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【村の行事】2026年
祝日4月3日(金) Viernes Sano、3月29日(日)〜4月5日(日) セマナサンタ

2025/12/18

12月17日(水) 20年ぶりに歩いた道をのんびりハイキング

数日続いた雨と重たい空気が嘘のように、今日は朝から澄んだ青空が広がりました。やはり、晴れるとそれだけで気持ちが軽くなります。

今日は仲間たちとハイキングへ出かけました。場所はコルテス村から車で25分くらい行ったところになる白い村のモンテハケの近く。そこから少し入ったところにある、大きな私有地の中の古い道です。

私有地とはいえ、その道は昔から使われてきた“通行の権利が残る道”。決められたルートから外れなければ入ってもいい場所で、家の近くには近づかないよう注意書きもあります。今回はそのルールを守りながら歩いてきました。

実はこの道、私が20年ほど前に一度歩いたことのある場所でした。中に足を踏み入れた瞬間、「そういえば、あの時は愛犬を連れていたな」と、次々と記憶がよみがえってきました。

当時一緒に歩いたのは、イギリス人のカップルともう一人、そして私の犬。ボクサー犬で、とにかく力が強く、途中から誰かにリードを持ってもらったことも思い出しました。たしか、他にも犬がいたような気がします。

その頃、この辺りのハイキングルートをまとめた本を書いたイギリス人がいて、その地図を頼りに歩いたのでした。最後の方で土地のオーナーが出てきて、「ここから先はダメだよ」と言われ、かなり家の近くまで行ってしまったな、という曖昧だけれど印象に残る記憶。ずっと覚えていた場所に、今日また戻ってきたのです。

雨上がりの道は少し泥っぽく、この辺り特有の粘土質の土のせいで、歩くうちに靴がだんだん重くなります。最初はひんやり寒かったのですが、木陰を抜けて太陽が当たり始めると一気に暑くなり、重ね着していた上着を一枚、また一枚と脱ぎながら歩きました。

今日は10人のグループ、クリスマスも近いのでそれにちなんだ赤い帽子をみんな被って参加です。

そして、まだ9〜10か月ほどの若いマスティン・エスパニョールが一緒に来ました。

すでに40kgは超えていて、成犬になれば60kg以上になる大きな犬です。体は大きくても、まだ子犬の雰囲気が残っていて、とても愛らしい存在でした。

ハイキングの後は、車で10分ほどのベノアハン村へ移動し、バルでタパスを。


最初は日向で心地よかったテラス席も、時間が経つにつれて建物の影に入り、少し冷えてきました。そして3時半ごろに解散し、それぞれ帰路につきました。

今日のメンバーは、イギリス人、スペイン人、日本人の私、ベルギー人、デンマーク人など、実に国際色豊か。バルのイベントなどで顔を合わせたことはあっても、きちんと話すのは初めてという人もいました。

コルクの林の中を歩きながら話していると、不思議と距離が縮まります。

あるカップルはこの地域でホテルを営んでいて、以前はシンガポールに数年、その前はジャカルタに18年も住んでいたそう。別の人は、最近隣村に家を改修して住み始め、イギリスとこちらを行き来する生活。さらに話を聞くと、インド生まれで幼少期にイギリスへ戻り、大きなカルチャーショックを経験したという話もありました。

皆それぞれに、驚くほど多彩な人生を歩んできています。話を聞いているだけで時間が足りず、「また続きは次に聞かせてね」と言って別れました。

私自身も、ここに来る前はそれなりにいろいろな国を旅しました。でもここに住み始めてからは、日本へ帰ることを優先したり、犬がいたりして、あまり動かなくなりました。それでも、こうして人の話を聞くと、改めて「世界は広い」と感じます。

特に、西洋の人たちの若い頃の話や、さらに上の世代、いわゆる“本物のヒッピー世代”の話には、圧倒されることばかり。日本が後から経験してきたことを、彼らはもっと早い時代に体験してきたのだな、と実感します。

共通しているのは、「ハイキング」というゆるやかな目的で集まったこと。

競争でもなく、急な坂をどんどん登るわけでもなく、「楽しく、無理なく歩きましょう」という集団です。

こうして一緒に歩き、話し、時間を共有することで、人との距離が自然と縮まる。それを今日、あらためて感じました。このグループが立ち上がって本当に良かったと思います。

次のハイキングが、もう楽しみです。

 家に戻ってゆっくりしていたら、バルコニーから見える景色に思わず見入ってしまいました。太陽が沈む日が山に当たって赤く染まっていました。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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