お問い合わせは ⇒ shiroimura.cortes☆gmail.com 迄、ご連絡くださいませ。(お手数ですが、☆を@に変更下さいませ)
コルテス村の地図 ⇒ こちら
【村の行事】2026年
祝日2月28日(土) Dia Andalucia、3月7日〜8日 カーニバル(予定)

2026/01/30

1月30日(金) 小さな揺れがあった朝の村

昨日まで続いていた雨は、今朝はいったん止んでいました。ただ、空はまだ重たく、午後からまた降り出すらしい、という予報です。いつものこととはいえ、すっきりしない天気が続くと、気分まで少し湿ってきます。

雨は止んでいるものの、風がとにかく強く、地面には折れた小枝や葉がたくさん落ちていました。頭に当たると危ないので、フードを深くかぶって歩きます。多少は衝撃を和らげてくれるだろう、と自分に言い聞かせながらの散歩です。

ここ一週間ほど、ほとんど外に出ていなかったので、身体も気持ちも少し鈍っているのを感じます。様子見のつもりで、今日はほんの短い距離だけ歩くことにしました。

歩いていると、サイレンを鳴らさない救急車が静かに通り過ぎていきました。この村の救急車は、よほどの緊急でない限り、音を鳴らしません。人口二千五百人ほどの村に、公的な救急車は二台。夜間や緊急時には、こうして静かに動き出します。

必要とあらば、ヘリコプターでマラガの病院まで運ばれることもあります。公的医療は基本的に無料ですが、手術などは順番待ちが長く、白内障の手術でも何年も待つことがあると聞きます。

プライベート医療という選択肢もありますが、ここからだと病院まで車で一時間半。距離を考えると、現実的ではない気もしています。

それでも、公的医療が待ちきれない場合は、何千ユーロもかけてプライベート病院で治療を受ける人もいます。そんな医療事情もここにはあるのです。

足元に目をやると、オリーブの実がたくさん落ちていました。誰も収穫しない木なので、風雨のたびにそのまま地面に落ちていきます。

川の様子も気になり、高台から眺めてみました。水位はまだ高いものの、ピークは過ぎたようで、少し安心しました。

雲の流れはとても速く、ふとした瞬間、雲の切れ間から太陽が顔を出します。ほんのわずかな陽射しなのに、思わず「気持ちがいい」と声に出したくなるほどでした。

実は今朝、もう少し寝ていようと思っていました。昨夜、クラウドに残っていた自動編集の動画をいくつかダウンロードしていたのです。

GoProのサブスクリプションはすでに解約していて、「残り一日でデータが消えます」という最後の通知が届いていました。ダウンロードした動画を見返すと、「ああ、こんなの撮っていたな」と懐かしくなり、つい時間を忘れてしまいました。

そんな浅い眠りの中で、明け方に、ドンという音と一緒に、わずかな揺れを感じた気がしました。目を覚まして周囲を見ても、カーテンも照明も揺れていない。気のせい、あるいは夢だったのかもしれません。

ただ、この辺りでは、大雨が何日も続いたあとに、ごく小さな地震が起きることがあります。地盤が緩んだせいだろう、と言われています。思い返すと、これまでにも何度かそんなことがありました。大きな地震はほとんどない土地ですが、それでも自然は油断させてくれません。

雨続きのせいで、家の木製のドアが湿気を含み、きちんと閉まらない部屋があります。無理に閉めて、完全に開かなくなってしまっては困るので、半開きのままにしています。寒さと引き換えに、今はそれが一番無難な選択です。

散歩の帰り、八百屋さんとパン屋さんに立ち寄りました。早い時間だったので、すぐに買い物はできましたが、振り返ると、あっという間に人が並んでいます。ここの個人商店は対面式なので、一人ずつ終わるのを待つしかありません。早く来て正解でした。

店先では、今朝の揺れの話題になりました。私だけの気のせいだと思っていたのですが、何人もが「確かに揺れた」「怖かった」と言います。やはり、あれは地震だったのだと、その時に確信しました。

帰宅してから、もしもの時の動き方を、頭の中で少し整理しました。木製のドア、頑丈な鍵、どこから出るか。寒さを我慢してでも、作業場所を玄関のドアに近い部屋へ移したほうがいいのかもしれません。

大げさに構えるほどではないけれど、「考えておく」ことはやはり大切だと思います。

雨の合間に差し込んだ、あの一瞬の陽射しを思い出しながら。

今日もまた、静かに村の一日が進んでいきます。

アーモンドの花

最後までお読みいただきありがとうございました。


0 件のコメント:

コメントを投稿