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【村の行事】2026年
祝日2月28日(土) Dia Andalucia、3月6日(金夜)〜8日(日) カーニバル

2025/12/26

12月26日(金) ドライヤーが壊れた朝、年末の寒さの中で

こちらでは26日は特別な祝日ではなく、いつも通りの平日です。それでも休みを取っている人は多いのでしょう。村の中は車が多く、いつも停めている場所はすでに満車。いったん車を動かすと、ずいぶん遠くに停める羽目になりそうで、今日は触らないことにしました。

空には薄い雲が流れ、体の芯まで冷えるような寒さです。

朝、シャワーを浴びて髪を乾かそうとしたとき、ドライヤーの様子がおかしいことに気づきました。以前からスイッチを入れてもすぐに動かず、しばらくしてからようやく回り出す、そんな不安定な状態だったのです。

「中に何か詰まっているのかも」

そう思ってドライバーで小さなネジを外して、上の部分を開けてみましたが、出てきたのは少しの埃だけ。それを取り除いて、もう一度スイッチを入れた瞬間、

パチッという音とともに、完全に沈黙してしまいました。

こんな寒い日にドライヤーが動かないなんて、今年最後の叫びたい瞬間、「叫びおさめ」というべきでしょうか。

少し前にアマゾンで注文しようか迷って、そのままにしていたことを思い出し、軽く後悔。髪はまだ濡れたまま。タオルで水気を取り、冷たい空気の中を急いで近所の家電と家具を扱う店へ向かいました。

その店は対面販売式、というか村の個人店はほぼ対面式です。店員さんは一人だけ。先客の親子が長々と相談をしていて、さらに途中から別の年配の男性が割り込むように話に加わり、なかなか順番が回ってきません。

私はもう、性能も色もどうでもよく、とにかく今すぐ使えるドライヤーが欲しいだけ。棚に並んだ中から目についたものを指差し、「これでいいです」と言える瞬間を、ひたすら待ちました。

ようやく会計を済ませた頃には、コーヒーでも飲んで一息つきたい気分でしたが、まだ髪は濡れたまま。冷たい風に当たるのが怖くて、まっすぐ家に帰りました。

新しいドライヤーは、驚くほどスムーズに動きます。風も安定していて、音も軽い。長年使っていた古いものとの差を、こんなにもはっきり感じるとは思いませんでした。

電化製品といえば、以前こんなこともありました。

部屋に置いてあった大家さんの古いテレビ。ほとんど使わないまま年月が経ち、ある日ふと思い立って電源を入れた途端、焦げたような匂いが立ち上り、やがてうっすらと煙まで出てきたのです。慌ててコンセントを抜きましたが、部屋中に広がったあの嫌な匂いは、なかなか消えませんでした。

その夜は心配で眠れず、朝方まで何度も部屋の空気を確かめていました。後日、友人二人が来てくれて、その思いテレビを運び出して処分してくれました。

使っていなかった電化製品を、ある日突然動かそうとすると、あるいは長期間使って古くなった電化製品を使うと、こういうことが起きる。

ドライヤーもテレビも、そのことを身をもって教えてくれました。

長い間動かさなかった機械の油が固まってしまうように、電化製品も、定期的に電気を通し、使ってあげることが大切なのかもしれません。

ときどき「命を吹き込む」こと。それが、長持ちさせる秘訣なのだと、今は思います。

こちらでは年末年始も日本ほど一斉に休むことはなく、元日は祝日でも、2日からはもう通常通り。31日はパーティーの日で、にぎやかに新年を迎えますが、休みの取り方は人それぞれです。

夕方の散歩、さらに空気は冷たく、吐く息が白くなります。

夕日で赤くなった山

そんな寒さの中で、新しいドライヤーの温風を思い出しながら、今日の出来事を静かに振り返っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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