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【村の行事】2026年
祝日8月15日(土) 、壁のないフェスティバル 8月14日(金) &15日(土)、夏のフェリア8月20日(木) 〜23日(日)

2026/06/30

6月23日(火) 家族の手紙を読み解く一日

この日は、友人のカルメンの家へ行きました。彼女の祖父母が交わした古い手紙を文字に起こす作業を手伝うためです。今回で二度目になります。

手紙が書かれたのは、スペイン内戦によって家族が離れ離れになっていた時代です。遠く離れた家族が互いの無事を気遣い、再会を願いながら書いた言葉が残されています。それらを読み取れる形にして、記録として残すのが、カルメンの進めているプロジェクトです。

今回も、作業には5時間ほどかかりました。

手紙の画像をAIに読み込ませれば、ある程度までは文字にしてくれます。しかし、昔の手書き文字をすべて正確に読み取れるわけではありません。結局は原本と文字起こしを一つひとつ見比べ、綴りや読み間違いがないかを確認しなければなりません。

中にはタイプライターで打たれた手紙もあります。活字であれば私にも比較的確認しやすいのですが、手書きのものになると、カルメンが根気よく読み解く必要があります。

原文の文字起こしが終わると、次は当時の表現や古い綴りを、現在のスペイン語で読みやすい形に整えます。その後、英語へ翻訳します。

私は英語は読むことはできますが、AIが翻訳した英語の表現や文法が正しいのかは、判断はできません。あるいは、文法が正しくても、こういう表現はしない、とか、古い言葉だとか、こればかりはネイティブにしか判断できないことです。

そのため、大変でしょうが、カルメンが確認しないといけないのです。私は主に原文と文字起こしを見比べる役目をしています。

カルメンの母親はスペイン人で、父親はイギリス人です。彼女自身はイギリスで育ったため、第一言語は英語です。スペイン語は子供の頃からスペインへ遊びに来て、親戚や周囲の人たちと話す中で身につけました。

本人は自分のスペイン語を冗談交じりに「ストリート・スパニッシュ」と呼んでいます。学校で文法を一から習ったわけではなく、日常の会話を通して覚えたスペイン語だからです。

それでも、今回の文字起こしを始めてから、スペイン語の力がかなり上がったと話していました。何十年も前に書かれた文章を読み、綴りや文法を確認し、現代の言葉に置き換える作業を続けているのですから、自然に理解が深まっていくのでしょう。

スペイン語は、動詞の活用をはじめ、文法上の決まりが多い言語です。文章を読むと、書いた人がどのような教育を受けていたのかが、言葉遣いや綴りから伝わってくることもあります。

日本語にも、文章の巧拙や語彙の違いはあります。ただ、スペイン語ほど文法の形がはっきり表に現れないように感じます。英語の場合は、文章だけでなく、話し方や発音によって、その人が育った地域や環境が見えてくることがあります。

言葉によって、書き手や話し手の背景が表れる場所が違うのかもしれません。古い手紙を読みながら、そんなことも考えました。

私は文字や綴りに間違いがないかを中心に見ているため、作業中はどうしても文字そのものに意識が向きます。一方、カルメンは、そこに書かれた内容を理解しながら読んでいます。

そのため、ときどき目に涙を浮かべたり、「ああ、良かった」とほっとした表情を見せたりします。手紙を書いたのは、自分の祖父母です。そこに記されている不安や喜びは、彼女にとって遠い時代の出来事ではありません。

家族が離れ離れになり、いつ届くかも分からない手紙に思いを託していた時代。その言葉を孫であるカルメンが読み、今の言葉によみがえらせています。

私はその横で文字を確かめているだけですが、このプロジェクトに加われたことをうれしく思います。

長い作業を終えたあとは、ガソリンスタンドの隣にあるバルへ寄りました。少し前から、薄手のセーターが見当たらず、家の中を何度探しても出てこなかったのです。

ふと、あのバルに置き忘れたのではないかと思い、尋ねてみると、やはり保管してくれていました。捨てずに取っておいてくれたことにほっとしました。

せっかくなので少し飲んでいると、友人たちもやって来ました。しばらく話をしてから家へ戻りました。

夜10時ちょっと前の景色

帰宅した頃には、もう遅い時間でした。それなのに、家にあった最後の袋麺を食べてしまいました。日本の日清ではなく、香港の日清が作っている出前一丁です。

食べている時は満足しているのですが、翌朝、台所に残った袋や器を見るとがっかりします。

「ああ、またやってしまった」

古い手紙を前に、家族の歴史や言葉について真面目に考えていた一日の終わりが、夜中の袋麺でした。そんな締めくくりも、普段の暮らしらしい気がします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2026/06/29

