水曜日から、いつも暮らしている村を離れ、駅のある別の村に来ています。
ここには、知人の一軒家があり、今回は家族が旅行に出かける間、ワンちゃんと猫ちゃんの世話を頼まれました。村の家々が隣り合う場所とは違い、ぽつんと建つ一軒家。犬がいて、猫がいて、そして静かな時間が流れています。
滞在はたったの二泊。
本当なら少しリラックスしたいところですが、今回は仕事が立て込んでいて、水曜も木曜もほとんど家にこもりきりでした。場所は変わっても、やっていることは自宅とあまり変わらない、そんな感じです。
それでも木曜日には、ほんの少しだけ散歩に出ました。ただ、途中で鎖につながれた中型犬に激しく吠えられ、そこで引き返すことに。
実は昔、繋がれていた若いメスの大型犬が綱を引きちぎって飛び出てしきて、私の愛犬が襲われた経験があり、それ以来、犬に吠えられると体が強張ってしまうのです。
今お世話しているワンちゃんは足を少し悪くしているので、何かあっては困る。先に行きたい気持ちを抑えて、早々に戻ってきました。
今日、金曜日には家族が戻ってくる予定です。
行き先はグラナダ。雨続きだったのですが、出発日からお天気になり、滞在中は晴れ。グラナダの厳しい寒さの中、良い時間を過ごしているようです。
大学生の娘さんが一時帰省しており、そのタイミングでの家族旅行。
しかも、なかなか取れないと言われているアルハンブラ宮殿のチケットが、直前で取れたのだとか。何か月も前から予約しないと無理、と聞いていただけに、それは本当に運が良かったと思います。
移動は列車も検討したそうですが、今はアンテケラ駅での乗り換えが必要で、待ち時間も長い。結局、車での移動を選んだそうです。排ガス規制がグラダナでは導入されたようで、都市部ならではの制限も増えていますが、それも時代ですね。
ここの家族は多国籍。
奥さんはアイルランド人、ご主人はフランス人。娘さんはスペイン育ちで三か国語を操ります。家庭の中に自然に複数の言語が行き交う環境は、いつ見ても興味深く、少し羨ましくもあります。
この家にはプールもあり、夏に来られると本当に最高です。
特に6月。オリーブの花粉が終わって花粉症から解放される直後の初夏は、暑すぎず、プールにも一日中入れる。ビール片手に水に浮かぶ時間は、まさに天国。頼まれるなら、6月が一番嬉しい季節です。
![]() |
| 2021年夏 |
もっとも、滞在でいちばん大変なのは「移動」。
旅行ではなく、生活を丸ごと持ち込む感覚なので、荷物がどうしても多くなります。ノートパソコンに加えて、ポータブルモニター、各種ケーブル類。必ず何かを忘れて、途中で取りに戻る羽目になるのも、もはや恒例です。
食べ物も同じ。
「家にあるものを食べていいよ」と言われても、やはり勝手が違います。バターとかオリーブオイルなどは使わせてもらいますが、料理するには菜箸がいります。
西洋人は上手にフォークで料理しますが、私はやっぱり菜箸。
たった二泊なので、うどんで済ませようと思い、顆粒出汁は持ってきたのに、肝心の醤油を忘れてがっくり。
夜は寒さ対策も欠かせません。
ここにはペレット式の暖炉があり、火をつけると家の中は意外なほど暖かい。それでも寝るときのために湯たんぽは必須。こうして荷物はどんどん増えていきます。寒がりな私は、万が一に備えて寝袋まで持参しました。
それでも、ワンちゃんと一緒に過ごす時間は、やはり楽しい。もう自分で犬を飼うことはできないけれど、こうして時々、誰かのワンちゃんの世話をするくらいが、今の自分にはちょうどいい。責任と距離感、そのバランスが大切ですね。
そんな二日間を過ごしました。帰りの移動があるので、どうか雨が降りませんように、と空を見上げながら思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。





0 件のコメント:
コメントを投稿