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【村の行事】2022年
6月11日(土)〜12日(日) Feria de Artesania ヒメラ村
8月18日(木)〜21日(日) フェリア(夏祭り)

2013/04/26

4月26日(金) 涙のお別れ


こんにちは。
ご訪問本当にありがとうございます。

本日はどんよりとした空模様です。





葉っぱがトゲトゲしています。

ニンニク一個、パンに擦り込みました^^ 

バル「パイパイ」で、にんにくの効いたパンを朝から頬張っていたら、ローラから電話がありました。R君のお母さんが亡くなったって知らせです。お散歩の時にセメタリー(お墓)の近くを通った時に、R君のお父さんが立っていたので、もしやと思っていたらその通りでした。

R君の家族は村の出身ではなく、ご両親が定年後に過ごす場所としてコルテス村を選んだんです。 そしてR君は今マドリッドの高校で先生をしているので、村には月に2回、お母さんに会いに来ていました。

彼らも私が来た当時に家を購入していて、お母さんとは私は何度も話をしています。R君も先生になる前に村で数年過ごしたことがあります。彼らのスペイン語は村の人とは違って、とっても分かり易いんです。それにお母さんも元先生なので、私に優しく、分かり易く話してくれました。

お母さんの病状が悪くなり、一時期は村を離れていましたが、お父さんがリタイヤした後、また村に戻って来ました。空気のきれいな村、そしてお母さんが好きだったこの村で養生しようと思ったんですね。戻ってきた当時、一度カフェで会ったことがありますが、私のことは彼女の記憶にはもう残っていませんでした。

私の記憶がなくなるのはなんてことないですが、R君のことが記憶からなくなるのは本当につらいと思います。

朝食が終わった後、にんにく臭いので^^ 家に戻って歯を磨き、墓地に向かいました。墓地の横には小さなチャペルがあり、その裏に安置所があります。初めて行きました。とても立派なのに驚きました。

中に入ると、椅子が沢山あり、人が沢山いました。その奥にガラス越しに2部屋あり、その中にキリストさまの十字の元に棺がありました。そしてお父さんの所に行き、ご挨拶をしました。R君は今、車で村に向かっているということでした。

そして外に出ると、フェリッペの弟さんがいました。なんと、もう一つの棺はフィリッペでした。

フィリッペのことは昔から知っていて、元旦那といつも行っていたバルの常連さんで、ちょっと酒癖が悪いけど、憎めないおじさんでした。ここ最近は、私を見る度に、元旦那のことをきくので、いつも適当に挨拶して彼には近づかなようにしていました。

私の貸ホリデーハウスの近くに住んでいるので、2週間ほど前に、家の前で椅子に座って日向ぼっこをしているフィリッペに会い、最後の挨拶をしました。いつも「いくこ~」と大きな声で私を呼んでいた声とは全然違う、か細い声でした。涙がこぼれそうになり、慌ててその場を離れました。

お葬式のミサがある時、近親者と女性は教会の中に入りますが、男の人は外で終わるのを待っています。私もおじさん方の中に入り、ミサが終わるのを待ちました。そして教会から出てきた棺が霊柩車に入り、そしてフィリッペと最後のお別れをしました。フィリッペ、天国で大好きなお酒を沢山飲んでね。


最後までお読みいただきありがとうございます。


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