6月22日(月) 一人で見ても、一人ではないサッカー観戦

明日は用事が入っているため、本来なら明日中に納品すればよい仕事を、この日のうちに終わらせることにしました。朝から机に向かい、ほぼ一日中仕事をして過ごしました。

ひと通り片づた後、ちょうどサッカーの試合が始まっていたので、それからはアルゼンチンーオーストリア戦を見ながら過ごしました。

by ChatGPT

この試合は地上波で放送されたので、Amazonも無料で見ることができました。私はテレビにAmazon Fire TV Stickをつないでいます。

スペインの地上波放送もこれで見られるのですが、その時々で映像が安定している方を選んでいます。

試合中は、いつものようにインスタのチャットで友人たちとやり取りをしました。集まるのは五人ほどです。試合について話すこともあれば、冗談を言ったり、サッカーとはまったく関係のない話題にそれたりもします。

一人でテレビを見ていても、こうしてメッセージを交わしていると、誰かと一緒に観戦しているような気分になります。

なかでも、オランダに住む友人が、いつも詳しく試合の様子を伝えてくれます。アルゼンチン戦の次にはフランスの試合がありましたが、そちらは無料放送ではなかったため、私は見ることができませんでした。

それでも、彼がチャットに次々と送ってくる実況を読みながら、おおよその展開を追うことができました。映像は見られなくても、メッセージを通して試合を楽しむことはできます。

一日中仕事をした月曜日でしたが、最後はサッカーと友人たちとのやり取りで、少し気持ちを緩めることができました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


2026/06/28

6月21日(日) 夏至の日の出を見に、夜明け前のガウシン村へ

朝4時45分に起きました。

目覚まし時計が鳴った時は、なぜこんな時間に音がしているのか分からず、しばらくぼんやりしていました。少ししてから、早朝の山歩きに出かける約束をしていたことを思い出しました。

目的地は、ここから車で30分ほどのところにあるガウシンという村です。村の近くには、標高千メートルほどの山があります。その山に登り、夏至の日の出を見ることになっていました。

まず、朝5時半に村のガソリンスタンドで待ち合わせました。参加したのは、オランダ人の夫婦と私、それにイギリス人のアレックスです。そこからアレックスの車に乗り、ガウシンのガソリンスタンドまで向かいました。

到着した時は、まだ辺りが真っ暗でした。懐中電灯で足元を照らしながら、山道を歩き始めます。ガウシンから参加した三人とも合流しました。

その三人は、私より年上に見えましたが、普段から毎週のように山を歩いているそうです。暗い道でも迷いなく、すたすたと登っていきます。

一方、私たちは少しゆっくりと歩いていたため、頂上で日の出を見ることはできませんでした。

それでも、登っている途中で空が少しずつ赤くなり、周囲の景色が見えるようになってきました。懐中電灯がなくても足元が分かるほど明るくなった頃、ふと右側を見ると、すぐ近くが崖のようになっています。

暗いうちは気づかなかったのです。

もともと高い場所が得意ではないため、明るくなるほど足がすくんできました。最後の急な登りに差しかかったところで、「私はここから先には行きません。ここで待っています」と伝えると、友人の女性も一緒に残ると言ってくれました。

きれいな日の出を見るためとはいえ、無理をして登る気にはなれませんでした。足を滑らせれば、ただでは済みそうにありません。

山歩きに慣れた人たちは、年齢に関係なく驚くほど元気です。この日も、六十代から七十代に近いと思われる人たちが、軽やかに歩いていました。ただ、慣れていて自信があるからこそ、思いがけない場所で足を滑らせることもあるのでしょう。

私が落ちたら、「六十代の日本人女性がスペインの山で遭難、無謀な行動」とでも報道されそうです。そんなことを考えると、なおさら先へ進む気にはなれませんでした。

残念ながら頂上からの日の出は見られませんでしたが、途中からでも大きな太陽が昇ってくる様子は眺められました。

頂上は目の前

この日は少し霞んでいたため、遠くまでくっきりと見渡せたわけではありません。それでも、海側から姿を現す夏至の朝日は十分にきれいでした。

私の家から見える日の出とは、少し印象が違います。自宅のバルコニーからも朝日は見えますが、こちらでは山の向こうから昇ってきます。今度は早起きして、家からゆっくり眺めてみようと思いました。

頂上まで行けなかったとはいえ、涼しい時間に山を歩けたのは気持ちのよいものでした。散歩というより、立派なハイキングです。

ローマ時代のもの

山肌には大きな石が幾つも転がっていました。丸みを帯びた岩が重なり合い、場所によっては、まるでゴジラの卵が並んでいるようにも見えます。少し不思議で、印象に残る風景でした。

もう一度歩いてみたい気持ちはあります。ただし、あの崖の近くまで行くのは遠慮しておきます。景色は好きでも、高い場所はやはり苦手です。

山を下りたあとは、皆で朝食を食べてから帰りました。

登りよりも、むしろ下りの方が大変だったように思います。足元には滑りやすい落ち葉が多く、一歩ごとに踏ん張らなければなりませんでした。

その日はまだ筋肉痛を感じませんでしたが、年齢を考えると、痛みが出るのは翌日か、その次の日かもしれません。

家に戻ってからは、もう外へ出ずに過ごしました。すると、フランスに住む友人から連絡があり、また一緒に旅行をしようという話になり、しばらくメッセージを交わしながら、行き先や日程について考えました。

