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【村の行事】2026年
祝日4月3日(金) Viernes Sano、3月29日(日)〜4月5日(日) セマナサンタ

2026/04/14

4月7日(火) 白い村で怠ける私と、あの日の悔しさ

昨夜から降り始めた雨は、朝になっても細く続いていました。

日中にはいったん止みましたが、夜になると再び雨脚が強まり、屋根を打つ音がはっきりと聞こえるほどの本降りになりました。春のアンダルシアらしい、移ろいやすい空模様の一日です。

そんな天気の中、朝は机に向かい、個人事業主として四半期ごとに提出が必要な書類の準備を進めていました。

3月が終わったばかりのこの時期は、領収書や記録を整理し、必要な書類を整える作業に追われます。量としてはそれほど多くはないのですが、一つひとつ確認しながら進めるため、思いのほか時間がかかります。

その合間には、いつものようにオンラインレッスンもありました。生徒さんといっても、今ではすっかり友人です。30分ほど英語で会話をしたあと、日本語で少し雑談を交わします。

日本にいながら外国語を学び続ける人たちは、やはり根気強く努力できる方が多いように感じます。そうした姿を見るたびに、自分のこれまでの語学学習を振り返らずにはいられません。

私自身、かつて20代のときイギリスに1年4か月ほど滞在していたことがあります。そのときは語学学校に通いながら、一日に10時間以上勉強していました。

それに加え生活そのものが学びの場であり、日々の積み重ねの中で、一気に英語力が伸びた実感があります。環境に身を置くことで、半ば強制的に学ばざるを得ない状況だったとも言えるでしょう。

一方で、今の自分を見つめると、同じことがスペイン語ではなかなかできていません。やれば伸びると分かっていながら、日々の忙しさに流され、気づけばここまで来てしまいました。

だからこそ、改めて思うのです。意識して時間をつくり、スペイン語だけに集中する時間を持ちたいと。あの頃のように、少し自分を追い込む環境を、自分の手で整えていく必要があるのかもしれません。

思い返せば、私にとって最大のモチベーションは「悔しさ」でした。イギリスでは、英語が分からないことで見下される場面も多々ありました。そのときの悔しさは、今でも思い出すと鳥肌が立つほどです。

けれど、この白い村での暮らしは少し違います。つたないスペイン語でも、周りの人たちは皆やさしく耳を傾けてくれます。その温かさに甘えてしまい、どこかで自分を追い込めずにいるのかもしれません。

もしこれがマドリードやバルセロナのような都会であれば、きっと悔しさを感じる場面も増えるのでしょう。そして、その分だけ語学力も伸びていくのだと思います。

そんなことを考えていたとき、ふと一人の顔が浮かびました。村の八百屋さんで働いている女性です。

例えば、私が「〜を一つください」と言うと、眉間にしわを寄せて「は〜?何言ってるのか聞こえない」というような返事をする感じの悪い人です。

なので、「もう彼女からは何も買わない」と心に決めていた相手でもあります。

けれど、考え方を変えれば、彼女は「悔しい気持ち」を思い出させてくれる存在なのかもしれません。

そう思った瞬間、不思議と考えが変わりました。スペイン語上達のために、あえて彼女から野菜を買ってみようと。

雨音を聞きながら、そんなことを静かに考えた一日でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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