お問い合わせは ⇒ shiroimura.cortes☆gmail.com 迄、ご連絡くださいませ。(お手数ですが、☆を@に変更下さいませ)
コルテス村の地図 ⇒ こちら
【村の行事】2026年
祝日2月28日(土) Dia Andalucia、3月7日〜8日 カーニバル(予定)

2026/02/15

2月13日(金) 窓を打つ雨音と、山の向こうの不安

 雨は昨夜から降り続いていました。夜中に目を覚ましたときも、屋根を打つ音が途切れることなく響いていて、朝になってもその勢いは衰えません。

警報が出ているという知らせの通り、ときおり窓ガラスが割れるのではないかと思うほどの大粒の雨が打ちつけます。雷も鳴り、低く尾を引くような音が空に残りました。さらに小さな地震も重なり、家がガタガタと揺れるたびに、心のどこかがざわつきます。

風は不思議な動きをします。ぴたりと止んで静まり返ったかと思うと、次の瞬間には強く吹きつける。落ち着かない一日でした。

それでも天気予報によれば、今夜から明日にかけては強風が吹き、雲を吹き払ってくれるかもしれないとのこと。明日は雨が少なく、日曜日にはようやく晴れマークが出ています。その予報だけが、今の小さな希望です。

けれど、長く続く湿気は、確実に生活を蝕んでいます。家の中は重たい空気に包まれ、木のドアは膨張して開け閉めもままなりません。カビも生えてきています。洗濯物もまったく乾かず、部屋のあちこちに干された衣類が、さらに湿度を上げているように感じます。

友人は「娘の服が大きくて、全然乾かないの」と嘆いていました。子どもがいる家庭は本当に大変だと思います。ここでは乾燥機を持っている家は多くありません。普段は乾きやすい土地柄なのに、今はまったく勝手が違います。

晴れたらすぐに窓を開け、空気を入れ替え、壁を拭き、家の中を立て直さなければ、そんなことを考えながら、じっと空を待っています。

そんな中、Instagramである動画を目にしました。アニメーションで、グラサレマの現状を解説する内容でした。

https://www.instagram.com/reel/DUaY6ExlczT/?igsh=MWp0NW50MnZ0bXFycw==

この地域は石灰岩質の山々に囲まれ、岩と岩のあいだには無数の隙間があります。そこへ大量の雨水が流れ込み、地中に溜まり、やがて行き場を失った水が上へと押し上げてくる。地盤が不安定になり、崩壊の恐れがある、動画はそんな仕組みを説明していました。

村の人々は全員すでに避難しています。

私の住む村は、その山を一つ挟んだ反対側にあります。地形としては別の斜面とはいえ、地下はどこかでつながっているのではないか、と考えると怖さが消えません。「まさかこんなことが起こるなんて」という思いが、胸の奥に残ります。

それでも、自然は止められません。

明日、強い風が吹き、厚い雲を吹き散らしてくれることを願っています。そして日曜日、久しぶりの青空が広がることを。窓を開けて深呼吸ができる、その瞬間を楽しみに待ちながら、今日も湿った空気の中で静かに過ごしています。

とその時またガタガタと揺れ、ベッドに行けず、しばらくじっと周りの様子を見るのでした。今夜も浅い眠りになりそうです。

最後までお読みいただきありがとうございました。


0 件のコメント:

コメントを投稿