夕方には、スペイン代表のサッカーの試合がありました。本当はバルで見たかったのですが、早朝からの山歩きで、さすがに疲れています。外へ出ればビールも飲みたくなるでしょう。

結局、その日は家に残り、友人とインスタのメッセージをやり取りしながら試合を見ました。

頂上の日の出には間に合わず、崖の手前で立ち止まりました。それでも、暗闇の中を歩き、少しずつ明るくなっていく空を眺められただけで、早起きをした甲斐はありました。

無理をせず、自分が楽しめるところまで行く。それくらいが、今の私にはちょうどよい山歩きです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2026/06/27

6月20日(土) 家にいながら賑やかな、サッカー観戦の夜

この日は少し疲れがたまっていたので、出かけずに家で過ごしました。

初めに少しだけ仕事をしましたが、それを終えてからは、特に何をするでもなく、のんびりと過ごしました。前日まで外に出ることが続いていたので、こうして家にいる時間も必要だったのだと思います。

夕方からは、ワールドカップのオランダ対スウェーデン戦を見ました。今回も、いつものように友人たちとインスタのチャットでやり取りをしながらの観戦です。

一人で試合を眺めるのも悪くありませんが、誰かと感想を交わしながら見ると、面白さが随分と変わります。好機を逃した時には一緒に残念がり、判定に疑問があれば、それぞれの意見が次々に飛び交います。ただぼんやりと画面を見ているよりも、試合に深く入り込める気がします。

私が見ていたのは、もちろんスペイン語の中継です。一方、チャットにはほかの国で試合を見ている人たちも参加しているので、それぞれが現地の放送で聞いた話や、解説者の反応などを伝えてくれます。

同じ試合を見ていても、国によって放送の仕方や取り上げ方が違うようで、それを知るのも楽しみの一つです。

中でも、オランダに住んでいる友人が、試合の様子をこまめに伝えてくれました。スペインでは、試合によっては有料放送に加入しなければ見られませんが、オランダでは比較的多くの試合を無料で見られるそうです。こ

ちらで見られない試合の時にも実況してくれるので、いつも助かっています。

ただし、その友人はオランダに住んでいるからといって、オランダ代表を応援しているわけではありません。この日はスウェーデンを応援していました。残念ながらスウェーデンは負けてしまい、試合後は少しがっかりしている様子でした。

翌朝は早く起きる予定があったので、この日はなるべく早く寝ようと思っていました。けれども、早く寝ようと意識するほど、なぜか時間は過ぎていきます。結局、ベッドに入ったのは12時ごろになってしまいました。

家から一歩も出ない静かな一日でしたが、画面の向こうの試合と、離れた場所にいる友人たちとの会話のおかげで、思ったよりも賑やかな夜になりました。

最後までお読みいただき、ありがとございました。

2026/06/26

6月19日(金) 炭火焼きの昼食と、夏至の日の出の約束

昼は、長い付き合いの友人と食事に出かけました。向かったのは、この村から二つほど先にある駅の村です。車で20分から25分ほどの距離にあります。

レストランは駅の端にあり、かつて倉庫として使われていたらしい古い建物を改装した店です。昔の鉄道施設の面影が残り、味わいのある佇まいをしています。

現在、この区間には列車が通っていません。2月の嵐で線路が傷み、修復作業が続いているためです。これまでのディーゼル車から電車に切り替えるための工事も行われている、という話も耳にしました。今は列車の代わりに、バスが運行されています。

そのため、平日の駅周辺はひっそりとしています。この日は金曜日だったので、もう少し人がいるかと思いましたが、店内もそれほど混んでいませんでした。ただ、週末になるとハイキングを楽しむ人たちが訪れるので、もう少し賑やかになるのでしょう。

この店は、炭火で焼く肉料理で知られています。店内には炭火の焼き台があり、そこで肉を焼いてくれます。以前から評判を聞いていたので、友人を誘って行ってみることにしました。

今回の食事には、日頃のお礼という意味もありました。前回、旅行から戻った際にはロンダまで迎えに来てもらうなど、何かと助けてもらっています。香港にいた頃からの古い友人なので、普段は改まって礼を言うような間柄ではありません。それでも、時々はこちらから食事に誘っています。

近頃のスペインは、外食の値段がかなり上がっています。さらに円安も重なり、日本円に換算すると、数年前の倍近くになったように感じることもあります。

値段が高くても、それに見合う料理が出てくれば納得できます。この日の肉も、味そのものは悪くありませんでした。ただ、残念だったのは、熱々ではなかったことです。

焼いた肉は、肉汁を落ち着かせるために少し休ませるものだといいます。さらにスペインのレストランでは、前菜を食べ終わってからメインディッシュを出すことが多いため、テーブルに運ばれてきた時には、すでに少し冷めていました。

暑い季節なので、店側としてはそれほど気にならないのかもしれません。それでも日本人の感覚としては、焼きたての肉が運ばれてきて、「熱い」と言いながら食べたいところです。

