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| 2025年3月3日カディス駅にて撮影 |
今朝、シンガポールに住んでいる友人からLINEが届きました。
「スペインで列車事故があったけど、乗っていなかった?」
という、私の身を案じるメッセージでした。
その時点では私はまだニュースを見ておらず、何のことか分かりませんでした。
慌てて報道を確認し、思わず言葉を失いました。
昨夜8時前、暗くなった時間帯に、
Iryoの高速列車が、アダムス(コルドバ県)付近で脱線し、隣の線路に侵入して、Alvia列車と衝突する事故が発生しました。
脱線したのは、
マラガからマドリード(プエルタ・デ・アトーチャ駅)へ向かっていた
Iryo 6189列車。
衝突した相手は、マドリードからウエルバへ向かっていた
RenfeのAlvia列車でした。
ここで、今回衝突した列車について簡単に整理しておきます。
Iryoは、スペイン国鉄とは別の民間会社が運行する高速列車で、AVEと同じ高速鉄道網を走る、新しいタイプの高速サービスです。
一方のAlviaは、Renfe(スペイン国鉄)が運行する長距離列車で、高速線と在来線の両方を走り、マドリードと地方都市を結んでいます。
つまり今回の事故は、
異なる会社の「高速・長距離列車同士」が関係した事故でした。
その後、シンガポールの友人だけでなく、日本や香港に住む友人たちからも
「大丈夫?」
「事故に巻き込まれていない?」
という連絡が次々に届きました。
遠く離れた場所にいても、ニュースを見てすぐに私のことを思い出してくれたことに、ありがたさと同時に、今回の事故の衝撃の大きさを感じました。
私自身、マドリードへ行くときは、
「ロンダから急行のタルゴに乗るか、アンテケーラで乗り換えて高速列車を利用する」
という、まさに今回の事故現場を通るルートを使います。
だからこそ、この事故は決して他人事ではありませんでした。
もともとスペインの列車は、日本のように時刻通りに走るとは限りません。遅延は珍しくなく、乗り換えがある場合は、「少し余裕」ではなく、「十分すぎるほどの余裕」を見ておかないと安心できません。
それでも、車窓から景色を眺めながら移動できる列車旅が好きで、多少の遅れは「これもスペイン」と受け止めてきました。
しかし今回、IryoとAlviaという、日常的に使われている高速・長距離列車が関係する事故を知り、
これまでどこかで信じていた
「高速列車だから大丈夫だろう」
という感覚が、大きく揺らぎました。
列車旅が好きなだけに、今回の事故は非常に不安になります。
最後に、
犠牲になられた方のご冥福を心よりお祈りするとともに、この事故によって深い悲しみの中にあるご家族や関係者の方々に、
心からお悔やみを申し上げます。
そして、負傷された方々が一日も早く回復されること、同じような事故が二度と起こらないことを、強く願っています。
日常の移動手段として利用している列車だからこそ、安全が当たり前であることの重みを、改めて考えさせられる出来事でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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