴れていきました。日差しが戻り、外は暖かくなっていきます。春らしい穏やかな日曜日になったのに、私はほとんど外へ出ることもなく、写真もほとんど撮りませんでした。
ブログを書くようになってから、日々の出来事を少し意識して見るようになりました。空の色、村の様子、バルでの会話、食べたもの。そうした小さな出来事が、あとから文章になることもあります。
でも、何もない日もあります。
いや、正確には何もないわけではなく、「何もしなかった」という一日があるのだと思います。どこにも行かず、誰とも会わず、頭を使うことも避けて、ただ時間を流す。そんな日も、暮らしの一部です。
スペインで暮らしていると、頑張りすぎないことの大切さを時々思い出します。もちろん、やるべきことはありますし、仕事も生活も待ってはくれません。
それでも、日曜日の村の静けさの中にいると、「今日はこれでいいのかもしれない」と思える瞬間があります。
何かをした日だけが、記録に残す価値のある日ではありません。何もしなかった日にも、その日の空気や、その時の心の状態があります。
写真はほとんどありませんが、こんな日もあっていいのだと思います。明日からまた、新しい一週間が始まります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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