今日はお天気も良く、家の中では足元に小さな電気ヒーターを置いていましたが、外に出ると日中はぽかぽかと温かい日でした。
昼頃、スペイン人の友人から「ビールでもどう?」と誘いのメッセージが届きました。バルのテラス席に座り、日向ぼっこをしながら2時間ほどのんびりと過ごしました。
彼女とは時々こうして飲みに行きますが、二人きりになると不思議と会話が弾みません。いつもは数人いるんです。
彼女は少し英語を話すので、スペイン語と英語をまぜながらの会話になります。語学力はもちろん大切ですが、それだけでは会話が楽しく転がっていくわけではないんですよね。
かつて村に住んでいて、今はウエルバに引っ越した別の友人がいます。彼女も英語を少し話しますが、こちらとはスペイン語8割、英語2割といった具合で話していると、私の下手なスペイン語でもケラケラ笑いが止まらなくなります。言葉が完全に通じ合っているわけではないのに、会話が自然に弾むのです。
日本語でも同じですよね。日本語を話す人全員と気が合うわけではなく、やっぱり相性というものがあります。言葉よりも、その人のリズムや間、ちょっとした空気感が大きいのかもしれません。
2時間ほど過ごして、話も一区切りついたところで、「シエスタでもするわ」と言って、私たちはそれぞれの午後に戻りました。
日が落ちるころ、バルコニーから見た空はピンク色に染まり、静かに今日を締めくくってくれました。あたたかな陽射しと、少しぎこちない会話の午後。そんな時間もまた、悪くないものです。
![]() |
| 右の点は月です。 |



0 件のコメント:
コメントを投稿