今朝は、車を修理屋さんへ持っていきました。少し前から、車の前の下あたりに水がポタポタ落ちていたのです。
最初はラジエーターの水かもしれないと思い、とりあえず水を足して様子を見ていましたが、そのままにしておくわけにもいきません。
修理屋さんまでは車でほんの少しの距離です。水を入れて走らせると、なんとかそこまでは行けました。
できれば、ホースやつなぎ目の不具合くらいで済んでほしいところです。もしラジエーターそのものを交換するとなると、この車にそこまでお金をかけるべきか、少し考えてしまいます。
この車はルノーです。もうかなり長く乗っています。たしか13年ほど前にも、一度ラジエーターが悪くなり、ルノーのサービスセンターで修理してもらったことがありました。その時で、たしか450ユーロくらいかかったと思います。
もし今回の修理代が600ユーロや700ユーロになるようなら、もう廃車にするのが現実的なのかもしれません。
そう思うと、少し寂しい気持ちにもなります。この車ではモロッコにも行きました。かつてはマラガ空港まで走ることもよくありました。最近は近場を少し運転するくらいになりましたが、それでも長い間、よく働いてくれた車です。
修理屋さんでは、まだすぐ見られないので「また持ってくる?」と聞かれましたが、もうそのまま預けることにしました。どうせしばらく使う予定もありません。見てもらってから、修理するかどうか考えることになります。
車を預けたあとは、歩いて坂を上がり、スーパーへ向かいました。天気がよく、日差しも強くて、歩いているとかなり暑く感じました。
明日から、友人の家で犬の世話をする予定があります。本来なら自分の車で行くので、必要なものがあれば途中でスーパーに寄ったり、家と行き来したりできます。場所は車で10分少しの距離です。
けれども今回は車がありません。友人に迎えに来てもらい、送ってもらうことになっています。一度行ってしまうと、自分で自由に買い物に出ることができません。そう考えると、少し多めに食料を買っておいた方が安心です。
それで、1週間分の食料を買いました。たぶん、実際にはこんなにいらないと思います。それでも、足りなくなるよりはいいのです。
ビールも買いました。犬の世話をする家には、いつもビールを用意してくれています。けれども、今回は1週間です。1晩に2缶くらい飲めば、数日でかなり減ってしまいます。
それに友人が遊びに来るかもしれないことも考えると、用意してくれているものを全部飲んで「さようなら」というのも、やはり気が引けます。なので、今回は自分でも少し買って持っていくことにしました。
食べ物についても同じです。「家にあるものを食べてね」と言ってくれるのですが、国が違うと、家に置いてある食べ物もやはり違います。食べるものがないわけではないのですが、自分が食べたいものがあるとは限りません。
特に数日ではなく1週間となると、自分の好みに合うものを少し持っていく方が落ち着きます。
いったん家に戻り、夕方また用事を済ませました。そのあと銀行のATMに寄る必要があったので、ついでにもう一度スーパーへ行きました。昼間に行った時は野菜がほとんどなかったのですが、夕方には少し入っていたので、野菜も買い足しました。そして、また少しだけビールも買いました。
買い物を終えたあと、近くのバルに寄りました。寒くもなく、暑すぎることもなく、ちょうどよい気候でした。少し目がチカチカする感じはありましたが、今年はまだ花粉症が本格的には来ていません。
いつもなら、この時期はオリーブの花粉の季節で、お酒を飲むのもつらいほどです。飲むと症状が悪化し、タバコの煙の匂いが少ししただけでも、目や鼻がひどくなることがあります。けれども今年は、まだそこまでではありません。このまま来ないでほしいと思いながら、外の席に座っていました。
バルでは、スペイン人のおじさんと話しました。向こうがスペイン人のおじさんなら、私は日本人のおばちゃんです。こういう何気なく村の知り合いと会話できるのが村でのバルらしい時間です。
話題になったのは、6月6日にあるロメリア祭のことでした。ロメリアはカトリックの巡礼行事で、村の大切なお祭りのひとつです。聖母マリア像を運び、村の人たちが一緒に歩き、会場で飲んだり食べたりしながら過ごします。
ところが今年は、そのロメリア祭が1日だけになったそうです。去年までは2日間ありました。さらに昔は、金曜日の夜から始まっていた時期もあります。
そのときは金曜日の夜に、会場となる場所に仮設のバルができ、音楽が入り、若者たちが集まって夜を過ごしていました。土曜日には聖母マリア像を運び、再び会場まで歩きます。
そして夜通し仮設バルやキャンプですごします。のような場所があり、無料のバスも朝まで村を往復していました。日曜日もまだお祭りは続き、夕方には馬の行事があり、夜になって村へ戻るという流れでした。
それが今年は、たった1日です。出発の時間も以前とは違い、昼ごろから始まり、馬の行事もその日に行なわれます。無料バスは午後3時半から翌朝5時頃まで出るようです。仮設のバルが設置されますが、たったの1晩だけです。
形としては残っていますが、これまでのロメリアを知っている人にとっては、ずいぶん変わって、物足りないように感じるのでしょう。
そのおじさんも、「信じられない」「悲しい」と言っていました。
けれども、考えてみると、こうした変化にも理由があるのかもしれません。今は若い人たちの多くが村を出て、別の町で働いています。長いお祭りに合わせて何日も帰ってくるのは難しくても、土曜日の1日だけなら戻って来られる人もいるはずです。
役場としても、短くして多くの人に参加してもらいたいという考えがあるのかもしれません。
昔のように続けることだけが、お祭りを守る方法ではないのかもしれません。それでも、長く続いてきた形が変わっていくのを見るのは、やはり少し寂しいものです。
スペインの村の暮らしは、変わらないように見えて、少しずつ変わっています。車の修理に悩み、犬の世話のために買い物をし、夕方にはバルでお祭りの話を聞く。そんな一日の中にも、古いものと新しいものが並んでいます。
今年のロメリアがどんな一日になるのか、見に行ってみたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。




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