スペイン料理で本当に熱いまま出てくるものは、土鍋の中で煮立っているアヒージョくらいではないかと思うことがあります。

メインの牛肉

ヤギのチーズ

写す前にほぼ食べてしまいました。

ずいぶん昔、地中海沿岸のリゾート地、コスタ・デル・ソルのマルベーリャへ行った時も、出てきたパエリアが冷めていました。それ以来、同じような場面に出会うたびに、今度こそ店に伝えようと思います。

「前菜が終わっていなくても、メインディッシュが出来上がったら、すぐに持ってきてほしい」

ところが、注文する時になると、いつも言うのを忘れてしまいます。次回こそは、絶対に伝えようと思います。

食事代は、少しのチップを含めて二人で約80ユーロでした。(スペインはアメリカのようなチップ制ではありません)今の為替で考えると、1万5,000円近くになります。昼食にそれだけ支払ったことを考えると、料理には少し物足りなさが残りました。

それでも、友人とゆっくり話しながら食事ができたので、時間そのものは楽しいものでした。

結局、肉は自分で焼くのが一番おいしいのかもしれません。自宅でのバーベキューなら、焼き上がったものをその場ですぐに食べられます。少なくとも、熱々の肉を逃すことはありません。

食事を終えて村へ戻ると、今度はプールサイドのバルへ寄りました。一杯のつもりが二杯になり、そこにいた別の友人たちとも話しながら、しばらく過ごしました。

やがて話題は、明後日の日の出のことになりました。夏至の頃は、一年で最も昼の時間が長くなります。せっかくなので、皆で早起きをして日の出を見に行こうということになりました。

集合は朝5時半です。そのため、この日はそのまま金曜日の夜をバルで過ごすことはせず、土曜日も健康的に過ごして、早めに休むことにしました。

食事には少し心残りがありましたが、友人たちと楽しい時間を過ごし、最後には明後日の朝の約束までできました。料理の満足度だけでは測れない一日だったのだと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2026/06/25

6月18日(木) 遅い日暮れと、久しぶりのシエスタ

この日は一日中仕事をして、ほとんど家にこもっていました。昨日は少し飲み過ぎたこともあり、朝の始まりはいつもより遅めでした。外はすっかり暑くなり、ようやく南スペインらしい夏が近づいてきたように感じます。

夜は、ワールドカップのスイス戦を見ようと思っていました。バルへ行けば試合を放送しているはずなので、出かけることも考えましたが、結局は家で一人で見ることにしました。

試合はAmazonプライムで追加料金なしに見ることができました。ワールドカップの試合の中には、ほかのスポーツチャンネルを契約しなければ見られないものもあります。

特に日本戦は、そのような場合が多いようです。この日の試合はその必要がなかったので、仕事をしながら時々画面に目を向けていました。

昼食後には、久しぶりに強い眠気がやってきました。ぐっすり眠ったわけではありませんが、ソファに横になり、目を閉じてしばらく休みました。ほんの短い時間でも、体の力が抜け、少し元気が戻ります。

これからの季節は、やはりシエスタが必要になります。

一年で最も日の長い時期が近づき、夜の9時になっても外はまだ明るいままです。「少し飲みに行こうかな」と思う頃には、すでにかなり遅い時間になっています。それでも明るいので、つい時間の感覚がずれてしまいます。

その時間から出かければ、帰宅はさらに遅くなります。そして翌朝も早く起きて仕事をしていると、昼食後にはどうしても眠くなります。そこで少し横にならなければ、夕方からまた元気に動くことができません。

遅い時間まで明るい夜と、昼食後の短い休息。そんな南スペインの夏の暮らしが、今年も始まろうとしています。

ただ、今年は夏の訪れが少し遅かったように思います。今週末はかなり暑くなる予報ですが、ようやくここまで来た、という感じです。例年なら5月半ば、遅くとも6月上旬には、もっと暑くなっていても不思議ではありません。

今年は涼しい日が長く続きました。その分、久しぶりに感じる暑さにまだ体が慣れていません。昼間の眠気に身を任せながら、これから始まる長い夏に、少しずつ生活のリズムを合わせていこうと思います。

 夜11時すぎ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


2026/06/24

6月17(水) 試合は見られず、バルの夜は続く

この日は少し頑張って仕事をしました。ひと通り片づけたあと、ワールドカップの日程を見ると、ポルトガル対コンゴの試合が、スペイン時間の夜7時から始まることが分かりました。

ジャカランダ

せっかくなのでバルで見ようと思い、いつもの店へ向かいました。ところが、店内のテレビでは試合を放送していません。尋ねてみると、その試合は地上波ではなく、有料放送でしか見られないとのことでした。

都会の大きなバルなら、スポーツ中継のために有料放送を契約する店も多いのでしょう。けれども、この村では事情が違います。試合の日でも、テレビを見るために大勢のお客さんが押し寄せるわけではありません。

