昨夕から降っていた雨も上がり、朝は青空が広がりました。
一日この天気が続くかなと思いましたが、午後から少し雲行きが怪しくなったものの、天気はなんとか持ちそうな気配。
今日は、コルテス駅村で毎年行われている「ベレン・ビビエンテ(キリスト降誕劇)」を見に行ってきました。
この降誕劇は、コルテス駅村の役場前の広い広場で行われます。舞台にするには申し分のない場所で、私はほぼ毎年足を運んでいます。
いつもは昼間の公演を見るのですが、今回は初めて夕方6時半からの夜公演でした。雨が心配でしたが、会場に着くころには雲も切れ、結局一滴も降らず、ほっとしました。
夜の会場は、昼間とはまったく違う表情でした。セットはとても美しく、あちこちに松明の火が灯され、暗闇の中に温かな光が揺れています。
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| 2023年昼の部 |
昼間の公演では、小やぎや子羊、子豚たちが柵の中にいて、まるで本物の村のようなセットですが、夜は動物たちの姿なく、その点だけは少し残念でした。
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| 2023年昼の部、仔山羊たち |
それでも、ロバはしっかり登場していて、マリアを連れて旅をする場面を演じていました。若いロバで、走り出しそうになるのを押さえて歩くのが少し大変そうだったのも、かえって現実味がありました。
旅の果てにたどり着くのは羊小屋。そこで赤ちゃんが誕生する場面になります。その赤ちゃんは、天使役が抱いて運んでくるのですが、今年生まれた本物の赤ちゃんです。この寒空の下で大丈夫なのかと心配になりましたが、無事に登場しました。イエス・キリストの誕生、クライマックスです。
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| その後はお人形にかわります。 |
ここでは、ロバも動物も、干し草もすべて村の人たちの“自前”。街中でやるなら手配が大変ですが、ここの環境なら自然に揃ってしまう。
それを見ると、「これこそが本当の意味でのエコシステムだな」と、毎回感心します。キリスト教の国では、この降誕劇に参加すること自体がひとつの名誉でもあり、村全体の誇りでもあります。
劇の途中には、王様たちの行列や、付き従う若いダンサーたちも登場します。綺麗で少しセクシーな衣装をまとった村のティーンエージャーの女の子たちが踊る姿は、とても楽しそうで華やかでした。
こちらでは「きれいな衣装を着て舞台に立つ」こと自体が大きな喜びなのだと、見ていて伝わってきます。写真撮影も自由で、誰もそれを咎めません。文化の違いを感じる瞬間です。
10年以上前には、上半身裸で本格的なアクロバット風に踊る男の子二人組がいました。すでにダンスを習っていたようで、その後はその道に進んだと聞いています。
この地域では、新体操やダンスが盛んで、ロンダの方まで習いに通う子もいます。今回の女の子たちの踊りはアクロバット的なものはなかっったものの、みんな綺麗で、衣装も大胆で、思わず見入ってしまいました。
今回の公演は、すべて事前にレコーディングされた音声に合わせて進行する形式でした。
冒頭では、ティーンエージャーの男の子がバイオリンを生演奏していて、少しハウリングしてしまったのは残念でしたが、それもまたライブらしさです。
幼いマリア役の子どもの歌声もとても可愛らしく、録音に合わせて口ずさむ姿が印象的でした。












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