この日は朝から慌ただしく、長い一日になりました。
朝9時、車を預けている修理工場へ行きました。どこに問題があり、修理にはいくらかかるのか、きちんと説明を聞くためです。
まず御主人が車の状態を説明してくれましたが、費用など事務的な話は奥さんが担当しているようで、彼女が来るまで少し待つことになりました。
とはいえ、私はこの後仕事があります。
「もう戻らないといけないんだけど」と言っても、「もう少し待って、もう少し」と引き止められ、結局ぎりぎりまで待つことになりました。
ようやく奥さんが到着し、修理内容と金額を聞いたところ、予想していたよりもかなり高額でした。その場では決めず、「少し考えます」と言って、いったん持ち帰ることにしました。
そして今回は、いつもと少し違う方法で説明を聞いてみました。
これまでは修理工場で言われるスペイン語を、とにかく必死に聞いていました。ただ、そもそも私は車の構造に詳しくありません。スペイン語で専門用語を並べられても、何の話なのか分からないことが多いのです。正直、日本語で説明されても分からない部分はあります。
そこで今回は、修理工場での説明をチャッピーにも聞いてもらい、その場で日本語にして確認しました。
これは随分助かりました。
「スペイン語が分からない」というより、「車の話が分からない」という二重の壁があるので、少なくとも日本語で内容を整理できるだけでも随分違います。
家に戻ってから、今度は車に詳しい友人にも相談しました。「内容を送ってくれたら見てあげる」と言ってくれたので、修理内容をまとめて送りました。高額な修理だけに、すぐに決めず、何人かの意見を聞いてから考えるつもりです。
そんなことをしているうちに、10時からは英会話でした。
生徒さんといっても友人なので、この日はほとんどレッスンにはなりませんでした。彼は少し前までイギリスへ行っていて、今度はフランスへ旅行する予定です。その話をしているだけで時間が過ぎ、結局いつものようなおしゃべりで終わりました。
その後、少し仕事をしてから荷造りを始めました。
この日から二泊、友人宅で犬と猫の世話をすることになっていたのです。
今は自分の車が使えないので、マリに迎えに来てもらいました。二泊だけですし、夏なので服も少なくて済みます。食べ物も少しだけ持ち、簡単な荷物で出発しました。
ところが、車の中で足元にコンピューターのバッグを置いていたため、変な姿勢で座っていたのでしょう。友人宅に到着してしばらくすると、腰が痛くなってきました。
「これは気をつけないと」と思っていたところに、もう一つ困ったことがありました。
世話をするワンちゃんが、足をひどく痛めていたのです。
以前にも同じ足を怪我したことがあり、かなり良くなっていたのですが、また痛めてしまったそうです。私が着いた時には本当に辛そうで、見ているこちらまで困ってしまうほどでした。
足のサポーターはすでに注文していますが、まだ届いていないそうです。
飼い主からは、いつもの倍の痛み止めを飲ませてほしいと言われていました。
薬をそのままでは食べてくれそうになかったので、持ってきていた普通のハムで包み、少しずつ食べさせました。
飼い主からは餌に混ぜればいいと聞いていましたが、私は以前飼っていた犬で、薬だけ器用に残される経験を何度もしています。クリームチーズなどに包んで食べさせていたことを思い出しながら、このワンちゃんにも確実に飲んでもらう方法を選びました。
問題は、その後です。
足が痛くて外へ出られません。当然、トイレにもあまり行けません。
どうしたものかと考えましたが、この犬はおそらく28キロほどあります。私一人で抱えて外へ連れ出すのは無理です。しかも、こちらも腰が痛くなったばかり。無理をして自分まで動けなくなっては困ります。
犬は痛いと言葉で説明できません。
じっとしている姿を見ていると、どの程度痛いのか、何をしてほしいのかも分からず、それが余計にもどかしく感じられます。
とはいえ、今回は二泊だけです。飼い主もそれほど遠くへ出掛けているわけではなく、いざとなれば一時間半ほどで戻って来られる距離にいるとのことでした。その点だけは少し安心です。
朝は車の修理代に頭を悩ませ、昼には荷物を抱えて移動し、夕方には自分の腰と犬の足を心配することになりました。
予定していたこと以上に、次から次へと小さな問題が出てきた一日です。
まずは犬の痛みが少しでも和らいで、無事に二泊を過ごしてくれればと思います。


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