それにもかかわらず、バルで放送するための料金は、マドリードやバルセロナの店と同じように請求されるそうです。小さな村のバルにとっては、負担が大き過ぎます。そのため、以前は試合を流していた店も、次々と契約をやめてしまいました。

もしかすると別のバルなら見られるかもしれないと思い、普段からスポーツ中継を流している店にも行ってみました。しかし、そこでも試合は放送されていませんでした。

結局、村役場の横にあるバルで一杯飲み、居合わせた村の年配の女性カルメンと少し話をしました。そのあと、再びいつものバルへ戻ると、顔見知りのマリがやって来ました。

子どもたちが日帰り旅行から返ってきました。

この村にはマリという名前の女性が多く、皆それぞれ名字や愛称を付けて呼ばれています。そのマリと話をしながら飲んでいるうちに、今度はイングランドの試合が始まる時間になりました。

けれども、話が盛り上がり、試合どころではありません。近いうちに一緒に海へ遊びに行こう、という話にもなりました。

イングランド戦は地上波で放送されるため、家に帰れば見ることができます。ただ、すでに少し飲み過ぎていたので、この日はそのまま寝ることにしました。

この日は昼間からかなり暑く、ようやく本格的な夏が来たように感じました。それでも夜になると空気は涼しくなり、長袖のシャツを着ていても心地よいほどです。

昼間の強い日差しと、夜の涼しい空気。南スペインらしい夏が、今年もようやく始まりました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2026/06/23

6月16日(火) 村のバルでセネガルを応援した夜

この日は朝からレッスンが二つ入っていました。その合間に翻訳の仕事も進め、午前中は仕事中心に過ごしました。

仕事が一段落したところで、近くにある友人の家を見に行きました。友人はイギリス人家族で、長い間この村にホリデーハウスがあり、私は家の鍵を預かっています。

以前、嵐のあとに別の人が一度確認に行き、特に問題はなかったそうです。その後は見に行っていませんでしたが、この日、友人から様子を見てほしいと連絡がありました。

家に着くと、郵便物が何通も届いていました。請求書や支払いに関する通知のようでしたが、勝手に開けるわけにはいきません。とりあえず写真を撮り、「こんな手紙が届いているよ」と友人に送りました。

すぐに返事が来れば、その場で開封しようと思っていましたが、なかなか連絡がありません。随分たってから、「開けて中を確認してほしい」と返事が来たので、翌日にまた家に行って封を開けることにしました。

家の確認を終えたあとは、フランス対セネガルの試合を見るため、村の店へ向かいました。いつも一緒に観戦する親しい友人たちは来ていませんでしたが、店にいたのは普段から顔を合わせる村の人たちです。一人で来ても居心地の悪さはありませんでした。

 写真撮るのを忘れたのでChatGPTに作ってもらったイメージ画像

試合を見ながら、ヨーロッパに住む友人ともインスタのメッセージでやり取りをしました。離れた場所にいても、同じ試合を見ながら感想を送り合えるのは楽しいものです。

この日はセネガルを応援していました。けれども、残念ながらセネガルは負けてしまいました。

私がセネガルに親近感を持っているのは、長年の友人にセネガル人の男性がいるからです。名前はママドゥーといいます。日本人の奥さんとは香港にいた頃からの知り合いで、二人の結婚式にも出席しました。

セネガル人の知り合いは多くありませんが、ママドゥーを通じてセネガルの音楽に触れ、ドラムを教えてもらったこともあります。そのため、私にとってセネガルは、まったく縁のない遠い国ではありません。

試合に出ている選手たちを見ていると、どこかママドゥーに似ているような気がしてきました。

「みんなママドゥーの親戚みたい」

そんなことを思いながら見ていたので、敗戦が決まった時には、すっかりがっかりしてしまいました。

試合中、もう一つ気になったことがありました。セネガルの監督は白いシャツを着た、なかなか格好のよい人だったのですが、画面にはほとんど映りません。それに対して、フランスの監督は何度も映し出されます。

もちろん、試合の流れや放送側の判断もあるのでしょう。それでも、もう少し両チームを同じように映してくれてもよいのではないかと思いました。応援している側からすると、選手だけでなく、ベンチや監督の様子も見たいものです。

そんなことを考えながら、ビールを二本飲み、ほろ酔いで家に帰りました。

サッカーは家でも見られます。一人で小さな画面を眺めるのも、それはそれで気楽です。けれども、大きな画面を村の人たちと囲み、同じ場面で声を上げたり、ため息をついたりする時間には、また違った楽しさがあります。

応援していたセネガルは負けてしまいましたが、皆で試合を見る夜は、やはり楽しいものでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2026/06/22

