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【村の行事】2026年
祝日2月28日(土) Dia Andalucia、3月6日(金夜)〜8日(日) カーニバル

2026/02/26

2月22日(日) つぼむ花、走るエンジン音

今日は気温がぐんと上がり、風もなく、穏やかな一日になりました。

空は明るく、外に出ないのがもったいないようなお天気です。本当は昼間に散歩へ出たかったのですが、あれこれ用事をしているうちに時間が過ぎ、結局出かけたのは夕方になってからでした。

山の向こうに太陽が隠れ、あたりはすでに日陰。それでも通りには人が多く、誰もがこの暖かさを楽しもうとしている様子が伝わってきます。

崖崩れで閉ざされていた隣村への道も、ようやく通れるようになりました。そのせいか、今日は隣村からも人が遊びに来ています。

村営プールの横にあるホテルの前では、隣村に住むイギリス人とデンマーク人のカップルにばったり会いました。「これから帰るところ」と笑顔で話していましたが、道が開くというだけで、人の動きも気持ちもこんなに軽くなるものなのだと感じます。

昨夜のことも思い出しました。スーパーの帰りに近くのバルへ立ち寄り、顔なじみとビールを飲んだのです。冬の初めは凍えるほど寒かったのに、昨夜は外でもちょうどいい気温。風もなく、本当に心地よい夜でした。

そこにいたのはイギリス人、オランダ人、そしてスペイン人の男性。スペイン人の彼は英語も話しますが、以前は正直なところ少し聞き取りづらく、会話が楽とは言えませんでした。

ところが昨夜は、驚くほどクリアに話すようになっていたのです。聞けば、一緒にいたイギリス人の友人が発音をかなり厳しく指導しているとのこと。いわゆる「クイーンズ・イングリッシュ」で、曖昧な発音はすぐに直されるそうです。そしてその代わりに、スペイン語を教えてもらっているのだとか。

やはり、きちんと教わると変わるものですね。言葉が通じるというのは、こんなにも印象を左右するのだと改めて感じました。横で聞いていた私は、「いいなあ」と少しうらやましくなりました。

そんなことを思い出しながら散歩を続けます。夕方なので、黄色い花はすっかりつぼんでいました。

太陽が当たると大きく花びらを開くのに、日が陰るときちんと閉じるのです。昼間に来れば一面が鮮やかな黄色に染まっているはずなのに、今は静かに眠るような姿。

けれどアーモンドの花は違います。白や淡いピンクの花は、昼も夜も変わらず咲き続けています。同じ花でも、こんなに性質が違うのが面白いものです。

時折バイクが走り抜けていきます。今日はまさにバイク日和。暑すぎず寒すぎず、走るには最高の気候です。エンジン音を聞いていると、自然と昔のことを思い出します。

大学3年と4年、そして社会人になってしばらく、イギリスへ遊学に行くまで、私はバイクに乗っていました。250ccのホンダと、ベスパ50。

北海道ツーリングを終え苫小牧フェリターミナルにて

そのベスパは香港に移り住む前に高校時代の友人に譲りました。売るというより、「大切にしてくれる人に持っていてほしい」という気持ちでした。

スペインの免許は、日本の免許を切り替えたものです。最初は排気量に制限がありましたが、数年後には無制限になりました。手続きのために片道2時間半かけてマラガまで通い、事前に目の検査を受け、大使館で翻訳を用意しました。試験はありませんでしたが、日本の免許証は交換となり、返却はされません。

香港在住時にも免許を切り替えましたが、その際は日本の免許を渡す必要はありませんでした。ただ、実際に車を運転する機会はありませんでした。なぜ免許を取ったのかといえば、ハーレーに乗るグループと知り合い、スポーツスターの購入を考えたことがあったからです。けれどカスタム費や維持費を思うと現実的ではなく、結局断念しました。

スペインに来てからは一度だけ、ロンダのスペイン語学校で知り合ったイギリス系南アフリカ出身の女性のバイクに少し乗らせてもらったことがあります。でも、人のバイクはやはり緊張します。倒したら大変ですから。

そんな昔話を思い出しながら歩いていると、闘牛場の横のバルで友人にばったり会いました。結局また腰を下ろし、ビールを一杯、二杯、三杯。もう一杯と勧められましたが、さすがに断って帰ることにしました。

散歩中はあんなに暖かかったのに、帰り道はひんやりとした空気に変わっていました。それでも今夜は人通りが絶えません。若い人も年配の人も、それぞれのペースで行き交っています。

このまま一気に春になるわけではありません。まだ2月。きっと5月いっぱいまでは寒い日も戻ってくるでしょう。それでも、今日のような日があると、外へ出る足取りも自然と軽くなります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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