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【村の行事】2026年
祝日8月15日(土) 、ロメリア祭 6月6日(土)

2026/06/06

5月30日(土) 夏の始まりのランチと、プールサイドの午後

この日も、前日に続いてスマホの整理をしていました。動画を削除したり、使っていないアプリをクラウドに移したりして、なんとか空き容量を作ろうとしていたのです。

ワンちゃんとの散歩道の景色

少し前から、スマホのアップデートをしなければと思っていました。けれども、空き容量が足りず、ずっと後回しになっていました。ようやく必要な容量まで減らせたので、あまり深く考えず、そのままアップデートを始めました。

ところが、始めてから少し不安になりました。これから出かける予定があるのに、もし時間がかかったらどうしよう。誰かから連絡が来たら困るな。そう思いながら画面を見ていましたが、幸いアップデートは無事に終わりました。

ほっとしたのもつかの間、今度はストレージがいっぱいになってしまいました。空き容量を作ってアップデートしたはずなのに、終わったら満杯になる。スマホというのは、なかなか思いどおりにはいきません。

そのあと、友人と食事に出かけました。

今、私は友人の家でハウスシッティングをしています。ワンちゃんと猫ちゃんの世話をしながら滞在している家です。そこから車で5分ほどのところに、以前から知っているレストランがあります。この日は、そこへ友人と行くことになりました。

その店は、昔は地元の人向けのバル兼レストランという雰囲気でした。気軽に入り、地元の人たちが食べたり飲んだりする場所です。

ところが、息子さんが経営に加わってから、少しずつ雰囲気が変わりました。お父さんもまだ現役で働いていますが、若い息子さんが店の方向性を変えたのだと思います。

今は地元の人は減り、ドライブで来る人や、少し特別な食事を楽しみたい人たちを意識した店になっています。

料理もよくなりました。その分、値段も上がりました。

この日は招待していただいたので、ありがたく食事を楽しみましたが、今そこでしっかり食べると、一人50ユーロくらいになります。ウクライナ紛争前の感覚では、同じような食事が25ユーロほどでできたと思います。つまり、ほぼ倍です。

しかも、そのころのユーロは日本円で130円台くらいでした。今は180円台です。そう考えると、もう日本円に換算してはいけない金額になります。スペインに住んでいても、日本円の感覚が残っているので、つい計算してしまいますが、最近は計算すると胸が痛みます。

それでも、食事はおいしく、楽しい時間でした。

料理の写真を撮ろうと思ってスマホを出したところ、画面に「ストレージがいっぱいで写真を撮れません」と出ました。朝からあれだけ整理していたのに、ここで撮れないのかと、思わずがっかりしました。

仕方がないので、友人に写真を撮ってもらい、あとで送ってもらうことにしました。便利なようで、こういう時に限って使えないのがスマホです。




食事を終えて家に戻ると、プールに友人が二人来ていました。

私も入ろうかと思ったのですが、食事の時にビールを飲んでいたので、少し迷いました。酔っている時にプールに入るのは、やはりやめておいた方がいいと思い、そのままプールサイドで過ごすことにしました。

日陰になっているプールのそばに座って、ビールを少し飲みながら、夕方の空気の中でおしゃべりを楽しみました。スペインの田舎らしい一時です。

友人たちが帰ったのは、夜8時半ごろでした。

少し前までなら、この時間になると急に気温が下がっていました。昼間は暖かくても、夕方から夜にかけては上着が必要になることが多かったのです。けれども、この日は違いました。8時半を過ぎても、空気がまだ暖かいままでした。

「ああ、夏が来たな」と思いました。

もちろん、スペインの山あいの村では、6月10日ごろまでは急に涼しさが戻ることもあります。それでも、これからは基本的に暖かい日が続きます。そして、いよいよ乾いた季節に入ります。雨が少なくなり、空気はさらに乾き、日差しは強くなっていきます。

今年の夏は、かなり暑くなるという予想もあるようです。スペインの夏は好きですが、本格的に暑くなると、体力も必要です。

この日一緒に食事をした友人の一人は、近くに家を持っているイギリス人です。昨夜こちらに到着したばかりだと言っていました。久しぶりに自分の家に戻った彼女の話が、とても印象に残りました。

少し前に川が氾濫した時、家に住めなくなった友人がいたそうです。そのため、彼女は自分の家をその人に貸していました。そして今回戻ってきて家に入ると、室内はきれいにしてあったそうです。

ところが、冷蔵庫を開けてみると。。。

電気を切ってあった冷蔵庫の中に、食べ物が残っていたのです。想像するだけでも怖いですが、当然、ものすごい臭いになっていたそうです。中のものを捨て、掃除をし、漂白剤も使ったけれど、まだ臭いが取れないと言っていました。

「どうしたら取れるのかしら」と言いながら、彼女は笑っていました。

その話を聞いているうちに、彼女は以前にも似たような経験をしたことがあると言い出しました。冷凍のエビを買っておき、次に来る家族か友人のために置いていったそうです。スペインでは、塩ゆでしたようなエビをよく食べます。バルでも出てくる、ビールによく合うつまみです。

ところが、その後に停電かヒューズのトラブルがあり、冷凍庫の電気が止まってしまいました。しばらくしてご主人が家に来た時、冷蔵庫の中は大変なことになっていたそうです。扉を開けると、強烈な臭いとともに、ハエの幼虫のようなものが沢山出てきたと言っていました。

結局、冷蔵庫を外に出し、ホースで水をかけて洗ったそうです。

本人はその話を、けらけら笑いながらしていました。大変な話なのに、どこか明るいのです。彼女は金髪の、とてもかわいらしい女性で、こういう話をしても重くなりません。

困った出来事も、あとから笑い話にしてしまうようなところがあります。少し天然なところもありますが、そのおおらかさが彼女らしい魅力です。

その話を聞いて、私も昔のことを思い出しました。

以前、元夫の母から、乾燥したエビをたくさんもらったことがあります。プラスチックの容器に入ったもので、「出汁に使ってね」という感じでした。ありがたく受け取ったものの、普段から使い慣れている食材ではなかったので、そのまま棚にしまい込んでしまいました。

ある日、ふと思い出しました。

「ああ、そういえばエビがあった。あれで出汁を取ってみようかな」

そう思って棚から容器を取り出すと、中で何かが動いていました。

虫でした。

思わず悲鳴を上げました。幸い、冷蔵庫の中ではなく、容器ごとそのまま捨てればよかったので被害は小さかったのですが、あの時の衝撃は今でも忘れられません。

友人の冷蔵庫の話から、そんなことまで思い出しました。

スマホの容量に振り回され、値上がりしたレストランで食事をし、プールサイドで夏の始まりを感じ、最後は冷蔵庫とエビの話で大笑いする、いろいろな場面が詰まった一日でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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