6月15日(月) 古い手紙に残された、引き裂かれた家族の物語

この日は急ぎの仕事がなかったので、少しだけ作業を済ませてから、友人の家へ出かけました。

by ChatGPT

友人のもとには、祖父母の時代から残されている古い手紙がたくさんあります。スペイン内戦によって離れ離れになった家族が交わした手紙です。

これまでは親の世代が手紙を受け継ぎ、いつか整理しようと考えていたそうです。しかし、その方たちも亡くなり、今は友人が保管しています。

このまま眠らせておくのではなく、何らかの形で残したいということで、手書きの文章を文字に起こす作業を手伝うことになりました。

古い手紙は文字の癖も強く、紙の状態もよくありません。写真をAIに読み込ませても、思うようには判読できませんでした。

特にこの日最後に起こしたのは読み取れない箇所が多く、結局、二人で原本を見ながら、一文字ずつ確かめていくことになりました。

そうして文章を追っているうちに、手紙に書かれた人たちの気持ちが、少しずつ伝わってきました。

内戦によって引き裂かれ、離れた場所から手紙を送り合う家族。そのやり取りを読んでいると、単なる昔の記録とは思えません。

友人も目に涙を浮かべながら、「悲しい」と何度も口にしていました。私も、そばで読んでいるうちに胸が詰まりました。

その日読んでいたのは、差出人が亡くなる数か月前に書いた、最後に近い手紙だったようです。最後になるとは知らずに書かれた言葉だと思うと、年月を隔てた今でも、その重みが感じられます。

作業はまだ始まったばかりです。残された手紙は多く、読めない文字もたくさんあります。それでも、一通ずつ丁寧に読み解いていけば、ばらばらになっていた家族の物語が、少しずつ形になっていくのかもしれません。

来週も、続きを手伝いに行く予定です。

友人の家を出たあとは、ガソリンスタンドの横にあるバルへ寄りました。少し飲んでから家に帰り、静かに一日を終えました。

古い手紙の中に残っていた言葉が、帰宅してからも、しばらく心に残っていました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


2026/06/21

6月14日(日) 離れていても一緒に観戦、日本対オランダの夜

この日は少し仕事をしたほかは、家でゆっくり過ごしました。

そして夜になってから、ワールドカップの日本ーオランダ戦を見ることにしました。

by chatGPT

スペインでは、ワールドカップの試合をすべて無料で見られるわけではありません。スペイン代表の試合や注目度の高い試合は無料放送されますが、日本戦を見るには、基本的に有料のサービスへ加入する必要があります。

料金は月額19ユーロほどです。ほかの試合もたくさん見るのであればよいのですが、日本戦を見るためだけに加入するのは少しもったいない気がして、どうしようかと考えていました。

そんな時、友人たちとメッセージをやり取りしながら、一緒に観戦することになりました。友人といっても、もともとは一時期流行した音声交流アプリ「Clubhouse」で知り合った人たちです。主にヨーロッパ各地に暮らしており、今でもメッセージアプリを通してつながっています。

今回は音声で話すのではなく、それぞれの家で試合を見ながら、メッセージを送り合うという形でした。同じ場所にはいなくても、感想を書き込んだり、試合の流れに一喜一憂したりしていると、何となく一緒に観戦しているような気分になります。

どうやって試合を見ようかと相談したところ、イギリスのテレビ局ITVで放送されると教えてもらいました。幸い、今のところ我が家でもイギリスのテレビを見ることができるので、無事に試合を映すことができました。

ただ、映像は時々止まります。自宅のインターネット回線が遅いのか、夜になると混み合うのかは分かりません。しばらく待つと再び動き始めるのですが、肝心な場面を見逃してしまうこともあります。

しかも、メッセージのやり取りをしたり、ほかのことをしたりしながら見ていたため、ちょうどゴールが決まった瞬間を見逃してしまいました。結局、その場面はリプレイで見ることになりました。

それでも、友人たちとメッセージを交わしながら見る試合は、一人で黙って見るよりも楽しいものです。それぞれ違う国や町に暮らしていても、同じ時間に同じ試合を見ている。それだけで、少し距離が近くなったように感じられた夜でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2026/06/20

6月13日(土) 車を取りに行った朝、バックアップを待つ夜

朝は早めに家を出て、昨夜置いてきた車を取りに行きました。昨夜は飲みに出かけたため、車を運転せず、そのまま置いて帰ってきたのです。

駐車したのは、罰金を取られるような場所ではありません。それでも、長く置いておくのは少し気になります。朝のうちに無事に車を回収し、その足でスーパーにも寄りました。

必要なものをいろいろ買ったのですが、肝心の油を買い忘れてしまいました。料理に普段使っているのは、ひまわり油です。オリーブオイルは、料理によって使ったり、出来上がったものに上からかけたりしています。

もともと油を買うためにスーパーへ寄ったようなものだったのに、それだけを忘れて帰ってきました。買い物では、こういうことが時々あります。

この日は、隣村のヒメラ・デ・リバルで音楽フェスティバルが開かれていました。昼の12時に始まり、おそらく夜遅くまで続く催しだったと思います。少し興味はありましたが、結局行きませんでした。

ここ数日の疲れがたまっていたのか、どうにも体が重く、昼寝をすることにしました。

スペインらしく言えばシエスタですが、少し眠っても、あまり疲れは取れませんでした。出かける気力も戻らず、そのまま家で過ごすことにしました。

それならばと、しばらくしていなかったコンピューターのバックアップを始めました。新しいアップデートが届いているのですが、その前に、念のためデータを保存しておきたかったのです。

