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【村の行事】2026年
祝日2月28日(土) Dia Andalucia、3月6日(金夜)〜8日(日) カーニバル

2025/12/14

12月14日(日) 夕方の散歩は、だいたい誰かに捕まる

昨日は一日中、台風のような強い風。シャッターを下ろし、家にこもって過ごしました。

今朝もそのシャッターを下げたまま、本当は朝のうちに散歩に出ようかと思っていたのですが、お天気は悪いまま。

風も完全には収まらず、気づけば夕方。少しだけ太陽が顔を出したのを見て、ようやく外に出る気になりました。

ただ、この時間に出ると問題があります。

夕方の散歩は「捕まる」

夕方の散歩は、ほぼ確実に誰かに捕まる。バルの前を通れば、必ず誰かがいて、立ち話が始まってしまうのです。

だから本当は、朝に歩くのが一番いい。それは分かっているのですが、今日は仕方ありません。

外に出たときは太陽が出ていたのに、歩き始めると空はみるみる暗くなってきました。

「雨、降らないでほしいな」

風邪をひくのも嫌だし、何よりスマホが濡れるのが一番嫌です。


バルでの立ち話と、旅立つ人たち

案の定、バルで立ち止まりました。

いたのはマルコス、シノーブ、そしてポール。みんな帰る直前だったので、私は一杯だけ飲んで失礼することに。

マルコスは来週、ドイツへ行くそうです。

彼はティーンエイジャーの頃からの友人をサポートしていて、その友人はヘビーメタルバンド「テスト・チューブ」のギタリスト。毎年ドイツツアーがあり、マルコスはドライバー兼、予備のギタリストとして同行します。

ドイツではヘビーメタルの人気が根強く、昔からのファンが今も健在。この旅は毎年恒例です。

そういえば、コロナ前にそのツアーから戻ってきたマルコスは、ひどい風邪をひいていました。

今思えば、あれは多分コロナをもらって帰ってきたのだと思います。

一方、シノーブたちはデンマークへ。

彼女はデンマーク人で、成人している子どもたちは向こうにいます。クリスマスを家族で過ごすため、航空券が高くなる前に出発するそうです。

来週あたりから、こちらも本格的なクリスマスの移動ラッシュ。

出発前に会えたのは、よかったなと思いました。

40年前のベンツと、カセットテープ

バルを出て歩き出すと、近くのバイク屋さんの店主が、ちょうど到着したところでした。最近購入したという 40年前のベンツ を見せてくれます。

グレーの渋いボディ。
運転席に座れ座れと勧められ、車内をあれこれ説明してくれました。

「高いでしょ?」と聞くと、
「2,500ユーロくらいで安いよ」とあっさり。
価値観は人それぞれです。

その車で一番心を引かれたのは、カセットテープでした。

音を流してくれたものの、途中で止まったり、また動いたり。でも、それが妙に懐かしい。

カセット、いいんですよね。


道の違いと、飛ばない音楽

このあたりの道は、日本のように滑らかではありません。
普通に走っていても車体はゴトゴト揺れます。

そうするとCDはすぐ飛ぶ。
でも、カセットは飛ばない。

日本に帰るたび、道路の滑らかさに驚きます。
ほとんど振動がない。だからCDが飛ぶなんて、ここに来るまで知りませんでした。

滑らかな道は「当たり前」という日本の常識は世界の常識ではないのです。

年齢の話は、もう十分

話は前後しますが、バルを出る前、支払いを済ませるときにまた一人に捕まりました。

彼は、私がこの村に来た頃、唯一結婚式に出席した人。もう20年以上前の話です。

一緒にいたのは30代後半の村の女性が二人。

彼が、周囲に向かって私の年齢の話を始めました。

「日本人は若く見える」
「実年齢が分からない」

この話、何度目でしょうか。

海外では年齢を聞かれない、という話を時々聞きますが、あれは幻想です。

聞かれます、何度も、何度も。

私がここでは“少数派”、というか「ただ一人」、見た目から年齢が推測できない。スペイン人同士なら、だいたい分かる。でも私の場合は分からない。だから聞きたくなる。

理屈は分かります。

それでも、正直もう勘弁してほしい。

「あなたたちが老けて見えるだけよ」と言いたくなる気持ちを、今日もぐっと飲み込みました。

曇り空の下で思うこと

空は相変わらず曇り、雨がいつ降ってもおかしくない様子です。

それでも、歩いているとやっぱり思います。

散歩は、いい。

こうして考えごとを抱えたまま歩ける時間は、やっぱり大切だな、と。

※下の写真は、村のクリスマスの飾り付けです。






最後までお読みいただきありがとうございました。


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