今日は、ハイキング仲間たちとコルクの森へ出かけました。
目的地は、森の奥にある池。以前は鏡のように澄んだ水をたたえ、木々の緑を映していた美しい場所です。けれど、着いてみると驚くほど水がありません。底がひび割れ、あの静かな水面はどこへ消えてしまったのかと思うほど。雨不足のせいか、あるいはどこかで水が流れ出てしまったのかもしれません。
道中では牛やイベリコ豚にも出会いました。イベリコ豚たちは放牧されていて、耳にはタグがついています。どんぐりを食べながら、来年の2月には香り高い生ハムのためにお空に行ってしまうのです。中にはタグのない豚もいて、野生化したのか、イノシシと混ざっているようでした。そんな彼らが山を自由に歩き回る姿は、少し怖くもあり、たくましくもあります。
歩いた距離は短く、前回スペイン語の先生に案内された時は先生が色々説明をしてくれたから1時間半くらいかかったけど、今回はずっと早く着いてしまいました。思っていたよりあっさりとゴールについてしまったので、同じ道を戻りながらのんびり歩き直しました。
土曜日から痛めている足首も、歩いている間は不思議と痛みませんでしたが、帰宅して休むとまたうずき出しました。
ハイキングのあとは、みんなでランチへ。メヌー・デル・ディアを頼んで、冷えたビールで乾杯。いつもながら、歩いた後の一杯は格別です。
今日のハイキングは、イギリスに帰国する友人のための小さな送別会でもありました。彼女は車でこの村まで来ていて、わんちゃんも一緒です。これからグラナダを経て北へ向かい、フランスを抜けて、二週間ほどかけてイギリスへ帰るのだそうです。六十代半ばとは思えないエネルギーです。
ここは左ハンドルの車ですが、イギリス車は右ハンドル、その車で異国を旅していくその姿に、ただただ感心してしまいました。
私も若いころは一人で一ヶ月鉄道でヨーロッパを旅したり、アルゼンチンに行ったりと色々な国を旅行しましたが、最近はすっかり腰が重くなっています。空港が遠いというのもありますが、それ以上に「まあ、コルテス村でいいか」と思ってしまう自分がいます。
今日は雲ひとつない快晴。暖かく、風も穏やかで、まさにハイキング日和でした。秋が深まってきたとはいえ、雨が少なく、キノコもほとんど見かけません。後から合流したスペイン人の女性が「2つ見つけたわ」と笑っていましたが、それくらい乾いているのです。
そんなコルクの森で拾った大きなどんぐりです。
最後までお読みいただきありがとうございます。







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