ところが、バックアップには予想以上に時間がかかります。今夜こそ早く寝ようと思っていたのに、進み具合が気になり、なかなかコンピューターから離れられません。

振り返ってみると、この日は車を取りに行き、買い物をして、あとはバックアップをしていただけで終わってしまいました。

何もできなかったような気もしますが、普段後回しにしていることを一つ片づけたと思えば、それも必要な一日だったのでしょう。

もう一つ、この日は少し気になっていた行政からの通知も確認しました。以前、アンダルシア州政府に申請していたものについて、最初に届いたのは、申請を認めないという内容の通知でした。

ところが、その後に届いた別の通知を読むと、先の決定を取り消すと書かれていました。つまり、申請そのものが完全に終わったわけではなく、手続きが再び進むことになったようです。

行政から届くスペイン語の文書は、日常会話とはまったく違います。ただでさえ長く、法律や手続きに関する表現も多いため、何が決まったのかを理解するだけでも時間がかかります。

今回も、個人情報に関わる部分をできるだけ消してから、チャッピーに内容を解説してもらいました。最初の通知と次の通知の関係も整理してもらい、ようやく状況を把握できました。

こうした道具がなければ、自分で単語を一つずつ調べ、文章の意味をつなぎ合わせなければなりません。もちろん、その方が勉強にはなるのでしょう。それでも、難しい行政文書を前にすると、つい便利な方法に頼ってしまいます。

少なくとも、何が書かれているのか分からないまま不安でいるよりは、内容を理解できた方が安心です。便利なものには助けてもらいながら、個人情報の扱いには気をつけて使っていきたいと思います。

あとは、バックアップが無事に終わるのを待つだけです。それが済んだら、ようやくコンピューターをアップデートできます。

この辺りでは、昼間に電気が不安定になることがあります。多くの人が電気を使うためなのか、夜の方が少し安定しているようにも感じます。理由は分かりませんが、アップデートの途中で停電することだけは避けたいところです。

バックアップを取り、電気の様子を気にしながらアップデートをする。何とも地味な土曜日ですが、スペインの村で暮らしていると、こうした小さな心配も通常運転です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2026/06/19

6月12日(金) 強風注意の日、バルで思い出した昔のこと

この日は強風への注意が出ていて、「気をつけてください」という知らせが回ってきました。

夜中から明け方にかけては、確かに風が強く吹いているように感じましたが、日中になると、それほどでもありませんでした。

朝、少し買い物をしようと思い、近所の八百屋さんまで出かけました。ところが、中を覗くと、あまり親切ではない店員さんが働いているのが見えました。

彼女がいる時は、どうも入る気になれません。そのまま店には入らず、銀行へ向かいました。

その後、村をぐるりと歩いてから家に戻りました。注意報が出ていたわりには穏やかで、いつもと大きく変わらない午前中でした。

小さなオリーブの実がなってます。

今にも飛びそう

カラコレス

夕方には、ガソリンスタンドの隣にあるバルへ出かけました。友人のマリが、この日だけそこで働くと聞いていたからです。

店に着くと、一組の男女が少し揉めていました。女性は目に涙を浮かべています。その様子を見ながら、私にも、男性のことで悲しんだり、涙を流したりしていた時代があったのだと思い出しました。

今となっては、ずいぶん遠い昔のことです。もちろん当時は、それどころではなかったのでしょう。それでも時間がたつと、あれほど心を占めていたことさえ、いつの間にか遠くへ離れていきます。

彼女の姿を眺めながら、かつての自分を少し懐かしく思いました。

初めのうちはスペイン人の村人ばかりでしたが、しばらくすると、イギリス人の友人たちがやってきました。

ビールを片手に、みんなと楽しく話をしました。最後はトムに「もう一杯飲もう」と誘われ、村に戻って、いつものバルに入りました。

そこで飲んだのは、ビールを二本。最後の一本が思いのほか回り、帰る頃には少しふらついてしまいました。これはまずいと思い、気を引き締めて歩いて家へ戻りました。

そんな時は、そのまますぐ寝ればよいのですが、酔っているわりに、かえって目が冴えることがあります。

この夜もなかなか眠る気になれず、家に残っていたワインを少しだけ飲んでから、ようやくベッドに入りました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2026/06/18

6月11日(木) 雲の村から海側の町プエルト・バヌスへ

朝起きると、この日も雲が低く降りてきていました。村全体が白く包まれているようで、空気もひんやりしています。南スペインといっても、山あいの村の朝は、こういう涼しさがあります。

この日は、友人のマリと一緒に海側の町へ行ってきました。知り合いの方が持っている家の様子を、定期的に見に行くためです。

長く空けている家は、何か問題が起きていないか、ときどき確認しておく必要があります。スペインで暮らしていると、こういう小さな頼まれごとも日常の一部になります。

村を出た時はずっと曇っていました。海側に近づくと少し晴れ間も見えましたが、それも長くは続かず、また雲が広がってきました。

海側に向かっています。

海方面へ行く時は、いつも高速道路を使います。海沿いには、同じ方向へ走る一般道もありますが、交通量が多く、混みやすいのです。そのため、少しお金を払っても高速に乗った方が楽だと思っていました。

