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【村の行事】2026年
祝日8月15日(土) 、壁のないフェスティバル 8月14日(金) &15日(土)、夏のフェリア8月20日(木) 〜23日(日)

2026/09/24

9月12日(土) チュロス屋は休み、夜は隣村のライブへ

前日の夜、一緒に飲んでいた友人たちと「明日の朝はチュロスを食べに行こう」と約束していました。時間は10時半頃だったはずです。

朝起きてシャワーを浴びていると、友人のマリカルメンから電話がかかってきました。出られずにいると、また電話です。

ようやく話すと、「いつ来られるの?」と、もう今すぐ出かけるような勢いです。

「今シャワーを浴びたばかりだから、先に行っていて。準備してから行くから」

そう伝えました。間に合わなければ、一人でチュロスを食べてるだけの話です。

ところが、行ってみると肝心のチュロス屋が閉まっていました。

この辺りでは、夏の観光シーズンが終わった9月頃に休暇を取る店が少なくありません。7月、8月は夏休みの客で忙しいため、その時期を避けて店を閉め、ようやく自分たちの休暇に出かけるのです。

仕方がないので、近くのカフェテリアへ行きました。

すると、前日の夜に一緒にいた、カディスから来ている友人がすでに座っています。

「マリカルメンは?」

と聞くと、

「まだ来ていないよ」

とのこと。

あれほど「今すぐ行く」という勢いだったのに、まだ来ていません。

そういえば、マリカルメンはいつも時間にかなりおおらかな人でした。「ああ、またか」と思い出し、カディスから来た友人と話しながら待つことにしました。

しばらくすると、ようやく本人が現れ、三人で朝食を取りました。


その後、村から少し外れた田舎にある家を見に行くというので、一緒について行きました。見学を終えて村へ戻り、私はスーパーへ寄ろうかと思ったものの、土曜日で混んでいたのでやめました。

家の掃除もしたかったので、いったん帰宅です。

夜には、隣村のヒメラ・デ・リバルでライブが予定されていました。

地元のロックバンド「The Equis」が演奏するというので、これは行こうと楽しみにしていました。

ライブはヒメラの村の中心部ではなく、駅のある地区のバルで行われます。夕方7時半頃に出て、先に村で少し飲んだり何か食べたりしてから会場へ向かおう、という話になっていました。

前日からセビリアの友人ローラも村に来ていました。本来はこのライブを見に来たようなものだったのですが、頭が痛いらしく、昼間もほとんど外へ出ていません。

一応連絡してみると、やはり「今日は行かない」とのことでした。

ではマリカルメンと7時半に待ち合わせだと思い、

「7時半でいい?」

とメッセージを送ると、

「7時半なんて早い、早い」

という返事です。

どうやら今は親戚の人と一緒に過ごしているらしく、すぐには出られない様子でした。

朝はあれほど急いでいたのに、夜になると今度は7時半が早すぎると言います。

もういいや、と思いました。

「では私は一人で行くわ」

そう返して、一人で車を走らせました。

村を出るところには、Institutoと呼ばれる中学校と高校が一緒になった学校があります。その近くを通ったところで警察がいて、久しぶりに車を止められました。

「免許証を見せてください」

と言われ、免許証を渡しただけで終わりました。

この時期、カディス方面の隣町のウブリケでは祭りが開かれていて、月曜日の朝まで続く予定です。その関係で警察が出ていたのかもしれません。祭りの時期になると、飲酒運転や薬物関係の検問が行われることがあります。

無事にヒメラへ着くと、バルには英語圏の顔見知りが何人かいました。一人で来ても誰かしら知っている人がいるのが、こういう小さな地域の良いところです。

その人たちと一緒にいると、朝にも会ったカディスからの友人もやって来ました。

ところが、肝心のライブは私が期待していたものとは少し違いました。

The Equisは、マルコスがボーカルを務める三人組のバンドです。私はいつもの三人の演奏を期待して来たのですが、この日は女性ボーカルとキーボードが加わっていました。

もちろん好みの問題ですが、私には少し物足りなく感じられました。

「今回はちょっと外したかな」

と思いながら聴いていると、遅れてマリカルメンもやって来ました。

彼女とカディスから来た友人は、バルの中へ入って何か食べています。私は食べるつもりがなかったので、そのまま外で音楽を聴いていました。

The Equisで私が特に好きなのはドラムです。

以前聴いた時は、とても力強くて素晴らしい演奏でした。

ところがこの日は、どうしたのだろうと思うほど精彩がありません。

急に歳を取ってしまったようにも見えて、少し驚きました。

そんなことを思いながら、周りに合わせて私も音楽に乗って踊っていたのですが、今度は自分の足まで少しもつれます。

「あれ?」

人のことを言っている場合ではありません。

私も歳を取っている。

当たり前のことなのですが、その夜は妙にそれを実感しました。

昔から知っている人たちが少しずつ歳を重ね、演奏も変わる。そして自分自身の体も、以前と全く同じというわけではありません。

皆、一緒に歳を取っているのだな、と少し考えさせられる夜になりました。

しばらくして、私はもう帰ろうと思い、一人でさっさと車に乗りました。

こういう時、自分の車で来ているのは本当に楽です。

もちろん運転するのでお酒は飲めません。それでも、「もう帰りたい」と思った瞬間に帰れるのは大きな利点です。

誰かの車に乗せてもらっていると、その人が帰るまで待たなければなりません。しかもスペインでは、時間の感覚が私とは少し違う人も多く、「もう帰ろう」と思ってからが長いこともあります。

その点、一人で車で来れば自由です。

帰りは夜12時頃でしたが、行きにいた警察はもういませんでした。

村へ戻ってから、どこかのバルに寄ろうかとも思いました。外からちらりと見て、顔見知りでもいれば一緒に一杯飲もうかと思ったのですが、特に知っている人は見当たりません。

それなら家でいいか、とそのまま帰りました。

家にはワインがあります。

一杯飲みながら、「今日はなんだか疲れたなあ」と思い、ようやく静かな時間です。

朝から友人の時間に振り回され、夜はライブへ出かけ、最後には自分まで歳を取ったことを実感する。

少し予定の狂った一日でしたが、一日の終わりに自分の家でワインを飲んでいると、やはりここが一番落ち着きました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。