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【村の行事】2026年
祝日8月15日(土) 、壁のないフェスティバル 8月14日(金) &15日(土)、夏のフェリア8月20日(木) 〜23日(日)

2026/09/01

8月20日(木) 雨の海と祭りの夜、よみがえった愛犬との夏の記憶

朝から空は曇っていました。そして、この時期には珍しく雨まで降り始めました。

そんな天気でしたが、この日は友人たちと海へ。村から車で1時間ちょっとのサバニージャスまで出かけました。

海の方でも少し雨が降り、風も強めです。真夏の海というと、強い日差しの下でじりじり焼かれるような暑さを想像しますが、この日は太陽がずっと顔を出しているわけではありません。その分、浜辺でも意外なほど過ごしやすく感じました。

久しぶりに海でも泳ぎました。水はとても綺麗で、少し冷たかったものの気持ち良く、しばらくぷかぷかと浮いていました。


静かな海


海の中

その後は、チリンギートでビールを一杯。海辺で飲むビールは、それだけで夏らしい気分になります。

それから、近くのドゥケサという港へ行き、中華料理のレストランに入りました。


北京ダックもどき

香港で美味しい中華料理を食べた経験があるせいか、スペインのこの辺りで食べる中華料理は、私にはどうも物足りなく感じます。中国語のメニューすら置いてありません。でも皆は美味しそうに食べているので、何も言わずに一緒に食べました。

村へ戻る前にスーパーへ寄り、そこからまた1時間ちょっとかけて帰りました。

スーパーの駐車場、モロッコに行くのでしょう

本当なら家で少し休みたいところでしたが、帰る途中からスペイン人の友人から何度もメッセージが入っていました。

「どこにいるの?」

「ここにいるよ」

「テーブルも取ってあるから」

そんな調子です。

一人で待っているのなら行ってあげないとな、と思いました。それなら仕方がないと、家に着いて急いでシャワーを浴び、そのまま外へ出ました。

ところが外はすっかり曇り空で、思った以上に肌寒くなっています。夏の薄着だったせいもありますが、濡れた髪のまま歩いていると、これはちょっと失敗したなと思うほどでした。

それでも友人が待っているというので、そのままバルへ向かいました。

着いてみると、呼び出した友人は別のスペイン人カップルと一緒に座っています。

それなら最初から言ってくれればいいのに。

私がそこに加わったところで特に話すこともなさそうです。それなら、せっかくの夜をどう過ごそうかと思ってしまいました。

海から帰ったばかりで、本当は少しくらい休みたかったのです。それを急いで支度して来たので、なんだか拍子抜けしてしまいました。

ちょうど少し手前のテーブルを見ると、英語圏の友人たちが座っています。それなら私はそちらへ、と迷わず合流しました。

こちらはこちらで気楽です。

友人たちは、村の駅がある地区からさらに田舎へ入った辺りに暮らしています。その中の一人は、夏祭りの間、中高生の娘さんたちが友達と過ごすため、朝晩送り迎えをするくらいなら、いっそ村に家を借りた方がいいと考えたそうです。

そこで、この時期だけ村の中心部に家を借りています。

バルで楽しく話した後、

「じゃあ、家でもう一杯飲もう」

ということになり、今度は皆でその家へ移動しました。

結局そこでもう一杯飲み、その間にフェリアの始まりのパレードがありました。

夏祭りキックオフパレード

一日外出して、ビールも沢山飲み、夜もふけてきたので、皆んなと別れて帰ることにしました。

帰り道、村役場の前を通ると、大きなステージが組まれています。この日から村の祭りが始まったんです。そのオープニング用のかなり立派なステージです。

せっかくだから最初だけ見て帰ろうかと思ったのですが、その時点ですでに夜11時。

ところが、始まるのは午前1時ころらしいというのです。

さすがにそこまで待つ元気はありません。一度家に帰り、少し休んでからまた出ようかとも考えましたが、結局そのまま眠ってしまいました。

そして夜中の3時半頃、ものすごい音で目が覚めました。

村中に響き渡るような爆音です。

昔住んでいた家は闘牛場の近くにありました。祭りになると、その辺りは若者たちのための巨大なクラブのようになり、夜中まで大音量の音楽が流れていました。

「ああ、そうだった。昔もこんなだったな」

そう思った瞬間、以前一緒に暮らしていた愛犬のことまで思い出しました。

あの子が亡くなる前、最後に一緒に過ごした夏のことです。

2015年ガウシン村の8月フェリアにて愛犬と

当時の家では、暑い夜になると犬と一緒にバルコニーで寝ていました。祭りの最中は、外からものすごい音量の音楽が聞こえてきます。それでも私は、その子のそばに横になり、一緒に夜を過ごしていました。

人の声も音楽も絶えず、静かとはほど遠い夏の夜でした。

それなのに今になって思い返すと、胸が熱くなり、涙腺が緩みます。私にとっては、とても懐かしい夏の記憶です。

祭りの爆音で目を覚ました夜、しばらく忘れていたあの夏まで、一緒に戻ってきました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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