ところが、この日は料金を見て驚きました。区間ごとの料金ではありますが、最初の短いところが2ユーロになっていたのです。冬料金のほぼ倍です。夏になると高速料金が上がり、冬には下がるのですが、それにしても少し上がりすぎではないかと思いました。

実際、高速道路を走る車は少なくなっているように感じました。2ユーロ払うくらいなら、一般道を行こうと思う人が増えるのも分かります。

その影響なのか、いつも寄っていたサービスエリアのカフェも閉まっていました。前回行った時には、中に人はいたものの、「閉まっています」と言われました。改装でもするのかと思っていましたが、今回もやはり閉まったままでした。

高速料金が上がれば、道路を使う人が減ります。すると、サービスエリアのカフェテリアに立ち寄る人も減ります。高速の全体としては同じ収入になるのかもしれませんが、そこで商売をしている小さな店には、やはり影響が出るのではないかと思いました。

結局、朝食は高速のサン・ペドロ出口まで下りてから取ることにしました。ちなみにここの区間は料金3.60ユーロです。

下りてすぐにポリゴノと呼ばれる工業地帯のような場所があり、そこにはスーパーや店もいろいろ並んでいます。その中のガソリンスタンドにカフェがあり、前回もそこで休憩しました。

店の人はとても感じがよく、気持ちよく朝食を取ることができました。旅先の有名なカフェではありませんが、こういう何気ない場所の方が、かえってその土地の生活が見えることがあります。


その後、目的の家へ向かいました。家の中を確認し、少し掃除をして、問題がないことを見届けました。用事が終わると、少し気持ちが軽くなります。

そのまま帰るのももったいないので、プエルト・バヌスにあるエル・コルテ・イングレスへ寄りました。エル・コルテ・イングレスはスペインを代表するデパートですが、特にプエルト・バヌスの店舗は、周囲の雰囲気もあって高級感があります。



何かを買うつもりがあったわけではありません。ただ、田舎の村に住んでいると、たまにこういう場所を歩くだけでも新鮮です。明るい売り場を見て、きれいに並んだ商品を眺めて、少し都会の空気を吸う。それだけで十分楽しい時間でした。


帰り道には、ガウシンの村にあるガソリンスタンド横のバルに寄りました。そこでタパスを少しつまみ、ビールを飲みました。海側から山の方へ戻る途中で、こうしてひと息入れる時間は、ちょうどよい区切りになります。


その後、さらにコルテスのガソリンスタンド横のバルにも寄りました。そこにはイギリス人の友人たちがいて、合流することになりました。

朝は雲に包まれた村から始まり、海側の町へ行き、デパートを少し歩き、帰り道にバルへ寄る。

木曜日の夕方は、友人たちと話しながらゆっくり過ぎていきました。予定していた用事も済み、少し寄り道もできて、楽しい一日になりました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2026/06/17

6月10日(水) 白い雲に包まれた村の朝

朝バルコニーに出ると、目の前の景色が一面、白い雲に包まれていました。

山の上に雲が降りてきたのか、それとも下にたまっていた雲が少しずつ上がってきているのか、よく分かりません。けれども、いつもの景色はほとんど見えず、村全体が白い幕の中に入ってしまったようでした。

最初は、雨でも降るのかと思いました。スマホで天気予報を確認すると、2時間ほど後からは晴れマークが続いています。どうやら雨雲ではなく、ただ雲が低く降りてきているだけのようです。

外に出てみると、空気がとても気持ちよく感じました。家の中は少し暑くなっていて、体にも熱がこもっていたので、外のひんやりした空気に触れた瞬間、すっと楽になりました。

冷たいといっても、冬のような冷たさではありません。肌に当たる空気がやわらかく、体の熱を静かに取ってくれるような冷たさです。まるで自然のクーラーの中を歩いているようでした。

景色は白くかすんでいて、遠くまでは見えません。それでも、いつもの道が少し違って見えます。

5月は旅行に行ったり、ペットシッティングに行ったりと、村でのんびりと散歩に行くのは久しぶりです。

これから暑い日が続くと、外に出る時間も限られてきます。こんな朝は歩かないともったいないような気がします。

ただ、この涼しさも長くは続かなさそうです。天気予報どおりなら、あと少しで雲は晴れ、太陽が出てきます。

そうなれば、午後にはまた一気に暑くなるでしょう。夕方5時ごろには、すっかり夏の空気になっているかもしれません。

それでも、朝のほんの短い時間だけ、村は白い雲に包まれ、静かで涼しい顔を見せてくれました。

南スペインの夏の入り口に、こういう朝があると、少し得をしたような気持ちになります。

夕方の景色

最後までお読みいただき、ありがとうございました。