この日は村での大きな行事はなく、静かな一日でした。もっとも、深夜には催しが予定されているのですが、日中はぽっかりと時間が空いています。そ
こで友人たちと3人で、隣村へ出かけて昼食をとることにしました。
向かったのは、ヒメラ・デ・リバル駅前にあるバル。広々としたテラス席がにはテーブルがずらりと並び、開放的な空気の中で食事を楽しめる場所です。
目の前には小さな駅、その向こうにはどっしりとした山並みが広がり、まるで絵葉書のような景色が目に入ります。この日は天気も良く、陽射しは暖かく、春というより初夏を思わせるような陽気でした。
そんな穏やかな景色とは対照的に、ここへ向かう道中では、先日の嵐の爪痕をはっきりと目にすることになりました。
嵐の時は道が閉鎖されていましたが、開通してからも訪れていなかったため、崖崩れの跡を見たときには、その被害の大きさを改めて実感しました。今もなお、あちこちで修復作業が続いています。
隣村に到着してからは、友人に川の氾濫について話を聞きました。
バルの近くまで水位が上がり、嵐の間の約2週間は停電が続いていたそうです。生活はかなり厳しいものだったとのこと。
実際に浸水した友人の家もあり、その大変さは想像に難くありません。
それでもこの日はまるで何事もなかったかのように素晴らしいお天気に包まれていました。
ライブ演奏も行われ、フラメンコをベースにしたフュージョン音楽が流れていました。ボーカル、ギター、ドラムというシンプルな編成です。
そのリズムに合わせて、自然と皆んな手拍子をしたり、体が動き出したり、前に出て踊りだす人もいて、賑やかなひとときとなりました。
食事は、大きなハンバーガーと、串に刺した豪快な肉料理を注文し、3人で分け合いました。スペインでは一人一皿というより、いくつかをシェアする方が、特に女性にはちょうど良い量に感じます。
(お腹が空いていて、写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました)
最初に頼んだエンサラディージャ(ポテトサラダのような一品)をつまみながらビールを飲み、
食後にはベイリーズで締めくくりました。
夕方、村へ戻ってからも、まだ明るさの残る空の下で一杯だけ飲みました。
村では特に行事はありませんでしたが、ちょうど村の吹奏楽バンドがバスに乗り込むところに出くわしました。行き先を聞くと、コルテス村の管轄にある、車で30分ほどの小さな村で、人口はおよそ500人ほど村です。
その村で行われる宗教行列に参加して演奏をするのだそうです。開始は夜8時頃、戻ってくるのはおそらく深夜になるのでしょう。
帰りにはスーパーに立ち寄りました。冷蔵庫に食べ物があまり入っておらず、明日の日曜日はお店が閉まってしまうのため、今日買っておかないと少し困るのです。
帰り道は、前日の喧騒が嘘のように静まり返っていました。その静けさの中に、どこか余韻のようなものを感じながら、家路につきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。








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