朝から空は曇っていて、夏とは思えないほど涼しい一日でした。夕方、友人から「今日、出かける?」と連絡があり、近くのバルへ飲みに行くことになりました。
念のため羽織るものを持って出ましたが、結局、半袖のままで過ごせました。それでも、日が暮れるにつれて空気はかなりひんやりしてきました。南スペインの夏は日中こそ暑いものの、山の村では夕方になると急に涼しくなることがあります。
店ではビールを飲みながら、それぞれが近くにいた人と話していました。私は一緒に飲む予定だった友人たちとは別の席で、他の友人やローラの息子さんとしばらく話をしました。
帰りには、その息子さんがキオスクでビールを一缶買ってくれました。
家に持ち帰り、ビールを飲みながら、数日前に起きた出来事を思い出しました。
その日も風が強く、山の向こうに日が隠れて涼しくなってから、家中の窓や扉を開けて風を通していました。バルコニーへ出る扉も開けていたのですが、十分に大きく開いていなかったようです。
私がバルコニーに出た直後、強い風が家を通り抜け、扉が閉まってしまいました。それだけならよかったのですが、どういうわけか鍵まで掛かってしまったのです。
ほろ酔いのまま、私はバルコニーに締め出されていました。
酔いも一気に覚め、どうしようかと周囲を見回すと、浴室の窓が目に入りました。そこから家の中へ入れそうでしたが、窓にたどり着くには、バルコニーの手すりによじ登らなければなりません。
一歩間違えれば、下へ落ちるような場所です。高さは三階ほどあります。今になって考えると、とても危険なことをしたと思いますが、その時は少し酔っていたこともあり、椅子を足場にして手すりに上り、窓に手をかけました。そして、どうにか浴室の中へ入ることができました。
無事に戻れたからよかったものの、素面だったら、怖くてできなかったかもしれません。その場合は、バルコニーから誰かに助けを求めるしかなかったでしょう。
長くこの家で暮らしていますが、バルコニーに締め出されたのは初めてでした。何事もなかった今は笑い話にできますが、本当に危ないところでした。
これからは、風のある日にバルコニーへ出る時には、扉が閉まらないよう、必ず確認しようと思います。


0 件のコメント:
コメントを投稿