今日は日曜日。久しぶりにロンダへ出かけました。
会いに行ったのは、香港時代の友人の「お友達」。一度だけ軽く挨拶をした程度で、ゆっくり一緒に過ごすのはこれが初めてです。
今はセビリアに数ヶ月滞在しているそうで、わざわざロンダまで足を運んでくれました。
初めて落ち着いて話す人だし、「日本語が通じる=気が合う」ではないことも分かっているので、待ち合わせの瞬間までは少しだけソワソワ。でも実際に会うと全く心配いらず、話が止まらないくらい楽しい時間になり、あっという間に“気の置けない相手”になっていました。
中華系スーパーのお土産とロンダ散策
セビリアのコルテ・イングレス近くに、品揃え豊富な中華系スーパーがあるのですが、そこから日本食品を色々持ってきてくれました。お支払いしないといけないのに、受け取ってくれず、ありがたくいただくことにしました。
荷物を一度車に置きに行き、それからロンダの街をゆったり散策。観光しつつ、お喋りにも花が咲きました。
話題は香港のこと、お互いの今の暮らし、日本語でしか共有できない細かい感覚。スペインにいるのに、日本語の世界へすっと引き戻されるような不思議な感覚でした。
ミシュラン星付きの味をタパスで
お昼は、パラドールの向かいの細い道にある「Tragatapas」へ。以前はミシュランの星を獲得していたレストランのタパス部門で、カジュアルだけれど味は本格派。
注文したのは、
● 細く切った魚を揚げ、骨までカリッと揚げてあるものを、レタスに包んでマヨネーズベースのソースをかけていただく一品。
● 大きめの丸いコロッケのような揚げ物の中に、サルモレホがとろりと入っているもの。店の人には「一口でどうぞ」と言われたけれど、顎の調子が悪いので少しずつ食べたら、中からドロッと流れ出てしまってちょっと恥ずかしい見た目に……。
● イカの揚げ物を挟んだモンタディート。
● そしてクロケタ。
どれもボリュームがあって、お腹いっぱい。一杯くらいワインを飲んでもよかったけれど、帰りは日が暮れるし車なのでノンアルコールビールで乾杯しました。
彼女も長距離バスに乗るので同じくノンアル。こういう節度ある大人の外食も悪くありません。😁
ロンダに行ったら必ず行く場所
少し観光もしました。闘牛場のあたりに広がる絶景、そしてもちろんヌエボ橋へ。
ヌエボ橋は下から眺められるポイントがあって、行きは下りなので軽い足取りで向かえますが、帰りはずっと上り。今回は途中まで行って引き返しました。
「続きはまた次回のお楽しみ」ということで、下から見上げる橋はまたの機会に。
カフェで味わう季節のマサパン
旧市街のロンダ市役所の辺りを散策した後、また新市街に戻って私がロンダへ来ると必ず寄るお気に入りのカフェへ。ケーキが並ぶショーケースも魅力的で、コーヒーもいつも安定の美味しさ。
この季節は「マサパン」が並びます。松の実を使った柔らかいお菓子で、甘いけどくどくなく、抹茶にも合いそうな味わい。私はこれが大好きで、コーヒーと一緒にゆっくりいただきました。
名残惜しいけれどバスの時間があるので、ショッピング通りを少し歩いた後、バスステーションへ向かいました。そして楽しい時間もここで終わりです。彼女はセビリア行きのバスに乗り、私は車でコルテス村へ向けて出発。
こうして久しぶりにロンダで過ごした日曜日は、思っていた以上に楽しくて心に残る時間になりました。
“家で飲まない”という小さなルール
家に着いたのは19時半ごろ。今日は車だったのでお昼に飲めなかった分、少しだけ飲みたい気分に。
でも私は家にお酒を常備しないようにしています。
というのも、以前スーパーで24缶や36缶セットが安く売られているのを見てつい買ってしまい、結局毎日飲んでしまう…という悪循環がありました。
安いようでいて、身体にも財布にも優しくない習慣。
だから今は、飲みたいときだけバルに行くか、必要な分だけ数缶を買うルールにしています。
今日は帰りにKioskoで缶ビールを3つだけ買い、いただいたお蕎麦を茹でて、ゆったりした夜を過ごしました。
次の約束
今日会った友人とは、次はコルテス村に遊びに来てもらう約束をしました。
それに、セビリアで私のスペイン人の豪快な友人たちと一緒に飲めたら絶対楽しいはず。
次の再会がすでに楽しみです。
最後までお読みいただきありがとうございます。










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