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【村の行事】2026年
祝日2月28日(土) Dia Andalucia、3月6日(金夜)〜8日(日) カーニバル

2026/02/26

2月21日(土) 青空の土曜日、ビルバオから来た二人と

今日もよく晴れています。

風もなく、空には雲ひとつありません。冬の終わりとは思えないほど穏やかな陽ざしに包まれ、思わず深呼吸したくなる朝でした。

少し遅めの時間に散歩へ出ると、道ばたには黄色い花がきれいに咲いています。

マルハナバチが蜜を吸っています。

花びらを大きく広げ、光をいっぱいに受け止めている姿は、もうすっかり春の装いに見えます。まだ「春が来た」と言い切るには早いのかもしれませんが、景色だけを見れば季節は確実に前へ進んでいるように感じます。

そんな青空の下、午前中はコーヒーを飲みに出かけました。

先日の嵐のとき、村にホリデーハウスを持つビルバオのカップルから、留守中の家の様子を見てほしいと頼まれていました。

嵐が去ったあと、一週間の滞在を兼ねて家の状態を確認しに来ていて、明日には帰る予定とのこと。昨日バルで顔を合わせ、「明日の午前中にコーヒーでも」と約束していたのです。

二人は教師で、一人は高校の先生(現在はリタイアされているそうです)、もう一人は大学で教えているとのこと。私の拙いスペイン語にも、にこにこと耳を傾け、ゆっくりと話してくれました。言葉を選びながら話す私に、急かすことなく付き合ってくれるその優しさが、ありがたく、そして少し申し訳なくもありました。

話題は自然と、嵐のあとの家の様子へ。

その家には煙突が三つあり、そのうち使っていない一つから雨水がぽたぽたと落ちていました。私は大きなバケツを見つけて、その下に置いておいたのです。

ただ、木製の玄関ドアが雨を含んで膨らみ、開け閉めが本当に大変でした。特に鍵を閉めるときは力が必要で、「もう一度開けたら閉められなくなるかもしれない」と思い、バケツの様子を再確認しに行くことはできませんでした。

後で聞くと、水はあと少しで溢れるところまでたまっていたそうです。「置いておいてくれて本当に助かった」と言われ、胸をなでおろしました。

さらにそのドアは、やはり問題を起こしてしまったようです。無理に引いた拍子に取っ手が外れ、鍵の部分も壊れてしまったとか。結局、人を呼んで修理してもらい、なんとか出入りできるようになったそうです。

この地域には建築や改修工事に携わる人が多く、困ったときには誰かが助けてくれる環境があります。そうした支え合いがあることは、心強いものです。

彼らの住むビルバオも雨の多い土地だそうですが、今回の雨の規模には驚いたと言っていました。ビルバオからマラガ空港までは飛行機で約1時間。1日に3、4便あり、ほとんどが満席で、今回もやはり満席だったそうです。

マラガに近づくころ、機内から地上を見下ろすと、あちこちに水が広がっていて、その光景に思わず息をのんだと話してくれました。上空から見てもわかるほど、雨の影響は大きかったのです。

雲ひとつない今日の空からは、あの激しい雨がまるで遠い出来事のように感じられます。それでも、人々の話の中や、家や街のあちこちに、嵐の名残は確かに残っています。

青空の下で飲む一杯のコーヒーは、そんな出来事を静かに振り返る時間でもありました。

穏やかな光の中で、季節は少しずつ次へと進んでいるようです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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