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本日も暑いです。^^
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一言西語
バキージャスとは、"vaquillas"、
単数だと "vaquilla" (バキージャ)です。
これは、素人用の闘牛で、若い小ぶりの牛のことです。
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1時からバキージャスが始まるので、柵の近くでHさん、Mさんと三人で待っていました。
このバキージャスは小ぶりの牛を村のメインストリートに放して(柵で囲っています)、みんなで「わ~わ~」言って、 牛を走らせて、中に入っている人は逃げるというもので、見ているとちょっと牛が可愛そうです。
でもこれが無いと、フェリアに来る人がぐんと減ってしまい、バルにも影響あるし、やっぱり人が多いほうが楽しいので、牛には可愛そうですが、我慢してもらわないといけません。
今か今かと待っていると、昨日のディエゴがやって来てきました。
彼は中に入ってけがしたら困るし、ちょっと太っちゃって速く走れないから、中には入らないって言ってました。でもティーンの時には柵の中に入っていたそうです。
彼のお母さんが、「絶対にやったらダメ」って言ってたそうです。でもこっそり入って楽しんでいたら、お母さんが、お父さんに、ディエゴを柵の外に連れ出すように言ったそうです。
お父さんは柵の中に入って、ディエゴの側に寄り、連れ出そうとした時に、なんとバキージャがやって来て、お父さんを突き飛ばしたそうです。お父さんは宙に浮いて飛んだそうです。
彼は笑いながら話してくれたので、今でこそ笑い話ですが、その時はさぞかしみんな慌てたことでしょう。
そのバキージャスは、まだ始まりません。
今度はビルバオ出身のインテリ、ラウールがやってきました。
そして彼が闘牛について少し話してくれました。
闘牛の牛は、闘牛がないと生存しない牛です。何故かと言うと、荒々しくて、近寄ったら危ないからです。この牛と山で出くわしたものなら、大惨事です。
その闘牛の牛は、頑丈な鉄の柵に囲われた広大な土地で放し飼いされています。人間とはできるだけ接しない環境です。人間に慣れて、ましてや、マントの動きでも知ろうものなら、闘牛士の動きを見破っちゃうからです。
なので牛は、美味し物を食べて自由に4年間過ごすわけです。そしてある日トラックで闘牛場に連れて来られるんですね。そして扉が開き、大観衆に囲まれた闘牛場の中に入るわけです。まるでグラディエイターの世界です。
その「闘牛士」のことを、"torero" (トレロ)と言いますが、
その他には、"matador" (マタドール)と言います。
マタドールは牛にとどめをさす闘牛士のことです。
このとどめは、剣を首の上から心臓に向けて突き刺すもので、この刺し方が悪いと牛が苦しむので、いかに素早く正確にとどめを刺せるかが闘牛士の良し悪しになります。
日本での闘牛のイメージは、綺麗な衣装の闘牛士と大きな牛、というものだと思いますが、実際は牛を殺します。3人のマタドールが登場し、それぞれ2回するので、一回催される闘牛で6頭殺すことになります。
HさんもMさんもそのことを知らなかったので、びっくりしていました。といっても、 そういう私も、スペインに来るまでは知りませんでした。^^
ラウールは、牛が殺されるシーンを見るのは好きじゃないけども、550キロもする荒々しい牛が闘牛士の真横を通り抜ける時は "impresionante" と言っていました。
そして午後の2時も大幅に過ぎ、バキージャスは!!なんと!!書類が一枚足りないとかで、本日は開催されせんでした。
でも、フェリアはまだまだ続きいます。^^
村人に振る舞われたパエリア |
可愛い(*^^*) |
村役場前 |
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