夜中の2時、スペインは夏時間へと切り替わりました。時計の針が1時間進み、日本との時差は7時間になります。たった1時間とはいえ、この変化は思っている以上に体に響くものです。
スマホが普及する前は、時計の時間は自分で手動で変更していました。そのため、夏時間になったことに気づかず、夕方までそのまま過ごしてしまうこともありました。
そうした混乱を避けるために、時間の切り替えが日曜日に設定されているのかもしれません。
今ではスマホやコンピューターが自動的に時間を調整してくれるため、便利になった反面、どこか実感が薄れているようにも感じます。
とはいえ、この時間変更とともに、日々は確実に夏へと向かっていきます。日照時間はぐんと長くなり、今日も夜8時頃まで明るさが残っていました。
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| 夜8時、真ん中の点はほぼ満月 |
6月下旬の夏至に近づく頃には、夜10時を過ぎても完全には暗くならない日が続きます。
夕方になっても明るさが残るこの季節は、つい外へ出たくなり、自然と活動的になります。その一方で、生活のリズムが少しずつ後ろへずれていく感覚もあります。
スペインの春から夏にかけて行事も多くなり楽しい時間がつづきます。
そんな今日は、冷たい風が吹いています。滞在している場所ではそれほどでもなかったものの、車で10分ほどの自宅に戻ると、状況は一変していました。バルコニーの物が飛ばされるほどの強風が吹きつけ、同じ地域でもこれほど違うのかと驚かされます。
自宅へ戻った理由は、この日がセマナ・サンタ(聖週間)の始まり、「ドミンゴ・デ・ラモス」だったからです。英語ではパームサンデーと呼ばれ、キリスト教圏において重要な意味を持つ日です。
アンダルシアでは、このセマナ・サンタの行列が広く知られており、特にセビリアやマラガ、グラナダ、コルドバといった都市では、壮大な規模で行われます。
大都市では100人以上が担ぐ山車(パソ)が街を進み、荘厳な音楽とともに、イエス・キリストの受難の場面が表現されます。
一方で、私のいる小さな村の行列は、より素朴で温かみのあるものです。
今日は比較的若い青年が中心となり、20〜25人ほどで山車を担ぎます。
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| 2025年の様子 |
白いシャツに身を包み、ロバに乗ったキリスト像を乗せた山車がゆっくりと進む様子には、規模の大小を超えた魅力があります。
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| 2025年の様子 |
今年もその行列を見に行こうと、一度自宅へ戻ったのですが、思わぬ出来事がありました。外に出ようとしたところ、車の鍵が見当たりません。エアタグで探しても反応がなく、道や車の中まで探し回ることになってしまいました。
結局、鍵は机の上であっさり見つかりました。少し拍子抜けしつつも、その間に時間は過ぎてしまっていました。
急いで教会へ向かったものの、すでに行列は終わった後。人々が解散していくところでした。毎年見ている行事だけに少し残念でしたが、こういう日もあります。
その後、前日に持って行かなかったパソコンなどを取りに戻り、再びペットシッティング先の家へ戻りました。
本来であれば、気持ちの良いテラスで過ごしたいところですが、この日は冷たい風が吹いていたため、室内で静かに過ごすことにしました。
今回滞在しているのはイギリス人のご夫婦のお宅です。室内の照明はやや控えめで、少し暗く感じられます。そのため、自分でスタンドライトを持ち込み、ようやく落ち着いて過ごせる環境が整いました。
そして、ワンちゃんは今日も変わらずお利口に過ごしています。
夏時間の始まりとともに、長く続いた雨の季節も、ようやく終わりを告げたのだと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。






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