昨日は本当によく雨が降って、夜のあいだも「川は大丈夫だろうか」と、少し気がかりでした。
けれど今朝、バルコニーに出てみると、驚くほど澄んだ青空が広がっていました。雲ひとつない空。
反対側には、低い位置に雲海が横たわっています。
川の様子を高いところから見られたら、と思ったものの、ちょうど雲の下に隠れてしまっていて様子はわかりません。
冷たい風が吹いています。でもその冷たさが、不思議と心地いい。凍えるような寒さではなく、空気が澄んでいるのを感じる「いい寒さ」です。
雨のおかげで、草木は一斉に勢いを取り戻し、村のあちこちは重なり合う緑で満ちています。冬なのに、緑の層が厚くなっていくのを見るのは、少し不思議で、でも美しい。
水が通る場所の記憶
この村には川はありません。でも、大雨のあとだけ現れる「川のような場所」があります。山から水が一気に流れ下り、普段は乾いた場所が小川になるのです。
そこに住む友人の家は、去年の豪雨で大変なことになりました。濁流が押し寄せ、川の両脇にあった小ぶりの木や藪が流されてしまったのです。
実際に遊びに行ってみると、かつては小川の向こう側が見えず、自然の塀のようだった場所に、左上の方に家が見えたり、鳴き声だけ聞こえていたロバの姿が見えたりして、景色がすっかり変わっていました。
コルテス駅のある村を流れる川も、私がここに来てから何度か氾濫しています。家が浸水し、泥の掃除を手伝いに行ったこともありました。
濡れた土は驚くほど重く、シャベルで掬うたびに「土って、こんなに重くなるんだ」と実感したものです。乾くとチョコレートのようにひび割れて、パリパリになる。その変化も、自然の力の一部なのでしょう。
太陽がある日常と年に一度のRoscón de Reyes
数日は天気に恵まれそうで、それだけで気持ちが軽くなります。
激しい横殴りの雨の日は、シャッターも窓もすべて閉め切ってしまうので、昼なのか夜なのか分からなくなります。でも今日は違う。外の景色を眺めながら過ごせるだけで、心まで明るくなります。
午後は、明日の朝に食べるロスコンを取りに行く予定です。
毎年バル兼ベーカリーで買っていますが、今は事情があってベーカリーは臨時休業中。でも、ロスコンだけは作ってくれるというので、予約しています。
ロスコンの中には、豆や小さな人形が入っています。うっかり噛まないように注意が必要ですが、人形が当たった人が「来年は買う役目」になる、という習わしもあって、ちょっとした運試しのようなもの。
大きいので、余ったら冷凍して、また別の日に楽しむこともできます。
新年の挨拶
村を歩くと、あちこちから新年の挨拶が聞こえてきます。
週末は天気も悪く、人もあまり外に出ていなかったので、今日が「今年初めて顔を合わせる日」という人も多いようです。
郵便局で私書箱に郵便物がないか確認し、銀行では挨拶がてらカレンダーをもらいました。もう残りが少なくて、間に合ってよかった。
書き込み用ではないけれど、一年が一目で見渡せるページがあって、それが私はとても気に入っています。
家に戻ると、雲海は少し縮まり、空にはまた雲が増え始めていました。
最後までお読みいただきありがとうございました。







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