朝は少し仕事をしていたのですが、急遽、また海側の町へ行くことになりました。
前日に日本から知人が到着していました。長旅の後なので様子が気になり、今日電話をしてみたものの、なかなか連絡が取れません。疲れて眠っているだけならよいのですが、やはり心配になり、直接様子を見に行くことにしました。
ちょうどマリがエステポーナにいるというので、私は自分の車でカサレスまで向かいました。カサレスは村から車で1時間ほどの場所です。そこで車を停め、迎えに来てくれたマリの車に乗り換えて、一緒に海側へ向かいました。
今回来ている知人には、スペインでの滞在に当たり、説明しなければならないことがかなりあります。
例えば、携帯電話です。
スペインで使うためのSIMカードはすでに購入してあり、知人はスマートフォンを2台持っています。そのうち1台に、スペインの電話番号が付いたSIMカードを入れました。
ただ、もともとスマートフォンの操作に慣れている方ではありません。スペインのSIMカードを入れた携帯電話の説明をする必要があり、それだけでもなかなか大変です。
また、以前は分かっていたことでも忘れてしまっていたり、こちらに来ない間に状況が変わっていたりします。
滞在している家は本人の所有ですが、例えばメインゲートの鍵が変わっているなど、以前とは違う点もあります。
本来なら到着後に一つずつ説明する予定でしたが、前日は長旅でお疲れだったため、そのような話ができる状態ではありませんでした。
そのため、この日はまず本人の様子を確認し、生活に必要なことを説明しました。
さらに、今後必要になる役所関係の手続きについても話し合いました。予約を取るには本人の都合も確認しなければならないので、「いつにしましょうか」と相談しながら日程を調整していきます。
その後、杖が必要だということになり、急遽買いに行くことにもなりました。
もう一つ、解決しておきたいのがインターネットの問題です。
スペインのSIMカードには十分なデータ容量があるので、本来ならそのスマートフォンを経由して、もう1台の携帯電話やパソコンをインターネットにつなぐことができます。
ところが、その方法を説明しても、やはり操作が難しいとのこと。
それなら普通のWi-Fiのように使える方がよいだろうということで、SIMカードを入れてWi-Fiを利用できるルーターを購入することにしました。
さらに、ルーター用にもう1枚SIMカードを購入し、無事にWi-Fiの設定も完了しました。これで少なくともインターネットについては、複雑な操作をせずに使えるようになりました。
一つ用事を済ませると、また次の用事です。
食事の準備も必要だったので、エル・コルテ・イングレスというデパートの中にある中華料理店で、料理をテイクアウトしました。
こうして必要なことを一通り済ませ、ようやく村へ戻ることになりました。
家に着いたのは夜11時頃だったと思います。
冬時間になったこともあり、最近は暗くなるのが早くなりました。海側から村へ戻る山道には街灯がほとんどなく、夜になると頼りになるのは車のライトだけです。
そんな山道では、野生動物に遭遇することも珍しくありません。
実は前夜にも、帰り道で何匹かの動物を見かけました。
まず現れたのは狐です。
さらに山道を走っていると、マリが「イノシシがいる」と声を上げました。小さなイノシシを連れた親イノシシだったそうです。
ところが、その時の私は、雲の間から月が見えそうだったので空を見上げていました。そのため、残念ながらイノシシの親子を見逃してしまいました。
そして今夜も、動物たちとの遭遇が続きました。
最初に現れたのは犬が2匹です。
マリは犬が大好きなので、すぐに車の速度を落としました。もし迷子の犬だったら、そのまま連れて帰るような人です。しばらく様子を見ていましたが、そのまま走り出しました。
その後は猫まで現れました。
こうして次々に動物が出てくると、夜の山道はやはり注意が必要だと感じます。街灯がない場所では、車のライトに照らされて初めて、道路に動物がいることに気付く場合もあります。
そして最後に、コルテスの村へ入る直前、ガソリンスタンドの前あたりで鹿が現れました。
この辺りに鹿がいることは以前から聞いていました。普段は山の中にいるのですが、最近は村の近くまで下りてくる鹿も増えているそうです。
この時に現れたのは雌の鹿でした。
秋の繁殖期も終わった頃ですが、今は山にほとんど雨が降っていません。水が不足しているため、村の近くまで下りてきているのかもしれません。
鹿を見ることができたのは嬉しかったものの、もし水を求めて人の暮らす場所まで来ているのだとしたら、少し可哀想にも思えます。
この日は朝から予定が変わり、海側で次々と用事を済ませることになりました。
帰り道では、前夜に続いて動物たちにも遭遇しました。
最後に姿を見せた鹿のことが気になりながら、ようやく村に到着しました。
何とか必要な用事を終えることはできましたが、さすがに疲れた一日でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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