昨夜は激しい雨と風で、少し怖くなり、なかなか寝付けませんでした。
朝方には雨足は弱まりましたが、空はどんより、時折青空をのぞかせたりもしましたが、安定しないお天気の一日。結局、いつもの朝の散歩にも行けませんでした。
そんな静かで落ち着かない朝に目にしたのが、マドリード近郊でコウノトリが大量に死んでいるというニュースでした。
身近な存在としてのコウノトリ
コウノトリというと、日本では特別な鳥という印象があるかもしれません。
でもスペインで暮らしていると、コウノトリはふとした瞬間に出会う鳥です。
私の住んでいる村では、頻繁に見かけるわけではありませんが、実際に自分の目で数回見たことがあります。
数日間だけ村にやってきて、家の屋根の上で休んでいる様子を写真で見たこともあります。休息を取った後、南下していくのでしょう。
その写真を見たとき、「今、ここに来ているんだ」と思い、嬉しくなりました。
教会の上の、にぎやかな巣
印象的だったのは、カディスのエル・プエルト・デ・サンタ・マリアで見た光景です。
教会の上に、いくつものコウノトリの巣があり、そこには子どもの鳥もいて、とても可愛らしかったです。
大きな巣の中で、親鳥に守られながら動く子どもたち。
「ああ、ここでちゃんと命がつながっているんだな」と感じさせてくれる風景でした。
写真を撮ったのですが、どこのファイルにあるのか思い出せず、掲載できなくて残念です。
アルヘシラス近くの、いつもの嬉しい瞬間
ここから鉄道で1時間ほどのアルヘシラスの一つ前の駅に近づくと、鉄道の電柱の上に巣を作っているコウノトリを見かけます。
車や電車で移動中、ふと視線を上げると、そこに巣がある。
それを見るたびに、思わず「わ〜」と声をあげてしまいます。
特別な観光名所ではないけれど、そんな日常の風景が、いつの間にか好きになっていました。
だからこそ、今回のニュースは胸に残る
そんなコウノトリたちを思い浮かべると、マドリード周辺で多くのコウノトリが死んでしまったという事実は、とても悲しく感じます。
「この先、あの子たちはもうこちらには来なくなるのだろうか」
「教会の上や、電柱の巣は、いつか空っぽになってしまうのだろうか」
そんな心配が、静かに胸に広がりました。
昨夜の荒れた天気と、今朝の重たい空。
そんな一日の始まりに触れたこのニュースは、ただの海外ニュースではなく、これまでに自分の目で見てきた風景と重なって、強く心に残りました。
屋根の上で休んでいた姿。
教会の上に並ぶ大きな巣。
鉄道の電柱の上で親鳥を待っていたひな鳥の姿。
これからも変わらず、スペインの空の下で、コウノトリたちに会える日常が続いてほしい。
そう、心から願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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